「チーム・ハンサム!」が着なくなった洋服をリメイク!簡単裁縫テクでサスティナブルを体感
サスティナブル素材で作ったお洋服など、ファッション業界にもSDGsの波がやってきた昨今。おうち時間に、着古した洋服を生活雑貨などにリメイクする人が増えています。そこで、芸能事務所アミューズ所属の若手俳優たちから構成される「チーム・ハンサム!」のメンバーである小関裕太さん、富田健太郎さん、兵頭功海さんが簡単リメイクに初挑戦。ラストには思わぬ展開が待っていました。果たしてどんなリメイク作品が完成するのか、ぜひ見届けてみて。
Summary
初心者でも簡単!着なくなった服をリメイク
ーー簡単リメイク術を教えてくれるのは、自分で着る服は100%手作り(!)という津田蘭子先生です。
3人「先生、よろしくお願いしまーす!」
小関さん「なにげに、このスリーショットで仕事するの初めてじゃない?」
富田さん「確かに。俺と小関は同い年だからプライベートではよく話すけど」
兵頭さん「僕はまだ事務所に入って日が浅いペーペーだから、こうした取材を受ける経験も少なくて。今日はドキドキしています」
富田さん「うん、功海(※)がうまくやれるのか、少し心配してるよ」
※注:兵頭さん
3人が家から持ってきた服はこちら!
津田蘭子先生(以下、蘭子先生)「さて、今日は皆さんが持参してくれたお洋服をリメイクします。小関さんは帽子&スヌード、富田さんはリラックスパンツ、兵頭さんはエプロンを作っていきましょう!」
ーー皆さん、どんな服を持ってきましたか?
小関「これは4年くらい愛用して、何度か捨てようと思ったけど捨てきれなかったトレーナー。今は僕の寝巻です(笑)。雑誌の表紙やアパレルブランドとのコラボレーションでも有名なイラストレーター・長場雄さんの絵が大好きで、これを帽子のアクセントにできたら!」
富田さん「僕はおじいちゃんの寝巻みたいな、クタクタのTシャツを持ってきてしまいました。実家に帰った時にタンスを漁ったら見つけたの。バスケ好きで、学生時代によく着ていたマイケル・ジョーダンのマークが入ったやつ」
兵頭さん「僕が持ってきたのは、高校生の時に初めて買った“いいデニム“です。ずっと履けてなかったから、どんな風に変身するのか楽しみ」
サイズを測ったらアイテムをCUT
蘭子先生「じゃあ、まずは、自分の身体を測り、それに合わせて服をカットしていきましょう!
3人「はい!」
富田「なんだか、子どもの頃大好きだったワクワクさんになったみたい!この紅白のTシャツの組み合わせを見たら、ゴロリ(※)しか思い出せません!」
※注:NHK・Eテレの子供向け工作番組『つくってあそぼ』の登場人物
ーーみなさん、手先は器用な方ですか?
兵頭さん「あまり自信はないけど、一番キレイに作りたいという想いだけは強いです!」
富田さん「こう見えて、功海は料理がホントに上手なんですよ!」
兵頭さん「コロナの自粛期間中に無心になれるものを探していたら、野菜のみじん切りにハマりました。今ではみじん切りをしたいから料理を作るという、あべこべなコトに(笑)。これをきっかけに、エプロンデビュー、飾るぞー!」
ーーみじん切りした野菜はどんな料理になるんでしょう?
兵頭さん「キーマカレーです! マジ、自信ある〜!」
ーーあの……小関さんは、アイロンが似合いすぎです!
小関さん「ん? スーツが好きなので、家でよくかけているからかも?(笑)」
蘭子先生「さ〜て皆さん、カットしおわったら、ミシンがけしていきましょうね」
ミシン・トラブルと、鳴り響くピアノの音色
まずは富田さんと兵頭さんがミシンにトライ!
兵頭さん「ミシンを使うのは家庭科の授業ぶり。うまく扱える自信は、まったくありません」
富田さん「おっとー!蘭子先生、ミシンの針が折れてしまいました!やっべーぞ、功海!」
さらに……ここで痛恨のミシン・トラブルが発生!糸がなぜかスルリとミシンから抜けてしまう事態に陥ってしまいます。
富田さん「ミシンというのは、気まぐれのようです……」
蘭子先生とミシンに詳しいスタイリストさんが、急ぎミシンを復旧させるなか…… ふと、横を見ると、富田さんが何かを創作しているではありませんか!
