世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産で、潜伏キリシタンが信仰の共同体を維持するために選んだ移住先の一つ。18世紀末、五島藩と大村藩の協定により、大村藩の外海地域から潜伏キリシタンの農民が、久賀島にも開拓民として移住。永里や細石流[ざざれ]、大開[おおびらき]、五輪などの集落をつくった。観音像をマリア像に見立てたマリア観音に祈りをささげるなど、集落ごとに指導者を中心にひそかに信仰を続けたという。明治元年(1868)から始まったキリシタン弾圧「五島崩れ」のきっかけは、久賀島の潜伏キリシタンらが長崎で洗礼を受けたことから。今も島内には「牢屋の窄殉教事件」などの史跡が残り、仏教徒の島民と行った漁網の巻き揚げ作業のロクロ場跡、解禁後に建てられた浜脇教会や旧五輪教会堂、各集落に残る潜伏キリシタンの墓地などが歴史を物語っている。
住所 | 長崎県五島市田ノ浦町・久賀町・猪之木町・蕨町 |
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TEL |
0959-72-6782 (五島市政策企画課) |
営業時間 |
散策自由 |
定休日 |
散策自由 |
料金 |
散策自由 |
アクセス |
公共交通:福江港→木口汽船シーガルで20分、フェリーひさかで34分、田ノ浦港下船 |
駐車場 |
なし |
文化財情報(観光) |
世界遺産(構成資産含む)・重要文化財(建造物) |
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長崎県南松浦郡新上五島町小串郷1074
長崎県南松浦郡新上五島町奈良尾郷712-3