ピンクの湖&世界遺産!映えのセネガル【クレイジーハネムーン世界一周】

ピンクの湖&世界遺産!映えのセネガル【クレイジーハネムーン世界一周】

ハネムーン フォトジェニック 写真撮影 海カフェ 絶景 るるぶ&more.編集部
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人生に一度きりのハネムーン。せっかくなら一生忘れない思い出にしたいですよね。現在リアルタイムでハネムーン世界一周を行っているクレイジーハネムーン夫婦が8カ国目にやってきたのは、西アフリカのセネガル。貝殻でできた不思議な島や、自然のものとは思えないピンクの湖などとにかく見所が多いので必見です。

おもてなしの国、西アフリカのセネガル

こんにちは。現在リアルタイムでハネムーン世界一周旅行の真っ最中、クレイジーハネムーンの夫、力也です。YouTubeでの動画配信やメディアへの記事寄稿を通して、妻・あゆみとの新婚ドキュメンタリーを皆様にお届けしながら現在進行形で旅をしています。

街中の至る所に生えているバオバブ
街中の至る所に生えているバオバブ

私たちの新婚旅行先のテーマは「秘境」。基本的には、今まで旅ばかりしてきた私が未だ行ったことがない場所を選んでいるため、目的地は必然的にマイナーな旅先や秘境といわれる地に。中でも西アフリカは、アクセスや治安、衛生面から「旅人が最後に選ぶ地」「世界で最も旅するハードルが高いエリア」などといわれており、私も今まで一度も足を踏み入れたことがありませんでした。

セネガルの伝統料理チャブジェン。西アフリカは米を主食にしている国が多い
セネガルの伝統料理チャブジェン。西アフリカは米を主食にしている国が多い

そんな西アフリカへはかねてからの憧れがあったのですが、日本からの距離と現地での移動手段等を考えると、まとまった休みがないと旅をするのは現実的ではありません。そこで思い切って今回の新婚旅行に、西アフリカを組み込んでみました。

優しくてフレンドリーな焼き鳥屋店主
優しくてフレンドリーな焼き鳥店店主

西アフリカ各国を調べていると、失業率が低く、目立ったテロの活動もないため比較的安全なうえ、親切な人が多いことから「おもてなしの国」とまでよばれているセネガルを発見しました。これは西アフリカ1カ国目には最適だと感じた私たちは、ザンビアのルサカから飛行機で飛び、セネガルの首都ダカールに降り立つことにしました。

旅慣れていない妻をいきなり西アフリカに連れて行く行為は、かなりクレイジーな行為であることは間違いありませんでしたが、セネガルであればハードルが低いと考え、西アフリカ1カ国目の地に選んだのです 。妻は計画を私に全て任せてくれるので「西アフリカ?セネガル?ふーんいいんじゃない?」てな感じで、あっさりセネガル行きが決まりました。

実際に現地では、道を聞いたら行き方だけではなく付近のおすすめ情報まで教えてくれたり、レストランに行くと、「遠くから来たから」と行ってサービスをしてくれるなど、私たちもたくさんの「おもてなし」を受けました。みなさんもセネガルに行けば、その意味を実感できるかと思います。

映えスポットが豊富なダカール近郊

理想とは少し遠い茶色い湖
理想とは少し遠い茶色い湖でした…

セネガルの首都ダカールは、旅人界隈で密かに「映えスポットが豊富な都市」として知られています。その代表が、ダカールからバスを乗り継いで2時間ほどのところにあるラックローズです。
ラックローズはピンクの湖があることで有名。プランクトンの影響で、いくつかの気象条件が重なると、湖全体がピンクに彩られるのだそうです。ただ、この日は気象条件が良くなかったらしく、地上から見ると茶褐色。

船が進むと少しずつピンクがかってくる湖
船が進むと少しずつピンクがかってくる湖

「船に乗って真ん中まで行けばピンクに見える」と地元の人に教えてもらったので、船を出してもらうも、ややピンクに近づいた気はするものの、やはり茶色い……。妻も「そりゃ湖がピンクになるわけないよねぇ」と苦笑い。ではドローンを飛ばしたらどうかと思い飛ばしてみると、なんとそこにはイチゴミルクのような風景が広がっているではないですか!

上空から見えたピンクの湖
上空から見えたピンクの湖

ラックローズに行く場合は、ドローンを持って上空から堪能するか、茶褐色である可能性も十分理解したうえで(運が良ければピンクの日に出会えるかも! という気持ちで)行ってみることをおすすめします。
望んでいたものと全然違ったという「旅行あるある」なオチを土産話として作りたい方や、photoshopなどでゴリゴリに加工し鮮やかなピンクを作り上げ、オリジナリティあふれる想い出写真を作りたい方は行ってみてもいいかもしれません。そんな笑えるネタこそ、長年覚えていたりするんですよね。

■ラック・ローズ(Lac Rose)

住所:Lac Rose-Retba, Cap Vert peninsula, Senegal.

