『おかえりモネ』の舞台・登米で話題のグルメ&みやげ
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の舞台、登米(とめ)。ドラマでも登場する「はっと汁」や名物・油麩丼は登米に来たなら食べたい必食グルメ♪また木のぬくもりを感じる木工品のおみやげは予約が殺到するほどの人気っぷり!グルメとみやげからオススメのお店を2軒ご紹介!
割烹仕込みの郷土料理が食べられる旅のお食事処『蔵.ら〜』
登米名物を味わいにやってきたのは、教育資料館などがある「みやぎの明治村」の中心部。観光物産センター「遠山之里」内にあるお食事処「蔵.ら〜」さんです。
こちらは駐車場も広く、座席数も40席以上あるので、明治村を訪れる団体客も利用できるほど大きなレストラン。教育資料館もすぐ隣にあるので、行った後のひと休みにも便利なロケーションです♪
センター内にあるお食事処ながら、レベルの高い和食が味わえると聞き期待大!それもそのはず、こちらの店を運営しているのは同じ登米市内に店を構える割烹料理店「菅原屋」。
アクセスもよくて便利で、その上割烹レベルのお食事が楽しめるなんて、観光客にはとってもうれしい…!
今回は登米名物を一度に味わえる「蔵.ら〜セット」を注文しました。油麩丼とはっと汁のほか、小鉢や漬物、お造り、デザートが付くボリューム満点の定食メニューです。
まずドラマでたびたび登場する「はっと汁」(写真右下)。小麦粉を練って薄く伸ばして茹でた「はっと」を、醤油ベースの汁でいただく郷土料理です。家庭によって味付けもさまざまで、あんこなど甘いものからカレー味までいろいろあるそうです。
「蔵.ら〜」さんははっとを練るのもちぎるのもすべて手作業。既製品は使用せず手間をかけて作ることで、食感も豊かで、家庭料理のほっとする味わいが感じられます。
鶏とかつおぶしをブレンドして取った出汁は、雑味も一切なく、割烹仕込みならではの透明感!三つ葉をのせてスッキリ爽やかな味わいで一滴残らず飲めちゃうほど。
宮城名物の油麩を使った油麩丼は、油麩をまず一度、水ではなく出汁で戻しているそう。なので噛み締めるごとにジュワ〜と旨みが口中にあふれ出します。親子丼やカツ丼のように卵でとじた甘辛い味付けもまた食欲が進みます♪
こちらのお店ではほかにも登米の郷土料理をはじめ、ラーメンやとりめしなどのメニューも揃います。割烹仕込みの郷土料理、ぜひみなさんも味わってみてくださいね。
予約殺到で大人気!木工品のおみやげ『クラフトショップもくもくハウス』
町の8割以上が山林という登米市の津山町。ここには地場の資源である杉材がたくさん眠っています。
この杉材の有効利用を目的として木工芸の里づくりがスタートしたのは1979年のこと。津山の木工職人が集まり、ひとつひとつ丹精をこめて木工品を制作しています。
津山の木工品の人気に火がついたきっかけは『おかえりモネ』で登場したアイテムの数々。主人公モネが働く事務所でバインダーや引き出しが使われていました。
波打つような模様は「矢羽根細工」といって、原木を切り出して組み合わせ、プレスしたもの。多くの手間と技術を要しますが、職人の技が光るずっと長く使える一生もののアイテムになりそうです。大事に使っていきたいですね。
またこのサメのキーホルダーは現在予約が殺到し、なんと入荷まで3ヵ月待ち…!
それもそのはず『おかえりモネ』で登場する菅波先生が身につけていたということで話題になりました(実際にはドラマを受けてリクエストが殺到し、もくもくハウスバージョンで作ったものだそうです)。
木目が美しく、素朴な表情がまたかわいらしいですね。
「クラフトショップ もくもくハウス」さんは現在、産直市場やお食事処が入る「道の駅津山もくもくランド」内にある仮店舗で営業されています。今後、道の駅の同施設内で店舗の場所が変わる可能性もありますのでお出かけの際はご確認ください。
■クラフトショップ もくもくハウス
くらふとしょっぷ もくもくはうす
住所: 宮城県登米市津山町横山字細屋26-1(道の駅津山もくもくランド内)
交通:三陸自動車道桃生津山ICから車で10分
TEL:0225-69-2341
営業時間:9~17時
定休日:無休
Text & Photo:ジェンティーレ恵
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