あれこれ迷うバレンタインチョコ。「やっぱり自分用♪」の9選!【るるぶ&more.部活動レポートvol.4】【前編】
こんにちは! るるぶ&more.編集部です。2019年の夏からスタートした「るるぶ&more.部活動」。第4弾は「#バレンタインチョコ部」と題して、フェリシモの“チョコレートバイヤーみり”さんに、今注目&ここでしか味わえない世界のローカルチョコをたくさん教えていただきました!
「#バレンタインチョコ部」講師、“チョコレートバイヤーみりさん”って何者?
今回講師としてお迎えしたのは、フェリシモの“チョコレートバイヤーみり”さん。これまでの23年間に484ブランド・約2400種類のチョコレートを輸入販売した実績をもつツワモノです。日本に「初上陸」させたチョコレートは、なんと244ブランド以上! チョコレートラバーたちの憧れの存在なのです。
部活動の会場は、東京・赤坂にある「SOCIAL SPACE AKASAKA」。講師とご参加のみなさんを待つ会場は、すでにチョコレートのあま~い香りに包まれています。当日は雪まじりのあいにくの空模様でしたが、たくさんの方がお集まりくださいました。ありがとうございます!
お待たせいたしました。みりさん、登場! 素敵なファッションをよーくチェックしてくださいね。帽子・ワンピース・ブローチ・腕時計・そしてネイルにいたるまで、ぜ~んぶチョコレートデザイン&チョコレートカラー! 手にしているのはフェリシモのチョコレートカタログ「幸福(しあわせ)のチョコレート」。本日の「#バレンタインチョコ部」のガイドブックでもあります。
「実は私…、元々はそんなにチョコレート好きじゃなかったんですよ~」と意外な告白からのスタートにどよめく会場。情熱あふれるショコラティエ、彼らが生み出すローカルチョコレートのユニークさ、カカオ農家の現状などに触れるうちに、「私の仕事は、チョコを通じた国際交流だ!」と気づいたというみりさん。
ビーントゥバーやルビーチョコなどの世界のチョコトレンドから、Web販売が主流になった今では、みりさんが訪ねるのは田舎にある小さなお店ばかり…など、興味深いお話が続きます。「28カ国のチョコレート、食べたらその国名を当てられますよ」との超絶スキルに、またまた会場がわきあがります。
さぁ、実食! キラキラ輝く9粒のチョコレートたち
2020年のバレンタインシーズン、みりさんおすすめのチョコレートはこちらの9粒。カップに入った赤いチョコレートから時計回りに、ひと粒ずつじっくり味わいます。北欧→クロアチア→スロベニア→フランス…と、みりさんがガイドしてくれる「机上チョコレートツアー」に出発です。
いよいよ、実食!
① 赤いドーム型のチョコは、フィンランドの「アンナ スクラーテヘダス」。チョコレート界の「今」を代表する女性ショコラティエの手になる穏やかでやさしい味わい。ローズの香りが鼻に抜けていきます。
② スウェーデンのスコーネ村からは、「オステリアン」のりんごチョコケーキ。シナモンの具合がちょうどいい! 元デザイナーでもあるフレドリックさんのお店は、地元でもおしゃれと有名だそう。
③ 同じくスウェーデンのヨーテボリ「シルヴァン マロン」のそばアーモンドチョコ。表面の模様は空気を吹き付けて作るので、ひとつずつ表情が違うのだとか。ご参加のみなさんも、グループ内でチョコの模様を見せ合いながら、わいわい楽しんでいます。
みなさんのお席には、インスタ撮影用の背景紙をご用意。額縁デザインの中心にチョコレートを置けば、キラキラ輝く宝石のようです!
④ 続いては、スウェーデン王室御用達の「エイエス」。こちらが、今回の「#バレンタインチョコ部」の目玉です。なんと、ひと粒1000円相当! でも、みりさんからの「リコリス入りなので、ちょっと漢方みたいなクセを感じるかもしれませんね」とのアナウンスに、会場には「え~!(おいしいの~?)」と動揺が広がります。それでも恐る恐る口に入れたら「あれ、これがリコリスの味?(おいしいよ?)」と驚きの表情も多数。リコリスはスウェーデンではとにかく人気の食材。「世の中がどんどん均質化する中で、特定の地域&人だけに愛される食べ物はだんだんと無くなりつつあります。このチョコはある意味世界遺産級の味。その国の文化を食から理解するって大事ですよね」。
⑤ 金色の紙に包まれているのはクロアチア「クラス」のパンデラ。濃厚なヘーゼルナッツが香る「みんなが好きな味」。お土産にも人気だとか。
⑥ かわいいミツバチ型はスロべニア「リュシファー」のはちみつチョコレート。みりさんに「これ以上のはちみつチョコは無い」と言わしめる逸品です。
みなさん、だんだんとお腹がいっぱいになってきたようです。みりさんから「唯一包装されているパンデラ(試食5番めのチョコレート)はお持ち帰りにしても。コーヒーに合いますよ」のご案内。お土産としてドリップコーヒーもご用意させていただきました。
ラスト3つはいずれもフランスから。
⑦「アニエス&ピエール」のギモーヴハート。か、かわいい♪ ケミカルな素材に厳しいフランスのこと、この美しいピンク色も自然素材によるものだそうです。
⑧ フェリシモサイトで大人気の青いチョコレートは「ケルノン ダルドワーズ」。ロワールの小さな町、アンジェの青い瓦屋根をイメージしています。サクサクの香ばしいヌガディン。
⑨ おなじくアンジェの「ダミアン ヴェトー」。このパヴェはホロホロのくちどけ。チョコで包まれていないソフトプラリネです。地元では、⑧の青チョコにも並ぶ人気とか。
みりさんのマシンガントークにうんうん頷きながら、とても熱心に、メモ&写真をとりながら聞いてくださるみなさん。9粒全部食べ切った方がほとんどでした。チョコ好きなら、このくらいいっちゃいますよね!
photo:村岡栄治