
北海道おすすめ博物館19選! 展覧会&イベント情報ほか営業時間もチェックしよう
北海道には大自然やウインタースポーツ、グルメを目当てに訪れる方が多いかもしれませんが、あわせてぜひ楽しみたいのが博物館巡り。道内には、北海道の歴史や自然を伝える魅力的な博物館が点在しています。各地を巡り、北海道の歴史や文化に深くふれてみませんか。
サッポロビール博物館
日本で最も歴史のあるビールの博物館。開拓使麦酒醸造所から今日まで北海道とともに歩んできたサッポロビールの道のりを紹介しています。自由見学(無料)と「復刻札幌製麦酒」の試飲ができるガイド付きの「プレミアムツアー」(有料、所要50分)も実施中です。
※現在、屋根・外壁・煙突の工事中のため外観はご覧いただけません。2025年12月終了予定。
北海道博物館

広大な野幌森林公園内にある、美しいレンガで覆われた博物館。愛称は「森のちゃれんが」で、2025年で開館10周年を迎えました。
「北東アジアのなかの北海道」「自然と人とのかかわり」をコンセプトに、北海道の自然・歴史・文化を紹介。「北海道120万年物語」「アイヌ文化の世界」「北海道らしさの秘密」「わたしたちの時代へ」「生き物たちの北海道」の5つのテーマに分けることで、より深く学べるよう工夫されています。
北海道大学総合博物館

北海道大学の敷地内にあり、誰でも無料で鑑賞できます。明治9年(1876)に札幌農学校として始まった北海道大学の歴史展示にはじまり、所有する約300万点もの標本・資料のうち一部を公開する「収蔵標本の世界」など、みどころ満載。北海道素材にこだわった手作りの軽食が楽しめるミュージアムカフェも併設しています。
札幌市青少年科学館
見て・触れて・考えるをコンセプトにした理工系博物館。北海道にとって親しみの深い雪や氷をはじめ、身近なテーマを科学的な視点から深く掘り下げて考えられる「展示室」と、世界最高水準の投影機を導入し、満天の星の一粒一粒の色や瞬きまで再現した美しい「プラネタリウム」があります。
「展示室」では、氷点下30℃の世界が体験できる「低温プレイグラウンド」や、毎日開催している「サイエンスショー」などの実演が人気です。「プラネタリウム」では、季節の星の紹介や、話題の天文現象の解説を聞きながら癒やしの時間を過ごすことができます。幼児向けの絵本を題材にしたプログラムから、少し専門的な解説も含めてじっくり紹介するプログラムまであるので、内容や時間は公式サイトでご確認のうえ、足を運んでみてください。
北海道開拓の村
明治・大正時代に北海道各地で建てられた建物を移築した施設。村内には馬車鉄道が走り(冬期は馬そり)、鰊(にしん)番屋や軟石造りの旧小樽新聞社など、歴史的に貴重な建築を間近に見ることができます。市街地、農村、漁村、山村と4つのブロックに分かれいて、それぞれ趣の違う街並みを散策することができて、昔の生活を体験できるよう、季節ごとにさまざまな年中行事も実施しています。
小樽市総合博物館 本館
本物の蒸気機関車を展示する、大規模なスケールの博物館です。ドーム型スクリーンによるプラネタリウムや、体験型の科学展示室など、幅広い内容で楽しめます。なかでも鉄道関連の資料が豊富で、SLの運行(※冬期は運休)もみどころのひとつ。屋外展示場の「旧手宮鉄道施設(機関車庫三号ほか)」は、国の重要文化財にも指定されています。
小樽市総合博物館 運河館
小樽の歴史や自然に関しての資料、約2000点を展示。明治26年(1893)築の石造り(木骨石造)倉庫を利用した博物館で、建物自体が貴重なものです。明治・大正期の街並みを実物大で再現したコーナーは特に必見です。
旧日本郵船株式会社 小樽支店
明治39年(1906)竣工、かつて日本郵船の小樽支店2代目社屋だった建物が、国の重要文化財に指定されています。どっしりと重厚ななかに気品が漂う近世ヨーロッパ復興様式の純石造2階建です。内部は建設当時の姿に復元されていて、貴賓室、会議室の金唐革紙の壁紙、豪華なシャンデリアなど、随所に華やかな明治時代の面影が残っています。
小樽にある建物の多くに使用された小樽軟石に関する資料を展示したコーナーも。さらに和装に着替えて館内を巡る「貸衣装体験」1着1100円や、オリジナルグッズなどが揃う物販販売もチェック。
◾︎旧日本郵船株式会社 小樽支店 (きゅうにっぽんゆうせんかぶしきかいしゃ おたるしてん)
住所:北海道小樽市色内3-7-8
TEL:0134-22-3316
時間:9時30分~17時
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
料金:入館一般300円、高校生・市内在住の70歳以上半額、中学生以下無料
日本銀行旧小樽支店金融資料館
JR小樽駅に向かって浅草通り(日銀通り)を行くと、かつて中央銀行として機能した、界隈でもひと際目を引く建物が現れます。竣工は明治45年(1912)で、設計は日本近代建築の先駆者・辰野金吾とその弟子ら。レンガの上にモルタルを塗り石造り風に造られていて、小樽市指定有形文化財になっています。内部は金融資料館として公開。日本銀行の歴史や業務をわかりやすく解説。1億円(模擬)の重さや偽造防止技術も体験できます。
函館市青函連絡船記念館摩周丸

昭和63年(1988)の青函連絡船最後の日まで運航していた摩周丸を、産業遺産として保存・展示。当時のまま残る操舵室・無線室が見学できるほか、連絡船の歴史や船の仕組みをパネルや模型、映像で学習できます。