「トラットリア」は「食堂」! イタリア旅行で役に立つグルメ豆知識9選【前編】
美食の国イタリアには、その土地ならではのおいしい料理が満載!定番のパスタやピッツァは、絶品揃いです。そんなイタリアで食事をしようとすると、たとえば「トラットリア」や「アンティパスト」など、様々な用語をよく見かけます。こういったグルメの基礎知識はイタリア旅行前に頭に入れておいて、食事の時間を気兼ねなく満喫しましょ♪
お店のジャンルはいろいろ
まずおさえておきたい基礎知識、“お店のジャンル”はコレ!
■リストランテ Ristorante
いわゆるレストランのこと。一般的には豪華な内装の高級店が多いです。
■トラットリア Trattoria
食堂のこと。家庭的な雰囲気のお店が多く、郷土料理などを味わえます。
■オステリア Osteria
かつての旅籠で、現在はトラットリアとほぼ同じような雰囲気のお店のことです。
■ピッツェリア Pizzeria
ピザ専門店のこと。窯で焼いた本格ピッツァがいただけます。
■エノテカ Enoteca
ワイン居酒屋のこと。グラスワインとおつまみのほか、本格的な料理を出すお店も多いです。
■バール Bar
日本やアメリカにある酒を楽しむバーではなく、カフェ&ドリンク類や、軽食を出すお店のこと。早朝から夜まで営業します。
■カフェ Caffè
バールよりも高級感があるお店のこと。店内やテラス席に着席し、ゆっくりとくつろげます。
■ジェラテリア Gelateria
ジェラートの専門店。飲食スペースを設けているお店は少ないです。
営業時間は要チェック!
イタリアの昼食、夕食の時間は日本より少し遅いので注意が必要!リストランテやトラットリアの営業時間は、昼が12~15時、夜は19時30分~23時くらいが一般的です。バールは朝の7時くらいから夜まで営業しています。時間帯に応じて、上手に利用しましょう。
ドレスコードってあるの?
基本的には服装で入店を拒否されることはありませんが、お店の雰囲気に合せるのが好ましいです。高級なリストランテで食事をする場合は、少しドレスアップして行きましょう。男性はジャケット、女性はドレッシーなワンピースなどスマートカジュアルで◎。
イタリア料理の一般的なメニューとは
日本との大きな違いの一つがメニュー構成。イタリアの食を楽しむための基本中の基本なので、事前に知っておきましょう♪
■アンティパスト(ANTIPASTI)/前菜
素早く出せる冷菜が中心の軽めの料理のこと。多くのお店では、前菜の盛合せを用意しています。
■プリモ・ピアット(PRIMI PIATTI)/第一の皿
パスタやリゾットが中心で、比較的ボリュームがあります。スープもこのカテゴリーです。
■セコンド・ピアット(SECONDI PIATTI)/第二の皿
主菜のこと。肉料理と魚料理にわけての記載が多いです。本日のおすすめ(Piatti del Giorno)があるお店も!
■コントルノ(CONTORNI)/付合せ
付合せのこと。野菜系の料理が多く、Insalata(サラダ)、Verdura(野菜)と記載されている場合もあります。
■ドルチェ(DOLCI)/デザート
食後のデザート。エスプレッソやグラッパなどの食後酒と一緒に頼むのが一般的です。
オーダーのHOW TO
■食事の注文
フルコースを注文する必要はなく、前菜と第二の皿など、組合せは自由です。パスタだけでもOKなお店も多いですが、なるべく前菜なども一緒に頼みましょう。お店で出されるパンは、席料に含まれていることが多いです。
■ドリンクの注文
基本はワインと水を注文しますが、水だけでもOK。日本と違い、水は有料で、炭酸ありとなしのものがあります。ワインは特に銘柄にこだわりがなければ、ハウスワインがおすすめです。
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●この記事は『せかたび イタリア』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。