ゆっくりほっこり地元気分!シティガールな編集部員が行く、幸せすぎる「佐賀ロングステイ」

ゆっくりほっこり地元気分!シティガールな編集部員が行く、幸せすぎる「佐賀ロングステイ」

佐賀県 温泉 カフェ ランチ スイーツ るるぶ&more.編集部
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野山や田園の風景に囲まれながら、ローカルなおしゃべりを楽しむ…なんて田舎ステイに憧れる都会生まれ・都会育ちの編集部員が、ふるさとを見つけに佐賀県へ約1週間のトリップ。佐賀平野の豊かな自然と食を満喫しながら、ロングステイならではの地元の人々との交流も楽しめる旅で、身も心もほっこり。また帰ってきたくなる場所を見つけました。

summary

【Day1】はじめての佐賀に到着。まずはやっぱり名物グルメでしょ!

きょうのよてい
✓ AM便で九州佐賀国際空港に到着!
✓ 花で埋め尽くされた「Flower style Rela」でランチ
✓ 古湯温泉「ONCRI」へチェックイン

ロマンチックなカフェでシシリアンライスを初体験

午前中に佐賀に到着したら、まず向かうのはインスタで話題のカフェ「Flower style Rela(フラワースタイルリラ)」です。

初めての佐賀旅、ここは絶対に行くと決めていた念願の店。ウキウキ気分で店内に入ると、天井一面に飾られたドライフラワーが出迎えてくれます。それもそのはず、もともと生花店を営んでいた高塚保光さんが、日常にもっと花が溶け込むようにとオープンしたカフェなんです。季節によって変わるさまざまなドライフラワーは、その数、約1万本というから驚き。

そして、この店のおもしろいポイントは、このドライフラワーはもちろん、テーブルやイス、照明、小物など店内にある物がほぼすべて売り物だということ。気に入った花や雑貨があれば買って帰れちゃうんです!「お食事に使っている食器も雑貨コーナーで販売しています。この店にあるもので非売品を探すほうが難しいかもしれません(笑)」と高塚さん。

お花屋さんのシシリアンライス 1300円
お花屋さんのシシリアンライス 1300円

すてきな店内にうっとりしながらいただくランチは、佐賀名物のシシリアンライス。 シシリアンライスとは、ご飯にお肉とサラダをのせ、マヨネーズをかけたご当地グルメです。

佐賀市内にはシシリアンライスを提供している店はたくさんありますが、ここは食べられる花”エディブルフラワー”がトッピングされていて、見た目のキュートさがピカイチ。「季節ごとに変わる野菜やエディブルフラワーで、目でも楽しんでいただけます!花屋ならではの1皿ですよ」とスタッフの江頭さんもおすすめしてくれました。

ボリューム満点ながらも野菜たっぷりのヘルシーなランチで、長旅の疲れも吹き飛びます。

■Flower style Rela
住所:佐賀県佐賀市大財3-1-9
TEL:0952-37-5529
営業時間:火〜土曜11〜22時(21時LO)、日・月曜・祝日11〜18時(17時LO)
定休日:水曜

美しい自然に囲まれた憧れの宿にチェックイン

ヘルシーなシシリアンライスでお腹を満たしたら、早速今回の佐賀ロングステイの拠点である古湯温泉へ向かいます。ここは山々の深い緑と渓谷が印象的な、小さな温泉地です。車に乗り、佐賀市街から約30分で到着!

宿泊するのは九州女子に人気の宿「ONCRI(オンクリ)」です。老舗旅館をリノベーションした静かなたたずまいが古湯の自然に溶け込んで、都会を離れたことを実感させてくれます。

楽しみにしていたお部屋は、テラスでグラピング気分が楽しめる「ソノテラス」。せっかく佐賀に来たのだから、広大な自然を肌で感じたい、という希望が叶っちゃいました!

