週末ごはんレシピ みんな大好き!煮込みハンバーグ&オニオンスープ
お料理スキルは一生モノ!基礎からしっかり学べるお料理教室・ABCクッキングスタジオは、仕事帰りや休日に気軽に通えて「るるぶ&more.」世代にぴったり。人気の「体験レッスン」は、ABCに初めて来店の方に限り、通常4000円相当のレシピが500円のワンコインで参加できるというお得なもの!実際どんなレッスンなのか、毎月編集部員が潜入レポートします。今回は、編集部インターンのこぐまっちが、体験レッスンの中でも不動の大人気メニュー「煮込みハンバーグ&オニオンスープ」を作ります。教えてくださったのは、サポート力が際立つ名講師・洲口先生です。
Summary
ABCクッキングスタジオ、うわさの500円体験レッスンとは?
全国125カ所以上に展開するABCクッキングスタジオで開催しており、公式サイトから簡単に予約できます。普段のレッスンで習えるレシピは季節限定メニューから定番メニューまで幅広いので、包丁の持ち方やカットの仕方など基礎から学びたい初心者から、ホームパーティーで素敵な料理を披露したい料理好きまで、いろんな方のニーズに応えてくれます。さまざまな職業の生徒さんが通っているので、料理を一緒に頑張る友達も見つかるかも!?
編集部が体験!体験レッスンメニュー「煮込みハンバーグ&オニオンスープ」
ハンバーグといえば、誰もが子どもの頃から口にしてきた大人気メニュー。家庭料理の定番で、チーズをたっぷりのせたり、おろしポン酢で和風にしたり、あるいは煮込んだりと、さまざまなアレンジができるメニューでもあります。日常的に楽しめるうえ、料理の幅を広げるきっかけにもなるハンバーグは、お料理上手を目指すならぜひマスターしたいレシピ。今回は、ハンバーグのアレンジメニューの一つである「煮込みハンバーグ」と、「オニオンスープ」を作ります。
おかずのお供となるごはんは、鍋で炊くのがイチオシ!
こちらが、本日使う材料。ハンバーグの材料として、合い挽き肉や玉ねぎ、卵、パン粉、ナツメグなど、ソースの材料として、薄力粉、バター、玉ねぎ、コンソメなどが用意されています。なお、「オニオンスープ」の材料は玉ねぎやコンソメ、塩コショウと、いたってシンプル!
また、30分ほど水にさらし、吸水させた米も用意します。
洲口先生「今日は、ごはんを炊飯器ではなく、鍋で炊きます。鍋で炊くと、20~30分という短時間でごはんが完成するんですよ。炊飯器で炊くよりも、ふっくらとしたおいしいごはんに仕上がります」
こぐまっち「へぇ!ごはんがおいしいと、食事の質がさらにアップしますよね。鍋でのごはんの炊き方も、ぜひ知りたいです」
洲口先生「炊き方は、とっても簡単ですよ。米に水を加えてから沸騰させ、その後弱火で10分加熱します。それから火を止め、10分間蒸らせば完成です」
こぐまっち「すごい、そんなに簡単にできるんですね!家でもぜひ実践してみたいです」
あるワンテクニックを加えるだけで、上質なソースが完成!
さっそくお料理スタート!まずは、煮込みハンバーグのソースを作ります。下準備として、水にコンソメとウスターソース、トマトケチャップを投入。
こぐまっちの傍らでは、洲口先生がフライパンに入れた薄力粉をから炒りしています。
こぐまっち「先生、なぜ薄力粉に熱をとおしているんですか……?」
洲口先生「ふふふ。なぜだと思いますか?」
こぐまっち「見当もつきません…!」
洲口先生「薄力粉をソースの材料としてそのまま使うと、薄力粉の白色に影響を受けて、ソースがオレンジがかった色になってしまいます。オレンジがかったソースは、正直あまりおいしそうに見えないので、加熱をとおしブラウンになった薄力粉を使うのがオススメなんです。最終的に、おいしそうなダークブラウンのソースに仕上がりますよ」
こぐまっち「たしかに料理においては、味だけでなく見た目も重要ですよね。ひと手間を加えることで、料理の質がググッと上がるんですね」
スピード感とコツが要!みじん切りに再チャレンジ
オニオンスープとハンバーグの材料の一つ、玉ねぎに包丁を入れていきます。スライスした玉ねぎはオニオンスープに、みじん切りにした玉ねぎはハンバーグに使います。
玉ねぎのみじん切りは、「#レシピがわかる!ミルフィーユポテトグラタン&プチパン ~ABCクッキングスタジオの500円体験レッスン~」の回でたっぷりと実践したこぐまっち。洲口先生に教わった内容を思い出しながら、みじん切りに再チャレンジ!