ゴレ島の美しい海
ゴレ島の美しい海

もちろんドローンがなくても、気象条件が良くなくても写真映えする素敵な場所があります。特におすすめはダカールの周りにある島々。ダカールからフェリーに乗っていけるので、日帰りで十分楽しむことができます。

ファディユ島にあるクリスチャン墓地とバオバブ
ファディユ島にあるクリスチャン墓地とバオバブ

フォトジェニック重視であれば、オススメは「ファディユ島」です。地面が土でもコンクリートでもなく、白い貝殻でできているのが特徴で「貝殻島」とも呼ばれています。街並みも白で統一されていて雰囲気があります。イスラムとクリスチャンの共同墓地×バオバブの木も映えポイント。個性的なハネムーン写真が撮れるでしょう。

ファディユ島はダカールの中心地からバスで4時間ほど。島自体は1時間ほどでポイントを押さえて回ることができます。ただし、ダカールの中心地からは離れているため、時間に余裕を持って行きたいところです。私たち夫婦も深夜にヘトヘトになって帰宅しました(笑)

当時は遠すぎて妻も嘆いていましたが、今考えればそんな大変な道のりを二人で協力して乗り越えられたのは良い思い出です。 「今後数十年続く夫婦生活を前に、何か二人で困難を乗り越えたい」なんて考えている新婚夫婦にはピッタリだと思います。

■ファディユ島(Island of Fadiouth)

住所: Joal-Fadiouth, Senegal

世界遺産のゴレ島
世界遺産のゴレ島

続いては、「ゴレ島」。ダカールの中心地からバスで1時間ほどの港(Ferries for Ile de Goree)で船に乗り換え、約20分で到着します。奴隷貿易の拠点として栄えたこの島は負の遺産として世界遺産に認定されたこともあり、多くの観光客が足を運びます。歴史を学ぶだけでなく上の写真のようにカラフルで写真映えするスポットも多数あるので、歴史に興味がない人でも一見の価値あり。1時間ほどでさくっと回れるのもおすすめポイントです。

■ゴレ島(Island of Gorée)
住所:Island of Gorée, Senegal

観光客が多くなくのんびりできるンゴール島
観光客が多すぎずのんびりできるンゴール島

ダカール周辺の島々のなかで私たち夫婦が最も気に入った島は「ンゴール島」です。上記のふたつの島と比べても知名度は低く、のどかで落ち着いた雰囲気が特徴です。カフェのシートに寝転がり、鮮やかな海の青さを酒の肴に冷たいビールを飲んでいると、「あれ? ここって西アフリカ? ビーチリゾート?」と錯覚してしまうほどです。

また、地元では「アートの島」とも言われており、何気ない壁や地面もどこか可愛らしく、女性は絶対気に入ると思います。ダカールの中心地からタクシーで15分ほどの港(Embarcadére Île de Ngor)から乗合船で約10分。30分あれば島の要所を回ることができます。

■ンゴール島(Island of Ngor)

住所:Island of Ngor, Senegal

ダカール市内にも海を眺められるカフェは無数にある
ダカール市内にも海を眺められるカフェは無数にある

島に行くほどの時間は確保できない! という方も、海辺まで行けばその美しさに驚くはずです。世界中の美しいといわれる海を見てきましたが、首都にある海でこれほどのエメラルドブルーは初めて。ローカルな雰囲気が漂い気軽に足を運べるので、僕たちは滞在中毎日ビーチへ遊びにいきました。
お酒を飲むのが好きな僕たち夫婦は、「観光もいいけど結局海が見えるバーやカフェでビールを飲むのが一番だね」という結果に落ち着きました。

ハネムーンおすすめ度4.7

ゴレ島の海
ゴレ島の海

セネガルは、直行便がないなどアクセスの悪さを除いてはハネムーン先に強くおすすめしたいと思います。まず、今までクレイジーハネムーンとして紹介したエリアでは味わえなかった「美しい海」や「リゾートライフ」という、多くの人が描く“ザ・ハネムーン”な生活を味わうことができます。

アフリカ感溢れる風景も広がる
アフリカ感溢れる風景も広がる

この時点で、世間一般のハネムーン人気ランキング上位の国々と張り合うことができ、更に一歩踏み込めばそれらの国では決して味わうことがない、アフリカならではのワイルドさを楽しむことができます。よってありきたりなハネムーンにプラスαを求める夫婦には、セネガルを強くおすすめしたいと思います。

Text&Photo:片岡力也

映像クリエーター 。旅人だった祖父の影響を受け、学生時代に世界1周、卒業後2周目、そして今回クレイジーハネムーンとして妻と3周目の旅へ。旅の様子はすべてYoutubeで発信しています。2014年より都内で、旅人と酒呑み限定のシェアハウス「ハクナマタータ」を経営。
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