なんと、余ったTシャツの布を首に巻きつけて即席ストールが完成。「余すことなく、生地を使いこなしました」と大変満足げです。と、その時、優しいピアノの音色が撮影スタジオに鳴り響きました。
ーーえ、ピアノの音!?(撮影スタジオ内を見回す編集部スタッフ一同)
流れてきたのは、お馴染みのビートルズの名曲「Let It Be」。
小関さん「このピアノで優雅なお裁縫時間を楽しんで欲しいな」
♪〜♪♪〜〜
彼の美しいピアノに励まされたのか、無事ミシンも復旧。再びモリモリ縫い進めていきましょう!
ここで満を持して、小関さんが富田さんとバトンタッチしてミシン作業に突入。一気に帽子とスヌードを縫い上げていきます。
ーーミシンは使えますか?
小関さん「学校でちゃんとミシンを習えなかったんですよね。だから毎回初めての気持ちで使ってます」
兵頭さん「あれー?なんか様子がおかしいかも!」
蘭子先生「あ、間違った箇所をミシンで縫ってしまってますね!」
兵頭さん「嫌だ、嫌だー!納得いかん、やり直す!」
黙々と作業を続ける「チーム・ハンサム!」のメンバー。だんだんと形になってきました。
ハンサム・ランウェイ開幕!
まずは小関さんの帽子とスヌードが出来上がりました。髪の毛を外国の少年のようにくるりとカールさせた、この日のカッコかわいい彼のイメージにドンピシャです。
小関さん「大好きなトレーナーが帽子になって感激です!」
ちなみに富田さんが謎に戯れているのは、リラックスパンツの腰回りに縫い付けるゴムでした。だんだんおちゃめな素顔が明らかになっていきます。
ひと足先にゴールした小関さんが、ミシンでラストスパートをかける富田さんを手伝うシーンもありました。
小関さん「布を引っ張ってテンション(張力)かけるよー!」
富田さん「助かるわー!」
富田さん「ちょっと間違った箇所もあるけど、着る分には困らないし、リラックスパンツとしては……100点です!」
ここで、喜び弾ける小関さん&富田さんによる、ランウェイが突如スタート! 富田さんは、おめでたい“紅白ストール”をいつの間にか完成させ、身にまとっているではありませんか。
富田さん「俺のランウェイ・テーマは、10年後のパリコレです」
小関さん「ハイセンスすぎて誰も理解できないけど、なんとなく様になっているのがスゴイ(笑)」
カメラは、華々しい先輩たちのランウェイの片隅で、黙々とミシンを動かす兵頭さんの姿をしっかりと捉えていました。
兵頭さん「ミシン楽しいですね。これ、絶対、家で服作りしたくなるわ〜!」
小関さん「分かる!楽しすぎる!」
兵頭さん「めっちゃキレイなエプロンの形になってうれしい。ゴールは目前です!」
ちなみに後ろ姿はこんな感じ。ジーンズのボタンホールを背中で留める、蘭子先生のナイスアイデア。
蘭子先生「あとは胸当てをに紐を通せば、完成ですよ!」
蘭子先生「ハトメパンチを使えば、まるでホッチキスのように簡単に、紐を通すハトメをデニムに装着できます」
兵頭さん「ハトメパーーンチ!」
兵頭さん「どやー!これにスプレーで落書きしたら、もっと格好よくなりそうじゃない?」
ーーお互いのリメイク作品を見た感想は?
小関さん「すげー、カッコいいエプロンができたな! 最後の最後まで粘り強く作って偉い!」
富田さん「家で、そのエプロン付けてチャーハン作ったらモテそうだ!」
兵頭さん「うふふ、モテるかな〜? 小関さんの帽子は温かみがあっていいですね。富田さんのリラックスパンツは、ワクワクさんも褒めてくれそうです」
富田さん「きっとワクワクさんも『これは、ゴロリだねー。ゴロリが履いてそうなパンツだねー』と褒めてくれると思うな」
蘭子先生「みなさん、素晴らしい!3者3様に性格が出ていましたね。小関さんは計画的で丁寧、富田さんはおおらか、兵頭さんは妥協を知らないこだわり派。見ていてとても面白かったです!」
3人「先生、ありがとうございましたーー!」
楽しんで身近に感じるSDGs!
ーーところで、「チーム・ハンサム!」の皆さんが真のハンサムを目指して色んなことに挑戦するテレビ番組「ハンサムゼミ」(MBS)が放送スタートしたばかりですね。SDGsを知って考えることがテーマだとか?