ほかにも色々な種類のお部屋があるそうで、「ロングステイであれば、いろいろなお部屋にお泊まりいただくのも楽しいですよ」とスタッフさん。

広々と開放的な館内には、佐賀の名産品や特産品など500種類以上の品が揃うギフトショップも併設されています。美しすぎて思わず手に取ったのは、肥前びいどろのしずく型グラス(3300円)。宙吹きと呼ばれる伝統技法を使った成形がのびやかな姿を作り出します。佐賀は焼き物でも有名だし、もしかして器好きにはたまらない場所なのかも?

館内をひと回りしたら、早速お目当てのお風呂へ向かいましょう。古湯温泉の泉質はアルカリ性単純温泉なのですが、ここONCRIのお風呂だけは単純弱放射能温泉。古湯だけで2つの泉質の違いを楽しむことができるなんて、とってもぜいたく!

温泉を満喫した後はおいしい夕食をいただいて、今日は早めにおやすみなさい。

チェックイン/チェックアウト:イン15時/アウト11時
料金:2万150円~(1室2名利用時の場合、1名あたり、2食付き)

【Day2】古湯散歩で見つけたあったかスポット

きょうのよてい
✓ ONCRIで朝ビュッフェ
✓古湯温泉を散策して良いもの探し
✓ 今夜も温泉でゆったり

ONCRIのおいしい朝食ビュッフェを食べすぎたので、古湯温泉街を散歩することに。少し歩くと美しい川がありました。嘉瀬川へとつながる目野川です。思わず古湯橋の上で深呼吸をして、たっぷりのマイナスイオンを感じます。

温泉通りを散策していると、かわいいお店を見つけました。

売り切れ必至!ステファンさんのカヌレが絶品

(左)ステファンさん(右)有紀さん
(左)ステファンさん(右)有紀さん

フランス人のカロジェ・ステファンさんと船津丸有紀さん夫婦が温泉通り沿いにある古い店舗をセルフリノベーションして営む「古湯マーケット望屋(もちや)」です。

ヤギのミルクで作る自家製チーズを使った有紀さん特製のランチを食べることができ、採れたての地元の無農薬野菜や雑貨を買うこともできます。

そして特に人気なのが、ステファンさんが焼くフランス菓子、カヌレ(250円、ミニサイズは150円)です。

オーガニックの農業を学ぶため、ボランティアをしながら世界中を旅していたステファンさんが、佐賀出身の有紀さんと出会ったのはここ古湯。はじめはお世話になっている身近な人たちに振る舞うだけだった手作りカヌレですが「女将ちゃんが、おいしいから売ってみたらとすすめてくれました」とステファンさん。女将ちゃんとは近所にあるレストラン「古湯キッチン10 -TEN-(テン)」の女将、岸川さんのこと。岸川さんの後押しでこの店舗をオープンしたところ、評判になったというわけです。

ステファンさんのカヌレは外がカリッとした歯触りで、中はモッチモチ。「たくさん焼く日もあるけど、少しの日もあります」と笑って話すステファンさんですが、それもそのはず、カヌレは生地を2日前から仕込む必要があり、急にたくさんは焼けないのです。売り切れ必至なので、気になる方はお早めにどうぞ。

女将さんに会いに、「古湯キッチン10(テン)」のランチも食べに行かなくちゃ!

■古湯マーケット望屋/シェ・ハイジ
住所:佐賀県佐賀市富士町古湯796
TEL:080-1791-7737
営業時間:11〜16時
定休日:火〜木曜

  • 【SAGA TIPS!】
  • 実はここ古湯温泉、福岡市内からわずか30分(!)とかなりの近距離。福岡空港発着の佐賀旅も余裕でできちゃうんです(知らなかった...!)。福岡旅行の際に日帰りで足を伸ばしても◎

【Day3】佐賀の"いいもの"に触れながらテレワーク

きょうのよてい
✓ 朝、ホテルのまわりを散歩
✓ 佐賀市街へ出て「こねくり家」でお仕事
✓ ご飯を食べてからホテルへ帰ります

少し早起きして、朝の空気を感じながらONCRIのまわりを散歩。大自然の空気を全身で感じられて、本当にすがすがしい気持ちに。

さあ、今日は1日、テレワークDAY。仕事が休めなくても旅先でロングステイできるのは、テレワークができるおかげですね。

大正ロマンなコワーキングスペースで仕事効率アップ!?

