オリンピックアンバサダーイチオシの新定番、カーボベルデ共和国【クレイジーハネムーン世界一周】
人生に一度きりのハネムーン。せっかくなら一生忘れない思い出にしたいですよね。現在ハネムーンで世界一周中の僕たちがが8カ国目にやってきたのは、西アフリカのカーボベルデ。あまりに気に入ってしまい、PR動画を作って激推ししていたらまさかのカーボベルデ首相から感謝状が届き、オリンピックアンバサダーにまで任命されてしまったクレイジーハネムーン夫婦がその魅力を紹介していきます!
未知なるカーボベルデと偶然の出会い
こんにちは。新婚旅行中にやって来たカーボベルデが気に入り、勝手に観光PR動画を作成しYoutubeやインスタグラムに載せていたら、カーボベルデ首相から感謝状が届き、そのままオリンピックアンバサダーに任命されてしまったクレイジーハネムーンです。
今回訪れたのは、アフリカ最西端に浮かぶ島国カーボベルデ共和国。何を隠そう、僕たちクレイジーハネムーン夫婦が2020年2月から10ヶ月住んでいる場所です。カーボベルデのサル島は、世界有数の美しい海や、パステルカラーが煌くカラフルな街並みなど、西アフリカの概念を覆すエリアとなっています。今後人気が爆発するであろうこの島の魅力をいち早く皆さんにお届けします。
カーボベルデとの出会いは、前回の記事で紹介したセネガルに滞在していた際、カーボベルデからやってきた旅人と仲良くなり、私たち夫婦の趣味や好みを聞くと「君達二人なら絶対気にいるよ」とすすめられたのがきっかけ。ノリで次の行き先を未知なる国カーボベルデに決めたにもかかわらず、気に入りすぎて住み着いてしまったのです(笑)。
都会と自然のバランスが絶妙なサル島
カーボベルデの玄関は大きく分けて二つ。首都プライアのあるサンティアゴ島と、第二の都市エスパルゴがあるサル島です。事前情報によると、サンティアゴ島はかなり発展しているのだそう。冒険心の強い私たちはせっかくならと、都会と自然のバランスが取れたサル島へ行くことを選びました。
日本から行く場合は、欧州のリスボンやロンドン、ミラノなどから直行便にのり、アミルカル・カブラル国際空港から入国するのが一般的ですが、私たちはセネガルのダカールからサル島へ飛行機で向かいました。
いやぁこれが大正解でした!サル島は人口2万人ほどの小さな島といえど、国で二番目の都市があることもあり欲しいものは基本的に揃います。さらにヨーロッパからの観光客が最も多く訪れる島であるため、インターネットや公共交通機関などのインフラも整っています。
ヨーロッパのように街が綺麗、他のアフリカ諸国と比べてインターネットが速い、日本と同じくらい治安が良い、主食が米で魚も豊富なので食事が日本人に合う、年の330日が快晴といわれるように天気が良いなどなど……魅力いっぱいのカーボベルデに妻も「ここなら住めるかも!」なんて言っていました。
実際にコロナの影響で飛行機が飛ばなくなり、記事執筆時点で10カ月この島に住んでいますが、特に不自由することはなくむしろ日に日にこの島が好きになっていくのを実感します。
そんなサル島のお気に入りスポットを紹介していきます。
フォトジェニックな街並みと油絵のように濃厚な海
サル島の見所は主に2つ。1つ目は島のいたるところで見ることのできる、陽気な雰囲気がただようパステルカラーの街並みです。最近は、世界各国で観光招致のためにカラフルな家が立ち並ぶエリアなどが増えてきましたが、サル島の場合ほぼ全ての家が超ド派手!現地の人にその理由を聞いたところ、観光業のための施策とは一切関係なく、純粋に島の人が派手好きだからと言います。
カラフルな家だけでは気が済まなかったのか、こんなに鮮やかな植物まで。とにかく歩いているだけで陽気な気分になれます。
そして何よりこの海を見て欲しい!昼間は絵の具を垂らしたかのような濃厚な青を楽しめるうえ、夕方になればビーチの向こう側に沈む太陽をビール片手にぼんやり眺めるという極上のひとときを過ごせます。
特にサンタマリアに点在するビーチはどれも美しいですが、中でも観光客の少ないアングロビーチはいつも穏やかで私たちのお気に入りです。
妻がお気に入りのこのパラソルはなんと使用料無料。観光地化しすぎていないこともこの島の良さの一つと言えるでしょう。
また、ひとえに海を楽しむと言っても、真っ白な美しい砂浜タイプや、月面のようなゴツゴツした珍しいタイプのビーチ、そして干潮時に塩湖になる場所など、とにかく幅広いので海好きならしばらく楽しめること間違いありません。
ちなみに、カーボベルデで食べてほしいのがこちらのカチューバという料理。トウモロコシが原料の伝統料理で、モチモチとした食感にトマトベースのソースが絡み、クセになります。ローカルレストランには必ずあるメニューなので、食べ比べてみるのも楽しいです。
ハネムーンおすすめ度4.9
カーボベルデはまさにハネムーンにぴったりの国だと思います。
唯一にして最大の理由は「美しい海のあるビーチリゾートなのに、観光客が少なくてのびのび過ごせるから」。こんな贅沢な場所、なかなかありません。
ハワイなどのリゾート地に比べ、アクセスがネックと考える人もいるかもしれませんが、イギリスやスペイン、イタリアなどから直行便が飛んでいることを考えるとそこまで悪いわけではないのです。
ヨーロッパで近代文化を体感しつつ、綺麗な海とアフリカンな雰囲気を味わいながら、いいとこどりの旅を楽しむことができるカーボベルデ。旅慣れていない妻からも「本当に来てよかった」とお墨付きをもらったので、もうしばらく僕たちものんびりしようと思います。
Text&Photo:片岡力也
映像クリエーター 。旅人だった祖父の影響を受け、学生時代に世界1周、卒業後2周目、そして今回クレイジーハネムーンとして妻と3周目の旅へ。旅の様子はすべてYoutubeで発信しています。2014年より都内で、旅人と酒呑み限定のシェアハウス「ハクナマタータ」を経営。
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