湘南・鵠沼で発見!世界レベルのラテアート&とろとろ抹茶ティラミス
小田急・鵠沼海岸駅に2019年3月OPENした和カフェ「鈴鵠(すずくぐい)」は、ラテアートのカリスマが描く芸術的なラテが楽しめると話題のお店。ラテアート世界大会での上位入賞をはじめ、抹茶ラテアートの国内大会優勝など、数々の大会で賞を獲得してきたバリスタが淹れるおいしいコーヒーと、とろとろ&ふわふわな「抹茶ティラミス」は、リピート間違いなし!
Summary
熟練バリスタの芸術的な「ラテアート」
目的地の「鈴鵠(すずくぐい)」までは、小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅から歩いて4分ほど。地元の人でにぎわうローカルな鵠沼海岸商店街の端に位置します。
お店の目印は、味のあるこの格子戸。80年前に造られた建具なのだとか。
店内は、木のぬくもりあふれる和モダンテイスト。8席のこぢんまりとした空間ですが、オーナーの淹れる至極の一杯を味わいながら、ゆるりとした時間を過ごすには、これがまたちょうどいいサイズ感なんです。
本格的なハンドドリップコーヒーやエスプレッソが楽しめる「鈴鵠」ですが、特に注目すべきは“カフェラテ”です!
オーナーバリスタの谷尾陽平さんは、バリスタ技術とアートの美しさを競う「ラテアート世界大会」に4年連続で出場し、上位実績を持つ実力者。2019年秋に行われた日本唯一の大会「抹茶ラテアート選手権」(「Japan Matcha Latte Art Competition 2019」)では、みごと優勝し、“抹茶ラテアートチャンピオン”の称号を手にしているんです。
まずは世界レベルのラテアートをどうぞ!今、谷尾さんが描いているのは“ハート&バラ”。ラテのデザインは毎回同じではなく、その日・そのときのインスピレーションで描いているそうです。つまり、どんな絵柄が目の前にやって来るのかは……、オーダーしてみてのお楽しみ!というわけ。
口にするのがもったいないほどの芸術的な一杯の完成。上質なエスプレッソとシルクのように繊細なフォームミルクのハーモニーが絶品です。
谷尾さんの描くラテアートは、この「カフェラテ」のほか、「ほうじ茶ラテ」660円や「ココア」550円などでも楽しめますよ。
ラテアートのカリスマが描くリーフとフラワーの「抹茶ラテ」
“抹茶ラテアートチャンピオン”が生み出すアーティスティックな「抹茶ラテ」がコチラ。 2枚のリーフとフラワーを描いた一杯です。美しい絵柄を崩すのがもったいない!
一口にラテアートといっても、抹茶とコーヒーでは勝手がまったく違うそうで、抹茶のラテアートでは、ミルクと抹茶の比率がポイントになるのだとか。
注ぎ方はもちろんのこと、抹茶の液体がエスプレッソの液体と近くなるように、何度も何度も研究したそうです。
エスプレッソの液体に近づけるために谷尾さんが行っていること。それがコチラ。
ラテアートを描きやすくするには、一般的に牛乳で抹茶を点てるのがいいそうなのですが、そこをあえてお湯で点てるのだそうです。
あっという間にリーフ&フラワーの完成。絵柄はそのほかにも、店名の「鵠(くぐい)=白鳥」にちなんだ“スワン柄”などもあるので、要望があれば一度相談してみてください!
とろとろ&ふわふわな「自家製の抹茶ティラミス」
「鈴鵠」といえば、リピーター続出の看板メニュー・「抹茶ティラミス」も外せません! このティラミス、とろとろ&ふわふわ感が尋常じゃないんです!
宇治産抹茶、イタリア産のマスカルポーネチーズ、生クリーム、卵で作られた「抹茶ティラミス」。とろとろ&ふわふわな質感を大切に仕上げているそうで、スプーンですくうと……、驚くほどのやわらかさなんです。“とろける口どけ”とは、まさにこのこと!
とろとろ&クリーミーすぎて、食べるというより“飲むティラミス”。抹茶のほろ苦さと濃厚なマスカルポーネのおいしさがバランスよく交互に押し寄せるので、最後のひと口まで一気に食べ進められる!とてつもない「抹茶ティラミス」です。
閉店時間を待たずして売り切れることも多いそうです。確実にゲットするなら、午前中の訪問をおすすめします!
スペシャルティコーヒーは丁寧にハンドドリップで!
最後にご紹介するのは、一杯ずつ丁寧に淹れる「鈴鵠」のドリップコーヒーです。石川県・金沢の焙煎所「サニーベルコーヒー」の焙煎豆を使っていて、深煎りのブレンドと浅煎り・中煎りのシングルオリジンの3種類を楽しむことができます。
ブラジルとコロンビア豆の深煎りブレンドコーヒー。ほどよい苦みとすっきりとしたあと味が特徴です。1杯目はそのままで。2杯目は砂糖やミルクをお好みで!口直しの金平糖も一緒にどうぞ!
「鈴鵠」では、ドリップコーヒーだけでなくラテや紅茶、ソフトドリンクなど全てのドリンクがテイクアウトOK!店内が満席の場合は、おうちでのコーヒータイムや鵠沼さんぽのお供に、ぜひテイクアウトを活用してみてはいかがでしょう。
今回ご紹介した「抹茶ラテ」や「抹茶ティラミス」以外にも、ドリンクメニューが充実している「鈴鵠」。ハンドドリップコーヒーの「2種飲み比べセット(ホット)」なども要チェックです!定期的に「ラテアートのワークショップ」も行っているので、興味のある人はお店のインスタグラムから問い合わせてみてください。
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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