朝、佐賀市街へ移動して向かったのは「こねくり家」です。ここは旧長崎街道沿いに建つ履物問屋だった商店跡。大正10年から昭和55年ごろまで営業されていたそうで、今はリノベーションされレトロな姿はそのままに、こねくり家をはじめギャラリー、フォトスタジオなどの店舗が営業しています。

店長の池田大二郎さんが「この店は、佐賀のクリエイターさんたちが集まって何かを生み出す場所になればとスタートしたんですよ」と教えてくれました。Wi-Fiや電源も無料で開放され、テレワークにはもってこいの環境です。畳に座って仕事をするなんて、なんだか新鮮!

お腹がすいたらランチもこちらで。
「ホットサンドセット」(800円)は日替わりの具材が楽しめる人気メニューです。この日はテリヤキチキンとチーズのホットサンド。このパンがおいしくて池田さんに尋ねると、市内にある「天然酵母パン屋そら豆」のものを使っているそう。味わい深いサクサクのパンにしっとりチキンがベストマッチです!

このほかにもカレーセット(850円)や唐揚げ定食(900円)など、地元の食材を使ったおいしいランチが楽しめます。

大正時代に思いを馳せながらお腹も満たされて、いつもよりも仕事がはかどる!おかげで早めに仕事を終わらせることができました。

■こねくり家
住所:佐賀県佐賀市柳町4-16(旧久富家住宅)
TEL:0952-37-6905
営業時間:11時30分〜15時
定休日:月曜・毎月最終火曜

プロジェクションマッピングが映す色とりどりのバルーン

仕事もひと段落したところで、古湯へ戻る前に少し寄り道を。

実は、佐賀県庁の最上階にある展望ホールで、佐賀県×ネイキッドのアート県庁プロジェクト「星空の庭園」が開催されていると聞いていたのです。佐賀の秋の風物詩、バルーンフェスタの雰囲気も体験できるかも?と、いざ展望ホールへ!

日が落ちてすっかり暗くなった佐賀市街の灯りを背景に、プロジェクションマッピングで佐賀の四季が次々と映し出されて感動の光景です。秋のシーンにお目当てのバルーンも発見!一斉に飛び立つ色とりどりのバルーン、いつかは生で見てみたいな。

このアート県庁プロジェクトは5回目の開催で、今回は夜景と融合した窓面のプロジェクションマッピングに音楽や香りの演出も加わった、楽しめる仕掛けになっています。足元にはインタラクティブコンテンツもあり、五感を刺激されるワクワクの時間を過ごせます。

ドリンクチケット(1000円)を購入すれば、フロア内にある特設のカフェスペースで花と光に囲まれながらオリジナルドリンクを飲むこともできますよ。

■佐賀県×ネイキッド 星空の庭園
住所:佐賀県佐賀市城内1丁目1-59佐賀県庁展望ホール(SAGA360)
TEL:0952-28-2151(平日10〜17時)
営業時間:18時30分〜22時
開催期間:2021年2月28日(日)まで
定休日:無休

【Day4】レトロなのに新しい、まだある古湯の魅力

きょうのよてい
✓「古湯キッチン10」でランチ
✓ 「扇屋」へチェックイン

古湯のお母さんが作るたっぷりランチ

今日は古湯満喫デー。2日目に望屋のお二人に聞いた「古湯キッチン10 -TEN-(テン)」でランチを食べます。女将さんにも会えるかな?とドキドキ。

お昼どきで店はほぼ満席!女将の岸川美紀子さんが笑顔で出迎えてくれました。

岸川さんがこの店をはじめたのは約6年前。「せっかく古湯に遊びに来ても、気軽にランチを食べる店が無くて困っている方が多かったからはじめたんですよ」と教えてくれた岸川さん。古湯の旅館「千曲荘」の大女将でもあり、昼間はこの店で料理を作り、さらにはコロナ禍をきっかけにはじめた弁当配達も大好評という、I・Uターンで移住してきた若者に慕われるのも納得のバイタリティ!