富田さん「そうなんです。初回はキャンプだったんですけど、もっとゆるい感じのキャンプかと思ったら、本当にガチで。火起こしや、薪集め、食べるために鶏をしめる体験をして、自然の険しさや命の大切さを噛み締めました」
ーー今回のリメイク体験も、SDGsを身近に感じるという裏テーマがあったんですが、無事作り終えて、いかがでした?
小関さん「たとえお気に入りの服であっても、使い続ければクタクタになるし飽きてしまいますよね。でもリメイクすれば、新品とはまた別の形で、新鮮な気持ちで使うことができるから、余分な洋服を更に買わなくてすむ。1着で、2WAY、3WAYの楽しみができるのはすごくサスティナブルだなって思いました」
富田さん「今まで俺たち、裁縫はほぼやったことなかったですけど、実際こうして作ってみると、ハマりそうで。完璧でなくても自分にとっては一点もの! 楽しみながらSDGsを身近に感じるいいきっかけになりました」
兵頭さん「着てなかった服をまた使えるようになるのは素晴らしいことだし、とってもサ、サスティナボー?だと思います」
富田さん「横文字、言えてないぞ(笑)!」
兵頭さん「(笑)。こうして僕らがリメイクを楽しんでいる記事を読んでくれた方が、少しでもSDGsに関心をもってくれたら、今回チャレンジした意味がひとつ増えるのかな!」
今回、3人がトライしたリメイクの方法は、津田蘭子先生の著書『その服捨てるのちょっと 待った!リメイクしたらオンリーワンができました』(小社刊)を是非チェックしてみて。簡単リメイクで、おうち時間がもっと楽しくなるかもしれませんよ⁉
【プロフィール】
小関裕太(こせきゆうた)
1995年生まれ、東京都出身。「天才てれびくんMAX」(06-08/NHK)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優生活をスタートさせる。テレビ東京1月期ドラマ「おじさまと猫」、フジテレビ1月期ドラマ「知ってるワイフ」に出演。4月からテレビ東京系4月期ドラマ「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」が放送される。
富田健太郎(とみた けんたろう)
1995年生まれ、東京都出身。ドラマ『電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-』(テレビ東京)や 『都立水商!~令和~』(MBS/TBS)、舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』などに出演。 「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年のこと」(WOWOW)が4/9(金)に放送予定。『富田健太郎 2021.4-2022.3 カレンダー』が販売中。
兵頭 功海(ひょうどう かつみ)
1998年、福岡県出身。GYAOとアミューズが共同実施したオーディション第1回「NEW CINEMA PROJECT」の出演者部門でグランプリを受賞。AbamaTV人気企画『恋愛ドラマな恋がしたい2』に出演し注目を集め、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)に、カナロ/リュウソウゴールド役で出演。最近の出演作にLINEオリジナルドラマ『昔、好きだった人からLINEが届いた。』、『片恋グルメ日記』(TOKYO MX)、『社内マリッジハニー』(MBS系)など。現在『兵頭功海 2021.4-2022.3 カレンダー』が販売中。
- 「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2021“OVER THE RAINBOW”」も開催!
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◆開催日時
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2021年4月9日(金) ①12:30開場・13:30開演 ②18:00開場・19:00開演
2021年4月10日(土) ③11:30開場・12:30開演 ④17:00開場・18:00開演
2021年4月11日(日) ⑤11:30開場・12:30開演 ⑥17:00開場・18:00開演
※公演スケジュールは変更となる可能性がございます。
※オンラインでの生配信も同時開催決定!(アーカイブ配信はございません) -
◆出演者(50音順)
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石賀和輝/太田将熙/甲斐翔真/小関裕太/鈴木仁/富田健太郎/兵頭功海/新原泰佑/ 福崎那由他/藤原大祐/細田佳央太/松岡広大/※溝口琢矢/渡邊圭祐
※溝口琢矢:4月9日(金)19:00公演、4月11日(日)18:00公演のみ出演 -
◆会場
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TOKYO DOME CITY HALL
〒112-0004 東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームミーツポート1F -
◆主催
アミューズ
詳しい情報は ≪公式サイト≫ https://www.handsome2021.com/ にてチェックを。
【今回の講師】津田 蘭子(つだ らんこ)
手づくり服研究家。本業はイラストレーター。型紙不要の簡単リメイクレシピを提唱。年間100着以上の服をつくり、自身のワードローブも100%手作り。今回リメイク作品の詳細が書かれた書籍『『その服捨てるのちょっと待った!リメイクしたらオンリーワンができました。』(JTBパブリッシング)が好評発売中。
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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
text:城リユア(mogShore) Photo: 野田真