お寺の中にプラネタリウム?面白さ満天の"星解説"で特別な土曜日を
お寺の中にプラネタリウムがあるという「プラネターリアム銀河座」。なんでも、法話をより解りやすくするため、プラネタリウムを導入したところ好評となり、一般向けの投影をスタートしたという異色の施設です。ここでしか楽しめない星のライブ解説は見逃せません!
Summary
お寺なのに?違和感だらけの「プラネターリアム銀河座」へ
京成線・立石駅から北へ歩くこと約5分。猫やクジラの絵が書かれたユニークな建物が見えてきます。ここが今回の目的地「プラネターリアム銀河座」のある證願寺(しょうがんじ)です。
境内に入ると重厚感のある瓦屋根の本堂が!
「プラネターリアム銀河座」は、本堂の右にある木造の建物です。敷地からは幻想的なプラネタリウムの面影は全く見受けられませんよね。これも「プラネターリアム銀河座」の面白さ。
よく見ると本堂の前にライオンのオブジェが。古代インドで仏教を守護した王様が建てた柱に多いライオンを狛犬の代わりに置いているとか。
もう片方には恐竜!境内に強いもの置くことで邪気を払うことができるそう。
中学生以下は入館NG!館長がこだわり抜いたラグジュアリーな大人空間
広々とした投影室には、本革のリクライニングシートが25席。本来60人収容できる広さですが、ゆったりとした気分で星空を楽しんで欲しいという館長(住職)の想いでこの仕様に。
一番後ろの6席は、さらにゆとりのあるプレミアムシートになっています。プレミアムシートで予約すると、本格的なコーヒーやスイーツも楽しめるとか。
投影室の設計にあたっては、各地のプラネタリウム施設に館長自ら足を運び、椅子の座り心地や隣の人との距離などリサーチを重ね“リクライニングシート”にたどり着いたそう。
実際に座ってみると、ふかふかのレザーに体が心地よく沈み込み、窮屈感や圧迫感など一切感じない快適さです。床暖房も完備されているので寒い時期も安心ですよ。
投影するアナログ機は、世界でここにしかないといわれる幻のペンタックスの試作機を使用。デジタルプラネタリウムは4Kの美しい映像です。
プラネタリウムで笑いが起こる⁉︎ 2人の語り部による星解説で好奇心を全開に
目玉である投影がスタート。館長と女性解説員の2人で行われる掛け合いのライブ解説は、大ウケ必至。補足しあったり、突っ込んだり、その面白さにリピーターが多いのも納得です。
一般投影のプログラムは、『左利きと宇宙』『どら焼きと我々の銀河』『惑星の作り方』など、身近なものから科学まで内容は様々。毎月館長がテーマを考え、素材や台本を用意し来場者に刺激的な時間を与えてくれます。
毎月2回、第1、第3土曜日の14時15分から1時間だけ開館する完全予約制の「プラネターリアム銀河座」。月半ばには翌月の告知があるので、ホームページはこまめにチェックを!
いつものプラネタリウムに物足りなさを感じたらぜひ予約を!天文家であり、マジシャンであり、元CNNニュースキャスターという経歴を持つ館長(住職)のお話は癖になること間違いなしです!
■プラネターリアム銀河座
住所:東京都葛飾区立石7-11-30 證願寺(ショウガンジ)内
電話:03-3696-1170
開催日時:第1・第3土曜日 ※14時15分~15時15分 (※月によっては変わる場合あります)
料金:一般席1000円 プレミアムシート 1500円
text・photo:村田智子(vivace)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
まだある関連記事はこちら!
●満天の星を見上げながらロマンチックな乾杯を。プラネタリウム付きレストラン&バー3選
●こんなおみくじ初めて!ユニークおみくじで運勢を占う寺社3選
●デートの新名所に認定!羽田空港内のプラネタリウムカフェが超ロマンチック」