注文したランチは、佐賀鶏を使った「から揚げランチ」(1150円)です。大きめにカットされた風味豊かな佐賀鶏の唐揚げは、ジューシーなのにあっさり食べられます。そのほか肥前さくらポークのとんかつや、ハンバーグも選べます。

ランチメニューはどれも、トレイいっぱいに乗ったたくさんの小鉢付き。少しずついろんな味を楽しめてボリュームと愛情たっぷりのランチ、ごちそうさまでした。

帰り際には「もう佐賀に住みんしゃい!」とスカウト(?)してもらい、ほっこり温かい気持ちで今日の宿へGO!

■古湯キッチン10 -TEN-
住所:佐賀県佐賀市富士町古湯855
TEL:0952-58-2075
営業時間:11〜16時
定休日:不定休

本と温泉で至福の夜を過ごす

今日から泊まるのは、どこか懐かしくレトロなたたずまいの宿「扇屋」です。ここに泊まって私がやりたいこと…それは、ハンモックに揺られながらの読書!

扇屋にあるハンモック付きのお部屋は、2019年の秋にリノベーションされたもの。館内に1部屋しかなく、この部屋をお目当てに泊まりに来る人も多いそうです。

窓から見える山の自然を楽しみつつハンモックで大好きな読書なんて、最高の癒し!思わず時間を忘れて没頭してしまいそう。

お風呂は古湯特有のぬる湯。約38度という心地良い温度ととろみのある泉質で、のんびりくつろぐには最適です。すぐそばを流れる川のせせらぎを聞きながら体の芯まで温まった後は、部屋に戻って読書の続きを楽しみます。

明日もいい日になりそう♪

■古湯温泉 扇屋
住所:佐賀県佐賀市富士町古湯873
TEL:0952-58-2121
チェックイン/チェックアウト:イン15時/アウト10時
料金:1万3200円~+入湯税150円(1室2名利用時の場合、1名あたり、2食付き)

【Day5】今日も市街へ出勤(!?)地元っ子気分の1日

きょうのよてい
✓ 「cafe 木と本」でお仕事
✓ 少し早めに終わらせて、地元っ子の行きつけへ



1日中入り浸るのは、居心地の良いブックカフェ

今日もテレワークDAYなので、朝から佐賀市街へ。なんだか出勤しているようで、私も佐賀の地元っ子みたい!とテンションもアップ!

今日のテレワーク場所は「CAFE 木と本」。テレワークや自習などの長居大歓迎というなんともありがたいカフェで、オリジナルのネルドリップコーヒーをゆっくり飲みながら仕事開始です。

店内は壁一面に本がズラリ。絵本からビジネス書までジャンルレスの本棚に興味をそそられたので聞いてみると「本は数百冊ありますが、ほとんどが利用者さまによって寄贈されたものなんですよ」と店長の船津さんが教えてくれました。

「寄贈はどんな本でも大丈夫。皆さまの思いがこの本棚を大きくするので〝育てる本棚〟と呼んでいます」と船津さん。このお店がなんとも居心地のいい素敵な空間なのは、たくさんの思いが詰まった本に囲まれているからかも。

そして、ここが居心地良い理由は、フードメニューの充実にもあります。特に人気のカレーは野菜をふんだんに使っていて、玄米と黒米をミックスしたご飯にかけていただくヘルシーさがうれしいです。私は「温野菜カレー」(1030円)をチョイス。30種類以上のスパイスを使い10時間煮込むというだけあって、奥深くて良い香り!ボリュームはあるのにさっぱり食べられます。こんなに本格的なランチも食べられるなんて、近所にあったら毎日でも通いたい!

ランチと一緒にドリンクを頼んだら、チケットをもらいました。「スタッフを気にすることなくゆっくり過ごしていただきたいので、お好きなタイミングでドリンクと引き換えてくださいね」とうれしい心配り。午後からの仕事も頑張れそうです!

