Go Toトラベルで沖縄へ!暮らすようにステイ「星のや沖縄」宿泊ルポ【後編】
那覇から車で約1時間、自然のままの海岸線を生かして立つ「星のや沖縄」での贅沢なステイ。眼前の海を楽しんで過ごした1日目、2日目は陶芸工房が集まる有名な読谷村のやちむんの里へも足を伸ばします!
Summary
目の前の海と沖縄の文化に魅了された1日目をおさらい!
すべての客室から眺められる海は、見飽きることのない美しさ。インフィニティプールで寛いだり、沖縄伝統のぶくぶく茶のおもてなしを楽しんだり琉球空手を見たり。ディナーはお部屋でご馳走をギャザリングで楽しんだ1日目を振り返りましょう。
朝、自然の景観ままの海岸を馬に乗ってお散歩
海に緑に自然が豊かな読谷村には、かつて琉球王府が管理する広大な馬場があったのだとか。心地よい潮風を感じながら「朝凪よんなー乗馬」で、ビーチを30分、馬とお散歩。スタッフが手綱で導いてくれる馬の背中から遠くまできれいな海と海岸線が見渡せます。(朝4回、各回2名ずつ30分。5000円税・サ別)。お昼には1時間の外乗ツアーもあり。(1万円税・サ別)。
潮が引くとまた違った表情をいろいろと見せる海岸線。朝のビーチ散歩はおすすめです。満潮には隠れていた波に洗われた奇岩の数々が姿を見せています。どうやってバランスを取っているのか不思議な巨岩も。
琉球それともシチリア?野菜いっぱいの朝食を
大きな窓から朝の光が差し込むダイニングでの朝食は、沖縄らしいお料理が少しずつ楽しめる「琉球朝食」、または沖縄のように温暖なシチリアの郷土料理から始まる「シチリア朝食」のどちらか。どちらもいろいろな野菜がふんだんに使われていてヘルシー、迷ってしまいます。
まずはお目覚めに3種のジュース。緑は爽やかな口当たりのライム&ミント、赤はさっぱりした甘味のドラゴンフルーツ、白はコクのある黒糖とバナナのミルクシェイクジュース。
琉球定食は、盛りだくさんに沖縄の野菜を使った琉球サラダから。ゴーヤに角張ったうりずん豆、鮮やかな紫色のハンダマなど鮮やかな野菜にミミガー(豚の耳介)の唐揚げを添えて、ジーマーミー(ピーナッツ)のドレッシングで。ビタミンがいっぱいとれそう。
朱色の盆に載った琉球朝食の料理の数々。左の蒸し器の中は、沖縄で獲れる魚グルクンのマース(塩)煮とフワフワのゆし豆腐。ラフテー(豚肉の角煮)やアオサの出し巻き卵、ジューシー(炊き込みご飯)に味噌汁ととても盛りだくさんで、朝から元気が出そう。
シチリア朝食は、オレンジやニンジンの入ったシチリア風サラダにメインはフリッタータ(チーズや野菜の入ったイタリアのキッシュに似た料理)にとろとろのポーチドエッグ、島豚を使ったソーセージに野菜のグリル、白いんげん豆のスープにフルーツとパン。こちらも元気の出そうな朝ごはんです。
チェックアウトした後、崖の上にあって前を遮るものがないバンタカフェで、海を見ながら一休み。フォトジェニックなぶくぶくジュレソーダのかわいさに一目惚れ。海の色に癒されます。
■星野リゾート バンタカフェ
沖縄県中頭郡読谷村儀間560
TEL:098-921-6810
営業時間:10:00~日の入りにてラストオーダー
やちむんの里に立ち寄ってお気に入りの器探し!
せっかく読谷に来たのだから、ぜひ立ち寄りたいのが19の焼物の工房が集まった「やちむんの里」。「星のや沖縄」からは車で15分ほど。工房によってそれぞれ個性が違って、伝統の魚柄、北欧的な白と藍の組み合わせ柄、青磁のようなきれいな青のものも。工房をのぞきながら歩いても、1周1時間ほどなので、じっくりと器探しをしてみましょう。中には軒先のお得品が出ていることも。
工房をのぞきながら歩いていると、斜面に作られた大きな登り窯が見えてきます。多くの工房はここで共同で焼物を作っていますが、中には独立窯の工房も。本州も含め、あちこちから修業に来る人も多いのだそうですが、土、釉薬、窯とその特性をつかんで思った通りの焼物を作れるようになるには10年はかかるのだそう。そんなたいへんな修業の末にできた焼物の数々。好みの器との出会いに愛おしい感じがしてきます。
那覇空港から再びJAL便で帰途に。空港ではソーシャルディスタンスをとってゆったりのチェックイン。窓から夕刻で降りて来た雲の下に海が見えます。いつ行っても癒される沖縄の海を満喫する旅はおすすめです。
■星のや沖縄
住所:沖縄県中頭郡読谷村儀間474
TEL:0570-073-066(星のや総合予約)
アクセス:那覇空港から車で約60分
チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
text:小野アムスデン道子
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