熊本県おすすめ博物館13選!展覧会&イベント情報ほか営業再開状況もチェックしよう
「火の国」と呼ばれる熊本は、雄大な自然や温泉に恵まれた地。活火山・阿蘇やおいしい焼酎でも有名ですね。隠れキリシタンが暮らし西南戦争の舞台ともなった熊本ならではの個性豊かな博物館が揃っています。編集部おすすめの博物館13件をご紹介します。
Summary
御船町恐竜博物館
日本で最初に肉食恐竜の化石が発見された御船町にある恐竜専門博物館。常設展示は「導入-太古の世界の探究」「白亜紀の御船」「脊椎動物の進化」「恐竜たちの世界」「生命と地球」の各ゾーンで構成されています。中央ホールは「恐竜進化大行進」と呼ばれ、大迫力の恐竜全身骨格が19体並びます。展示室を抜けると「オープンラボ」と呼ばれるバックヤードへ直結しています。そこでは、スタッフによる研究作業や化石のクリーニング作業など、通常の博物館では見られない博物館本来の活動をガラス越しに見学することができます。
千代の園酒造
コルク栓を用いた大吟醸エクセル3850円や、幻の酒米といわれる「神力」を復活させ、それを贅沢に使った純米吟醸「熊本神力」1760円などが有名。敷地内にある史料館(入場無料)では、昔実際に酒造りに使用していた道具や資料などが多数展示され、酒造りの歴史に触れることができます。年間を通して酒蔵の中の見学は不可となっています。
熊本市田原坂西南戦争資料館
明治10年(1877)、西南戦争最大の激戦地となった田原坂[たばるざか]。今は公園として整備され、桜やツツジの名所になっています。資料館はこの公園内にあり、西南戦争当時の戦場を「光・音・振動・ジオラマ」で再現した臨場感あふれる体感展示を設けています。
阿蘇火山博物館
館内には、阿蘇カルデラの成り立ちや、地形地質日本や世界の火山などの展示があり、3階の5面マルチスクリーンでは火山に関する映画を上映しています。展示室には阿蘇中岳火口のプロジェクションマッピングが登場しました。
熊本県伝統工芸館
受け継がれた伝統の技、熊本の工芸を再発見できます。熊本県伝統的工芸品の指定を受けた作品を中心に常設展示。県内外の優れた工芸品を紹介する企画展も開催されます。5つの貸し展示場では、週替わりで熊本県内外工芸家が展示販売を、また1階工芸ショップ匠では熊本県内さまざまな工芸品を販売しています。
天草市立天草コレジヨ館
天草下島に深く入り込んだ河浦町の羊角湾奥に位置する資料館。16世紀末、河浦に宣教師を養成する大神学校(コレジヨ)が誘致され、天草に南蛮文化が花開きました。館内には、天正遣欧少年使節がローマ法皇から与えられた衣装や、『平家物語』などをはじめとする「天草本」を印刷したグーテンベルク印刷機(復元)、竹筒を使ったパイプオルガンなどの西洋古楽器を展示しています。2階には、平和を願い世界各国から贈られた、民族衣装に身を包む117体の人形を展示する「世界平和大使人形の館」があります。
天草市立天草ロザリオ館
大江教会が立つ丘の麓にあり、天草キリシタンの生活や文化などに関わる遺品などを展示する資料館。﨑津や今富と同じく、潜伏キリシタンの里であった大江には、信仰を続けていくためのさまざまな工夫や祈りの道具が生まれました。なかでも興味深いのは、実物大ジオラマで再現された、オラショ(お祈り)を密かに唱えていた隠れ部屋。葬儀の折に、仏教のお経を封じ込めたという「経消しの壺」や背中に十字架が描かれたマリア観音なども展示されています。映像ホールでは、キリシタンの歴史を15分間にまとめた3D立体映像も大型スクリーンで放映しています。
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