こぐまっち「玉ねぎに細かく切り込みを入れてから、ザクザクと切り落とす……。それから、包丁を寝かせるようにして持ち、さらに粒を整えていくんですよね」
洲口先生「さすが、前回習ったことをほぼ完璧にマスターしていますね!」
次に、調味料で下味をつけた合い挽き肉をこねこね。
こぐまっちはハンバーグのタネづくり、洲口先生は薄力粉のから炒りと、珍しく作業を分担していますが、洲口先生が適宜サポートします。
洲口先生「手で“グー"と“パー”を交互に作るイメージで、しっかりとこねていきましょう。タネに粘り気が出るまでこねるのが、ポイントですよ」
タネの一部を引っ張った際、肉の繊維が毛羽立ってみえるようになるまでこねるのがベストなのだそう。このタイミングでパン粉と卵、先ほどみじん切りにした玉ねぎを入れ、さらにこねます。と、ここで洲口先生がこんな小ネタを披露してくれました。
洲口先生「パン粉には、ハンバーグの肉汁を吸収して内部にとどめる働きがあるんですよ。ジューシーなハンバーグに仕上げるうえで、パン粉は欠かせない材料なんです」
こぐまっち「それは知りませんでした。一つ一つの材料に、きちんと役割があるんですね!」
タネを手のひらサイズになるよう整えたら、フライパンで加熱します。
コトコトと煮込んでいたオニオンスープも、だんだんといい色合いになってきました。
ひと手間がおいしさの決め手!ソース作りにトライ
じっくりとから炒りした薄力粉が、淡い小麦色に。これをバターで炒めた玉ねぎと合わせます。
こぐまっち「ちょっと焦げてるようにみえるのですが……。大丈夫でしょうか?」
洲口先生「たしかに焦げてるようにも見えますが、これで問題ありませんよ!このあと、先ほど合わせておいた調味料で薄力粉を伸ばすことで、きれいなブラウンソースが仕上がります」
こぐまっち「なるほど!一人で作っていたら、“もしかして、失敗したかも?”と焦ってしまいそう。先生が適宜アドバイスしてくださるから、不安になることもなく、料理が楽しめますね」
洲口先生の言葉どおり、少しずつ調味料を加えたところ、洋食店顔負けの本格的なブラウンソースが完成!この後、ソースが沸騰してきたらハンバーグを入れて煮込みます。時々ハンバーグにソースを回しかけると、より味が染み込むので◎!
洲口先生「このブラウンソースは、オムライスとの相性もぴったり。マスターすると、自宅で本格的な洋食が楽しめるようになりますよ」
定番メニューにもおもてなし料理にもなる、煮込みハンバーグ
炊きたてのふっくらとしたごはんも、こぐまっちのハートを掴んだよう。
こぐまっち「ごはんがピカピカと光っているみたい!とってもおいしそうです」
今日は、ココットに詰めて丸く形成したごはんにドライパセリをトッピング。スマイルマークを作ってみると、よりキュートな見た目に♪
こぐまっち「無事に完成しました~!『煮込みハンバーグ』に対して“手の込んだ料理”というイメージを持っていましたが、思っていたより短時間で、簡単に作れたので驚いています。これなら、自宅でも気負うことなく作れそうです。先生、ありがとうございました♪」
フォークを入れると、ジュワッと肉汁があふれ出てくるハンバーグ。そのままでも一級品ながら、ほどよいコクと甘みのあるソースに絡めれば、街の洋食店を思わせる懐かしい味わいに。「煮込みハンバーグ」は、おしゃれで非日常感がありながら、どこかホッとさせる、家庭的なメニューといえますね。
定番メニューとして日常的に楽しみたくなるうえ、おもてなし料理にもなる「煮込みハンバーグ」、この機会にレシピを習得しませんか?