■cafe 木と本
住所:佐賀県佐賀市唐人1-2-18
TEL:0952-37-8803
営業時間:月・火・金曜9時30分〜20時45分、水曜11時30分〜20時45分、土日祝日9時30分〜18時(閉店30分前LO)
定休日:木曜

はじめて食べるのに懐かしい、佐賀の家庭料理

木と本でしっかり仕事をした後は、店で教えてもらった佐賀の地元飯を食べに「旬菜台所あ・うん」へ。知る人ぞ知る人気店で、常連客で賑わう小料理屋です。

お店を切り盛りする中林典子さんは、生まれも育ちも佐賀という生粋の佐賀人。そんな中林さんが作る佐賀の家庭料理の味を求めて、20年前の開店当初から長年通う人も少なくないそうです。

料理は、仕入れ食材によって違うため、基本はおまかせ。「おひとり様2500円くらいで、その日の料理を何皿か出しています。お酒代は別ですが、お酒をたくさん召し上がる方には少し料理を減らしたりして、そんなに高くならないように調整しています。だからメニューの値段はよくわからないの(笑)」と中林さん。

おしゃべりを楽しみながら、この日はエツゴの天ぷら、クチゾコの煮付け、佐賀のレンコンを使った筑前煮をいただきました。

どれも食べたことがないと言うと「私たちにとっては普通の家庭料理なんですけどねえ。レンコンなんて、ねっとりホクホクして糸まで引くでしょう?佐賀産レンコンはそういう食感なの。食べ慣れていない人はびっくりするらしいですよ」と、佐賀食材の豆知識まで教えてもらっちゃいました。

さらには「エツゴは筑後川と有明海にしかいないエツという魚の子ども。淡白な身であっさり食べられますよ」とのことで、これぞ佐賀!なメニューに心躍ります。ちなみに〝クチゾコ〟は高級魚、舌ビラメのこと!煮付けで食べるなんて、初めてです。

佐賀は日本酒でも有名で、このお店にもたくさんの日本酒が揃っていました。どうやらJR佐賀駅に立ち飲みの日本酒バーがあるみたい。明日少し、のぞいてみようかな。

■旬菜台所あ・うん

住所:佐賀県佐賀市中央本町2-1-1F
TEL:0952-27-1567
営業時間:18時〜23時30分(LO)
定休日:日曜

佐賀の夜は締めパフェならぬ「締めあんこ」

程よくお腹も心も満たされて、なんだか甘い物が食べたい気分。今日は少し夜更かしして、締めスイーツと行きましょう♪

昼間小耳に挟んだ、夜だけしか営業していないあんこ専門店「よなよなあん工房」です。営業時間も不定で、営業するかどうかは当日SNSで告知されるシステムですが、この日は運よく営業中!今はコロナ禍ということもありテイクアウトのみの営業なので、持ち帰って宿で食べる作戦です。

持ち帰りメニューの中からチョイスしたのは、温かいぜんざい(各500円)。5種類の味はどれもおいしそうで、甘いあんこの誘惑に負けた私は、栗ぜんざいといちごぜんざい、2つも注文しちゃいました。

ぜんざいは冷たいものも選べるほか、あんこフルーツパフェ(1200円)などもあり、小腹がすいた夜のお供にぴったり。甘さ控えめですが、しっかりと粒の残ったあんこがぎっしり詰まっていて食べ応えは抜群です。王道のあんこメニューだけでなく、コーヒーぜんざいやあんこドリンクなどの変わり種も楽しめます。

それにしても、なぜ夜だけ開くあんこスイーツ専門店を…?
店主の岡垣貴憲さんによると「私はもともと、あんこを毎日食べてはその感想をブログに書いていたほどのあんこ好きで、それが高じて店をはじめることになったのですが、実は未だに昼間は普通に会社員をしていまして。だから夜しか開けられないし、開店時間も当日しか決められない店なんです」とのこと。なるほど、謎が解けました!人気店なだけに閉店が深夜に及ぶこともあるそうですが「好きだから苦にはならないですよ(笑)」と岡垣さん。あんこへの大きな愛をひしひしと感じます。

