長谷寺

【2021】鎌倉・長谷寺のあじさい|初夏の鎌倉は花の寺へ。色彩が鮮やかに踊る長谷寺の「あじさい路」

神奈川県 アジサイ お花 お寺めぐり 寺社 るるぶ&more.編集部
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鎌倉・長谷エリアの名刹「長谷寺」。花の寺としても親しまれる長谷寺は、初夏を迎えると、青に紫、はたまたピンクと色鮮やかなアジサイに彩られます。境内にある見晴らしのいい眺望散策路は、この時期のみ名前も「あじさい路」に。愛らしいお地蔵さんも愛でながら、アジサイ観賞へと出かけましょう。

Summary

良縁地蔵と初夏のアジサイ

江ノ電長谷駅から歩くこと約5分。あるいは、JR鎌倉駅から御成通り商店街や由比ヶ浜通りを楽しみながら、のんびり歩くこと20分強。鎌倉の人気エリアである長谷を見守るようにたたずむのが、花に彩られた寺院の長谷寺です。

長谷寺の歴史は奈良時代にあたる天平8年(736)に遡ります。こちらも花の寺として知られる奈良の長谷寺を開創した徳道上人の発願により創建されました。境内では「和み地蔵」が両手を合わせ、さらに境内3カ所には高さ30cmほどの「良縁地蔵」を設置。3つすべてを見つけると良縁に恵まれるともいわれています。

春には梅や桜、ボタンが見頃となり、夏にはサルスベリがピンクの花を咲かせます。秋になればカエデが燃えるように朱色に染まり、鎌倉でも唯一となるライトアップを実施。四季折々の草花を観賞できる長谷寺ですが、そのなかでもとくに有名なのが初夏のアジサイです。

長谷寺のアジサイは例年、5月下旬から7月上旬にかけてがシーズン。今年は例年より1週間ほど早く咲き始め、見頃も早く終わりを迎えそうですが、この時期には境内にある眺望散策路、通称「あじさい路」で青や紫、ピンクのアジサイを観賞できます。それだけでなく、アジサイは和み地蔵のそばに置かれたり、池に浮かべられたり、仏像に抱えられたり……と境内のあちこちに。気分を高揚させながら、境内の奥に延びる花道へと足を運びましょう。

2500株のアジサイに囲まれる絶景ロード!

長谷寺の境内は観音山の裾野に広がる下境内と、中腹に切り開かれた上境内に分かれています。下境内から上がり、上境内の観音堂の脇にある入口へ。開花がピークを迎える3週間ほどは、「拝観券」(400円)とは別に「あじさい鑑賞券」(300円)が必要です。そして遊歩道を進めば、そこはもうあじさい路。山の斜面を埋め尽くすように咲き乱れるアジサイの数はなんと2500株以上。初夏の風物詩であり、鎌倉でも有数の絶景スポットです。

あじさい路は頂上付近でふた手に分かれます。下の道を進めばアジサイをバックにした石塔も撮影可能。あじさい路に咲くアジサイだけで約40種類あるので、色だけでなく花のつき方を見比べるだけでもあっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。

一方、上の道を進めば、アジサイ越しに鎌倉の町、そして相模湾まで一望できます。アジサイのみどころが豊富な鎌倉とはいえ、海と一緒に観賞できる場所はそう多くありません。アジサイ観賞に夢中になりつつも、上下どちらの道も見逃さないように歩きましょう。

もうひとつ、あじさい路で見逃すわけにはいかないのが良縁地蔵。あじさいに囲まれた表情はにこやかで、やさしさも感じられます。

あじさい路を終え、上境内の竹林まで下りると、ここにも良縁地蔵の姿がありました。3カ所に設置された良縁地蔵に両手を合わせれば、きっとほほえみ返してくれるでしょう。

アジサイのほかにもみどころが盛りだくさん!

アジサイ観賞以外にも、長谷寺のみどころはまだまだあります。あじさい路を歩き終えてすぐの場所にある見晴台は、鎌倉の街並みと相模湾が広がる撮影ポイント。爽快な景色が望め、開放的なスポットは見学の休憩にもぴったりです。

 

見晴台のそば、観音山の中腹には食事処である「海光庵」がたたずみます。大きく縁取られた窓により店内は明るく、オーシャンビュー。精進料理の教えをもとにしたメニューや甘味をいただき、リフレッシュしましょう。

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