佐賀に来た人だけの秘密の締めスイーツスポット。お出かけの際はSNSのチェックをお忘れなく。

■よなよなあん工房
住所:佐賀県佐賀市赤松6-11
営業時間:不定(夜のみ営業・時間は店舗Facebook、Twitter、Instagram @anko4747にて当日告知)
定休日:不定

【Day6】お楽しみのおみやげハンティング

きょうのよてい
✓ 最後におみやげハンティング!
✓ 九州佐賀国際空港から帰路へ

ついに佐賀ロングステイも最終日。最後にお土産を探していたら、JR佐賀駅に隣接する買い物スポット、コムボックス佐賀駅前にある観光案内所・SAGAMADO(サガマド)で「銘菓めぐりの旅」というポスターを発見しました。

佐賀って実は歴史あるスイーツの街なんです。江戸時代に唯一海外との窓口だった長崎・出島から荷揚げされた砂糖が、旧長崎街道という長崎から佐賀を通るルートで京都や江戸へ運ばれていったことで、旧長崎街道は別名シュガーロードと呼ばれているんですって。

そのおかげで、佐賀には銘菓がたくさん!「銘菓めぐりの旅」は、500円のチケットを購入して指定された佐賀銘菓の老舗4店舗をめぐると、各店でおみやげがもらえるという楽しいチケットです。

どの店も佐賀駅から徒歩圏内ということで、早速チケットを購入し、銘菓めぐりへ行ってみました。

各店舗で銘菓めぐりのチケットを見せると、各店それぞれのお菓子をもらうことができます。佐賀の有名なお菓子を楽しくスタンプラリー感覚で集めることができて楽しい!とってもかわいいお土産たちもしっかりゲットしました。はじめて見るお菓子ばかりで興味津々です。

日本酒BARで大人な立ち飲み体験

そういえば、昨日「あ・うん」で聞いた日本酒の立ち飲みバーが佐賀駅にあったはず。最後にちょっと寄ってみます。

駅の構内をウロウロしていたら「SAGA BAR(サガバー)」を発見しました!
ここは日本有数の米どころであり、江戸時代から酒造りが盛んな佐賀県の日本酒を厳選して提供している店。メニューは月替りで、約12種類の日本酒が1杯から楽しめます。実は日本酒初心者の私。1杯だけ、佐賀のお酒をいただくことにします。

私が選んだのは天山酒造の七田というお酒。すごくフルーティーでスッキリした味に「日本酒ってこんなにおいしいんだ!」とびっくり!しかも、この酒器、ONCRIで見かけた肥前びいどろのグラスです!憧れのグラスで飲むはじめての日本酒で、ちょっぴり大人になったかも?

■SAGABAR
住所:佐賀県佐賀市駅前中央1-11-20JR佐賀駅構内
TEL:080-8376-4470
営業時間:16〜20時
定休日:月曜
料金:300円〜

帰るのが本当に名残惜しいですが、そろそろ帰路に着きましょう。佐賀駅から九州佐賀空港へはバスでも約30分。アクセスが良くてスムーズに移動できます。

  • 【SAGA TIPS!】
  • シュガーロードを代表する銘菓以外にも、イチゴやミカンなどフルーツの生産量も多い佐賀は甘党垂涎の品がたくさん!醤油や味噌も甘いので、ぜひ食べ比べてみてください。ちなみに、有名なお菓子メーカーの江崎グリコ、森永製菓、どちらも創業者は佐賀出身。甘いものにとことん縁が深い佐賀なのです。

帰ってきたい故郷、見つけた。

ほんのり良い気分の帰り道。

初めての佐賀は、自然と温泉、そしてたくさんの人がとっても温かな街でした。都会で生まれ育った私にもまた帰ってきたいと思えるふるさとが、ここにはあります。

これで私の佐賀ロングステイはおしまいですが、たくさんのぬくもりが詰まった佐賀の旅、次はあなたもぜひ、訪れてみてください。

 

text:渕上文恵
photo: 竹内さくら

●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。



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