三内丸山遺跡

特別史跡 三内丸山遺跡を訪れ、縄文文化のロマンに浸ろう

青森県 世界遺産 るるぶ&more.編集部
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「三内丸山遺跡」はそれまでの縄文のイメージを大きく塗り替えた歴史的遺産!日本最大級の広さを誇る縄文集落跡や遠く離れた地域との交流を感じさせる数々の出土品が発見され、古代のロマンとオドロキがたっぷり詰まっています♪

Summary

三内丸山遺跡はなにがすごいの?

三内丸山遺跡は、縄文時代前期から中期にあたる約5900年前から4200年前にかけて、長期間にわたって定住生活をしていた国内最大級の縄文集落跡です。なんと総面積は42万㎡で東京ドーム約9個分!遺跡は八甲田山から続く緩やかな丘陵の先端にあります。気候が温暖化していた当時、このあたりにはクリやクルミ、山菜などが豊富な落葉広葉樹の森が広がり、近くには穏やかで魚が豊かな陸奥湾がありました。この場所は海と森の幸に恵まれて一年中食料を得ることができ、安定した生活をすることができたのです。遺跡区域では、実際の遺構を見学できるほか、巨大な掘立柱の建物や竪穴住居などがいくつも復元されているので縄文時代の風景や暮らしぶりを体感できます。併設されている「縄文時遊館」には、「さんまるミュージアム」や「体験工房」などがあり、縄文文化への理解を深めることができます。


縄文時遊館を見学して縄文遺跡への理解を深めよう

縄文時遊館
縄文時遊館
三内丸山遺跡への入口が「縄文時遊館」。映像で紹介するシアターや出土品の常設展示室、遺跡全体のジオラマなど三内丸山遺跡をまるごと体感できる見どころいっぱいのミュージアムです。広大な三内丸山遺跡のあれこれを学んでから見学すると満足度アップ♪さらに遺跡見学を充実させたいならボランティアガイドさんのツアーに参加してみて。定時ツアーは1日8回、事前予約不要(10人以上の場合は要予約)、無料で遺跡を案内してくれます。

三内丸山遺跡のエントランスにあたる「縄文時遊館」。館内はすべてバリアフリーなので安心して見学できます。

縄文ビッグウォール
縄文ビッグウォール
縄文土器のかけらがちりばめられた壁は、地上と地下をつなぐ吹き抜けにそびえたつ高さ6m・幅18mの壁、その名も「縄文ビッグウォール」です。三内丸山遺跡から出土した土器のかけらが壁面全体に散りばめられていて、その数は全部で5120個!上層から下層に向かって年代がさかのぼっているので、時代による変化が一目でわかります。

「さんまるミュージアム」で縄文文化にふれる

さんまるミュージアム
さんまるミュージアム
縄文時遊館内にある「さんまるミュージアム」には三内丸山遺跡からの出土品約1700点が常設展示。そのうち約500点は重要文化財に指定されているのだとか!重要文化財「大型板状土偶」や約4200年前の「クリの大型木柱」、糸魚川周辺が産地とされるヒスイの製品、木の皮を巧みに編んだポシェットなどは、古代とは思えない高度な技術が感じられます。このほか等身大の人形で縄文人の生活を再現したコーナーもあります。

「さんまるミュージアム」入口のタイムスケールトンネル。ここを抜けると展示室へと続きます。展示品ごとに掲示されたQRコードから解説動画を見ることができます。

クリの大型木柱
クリの大型木柱
約4200年前の栗の木柱が現存!地下水が豊富なことと、柱の底や周囲を焦がしていたことで残っていたのだとか。

大型板状土偶
大型板状土偶
三内丸山遺跡では板のように扁平につくられた板状土偶と呼ばれる土偶が多数発見されています。なかでもここを代表する土偶といえばコレ!全長32cmで日本最大級の大型板状土偶です。板状土偶は円筒式土器文化に伴って前期の終わり頃からつくられ、次第に各部が立体化していきます。

縄文ポシェット
縄文ポシェット
発見時、直径9cm、高さ11cmほどのポシェットにはくるみの実がひとつ入っていたとか。ヒノキ科の樹皮がタテヨコ交互に編まれています。大きさや形がハッキリわかる編みかごは日本でもこれだけ!


「時遊トンネル」を移動して縄文時代へタイムスリップ

時遊トンネル
時遊トンネル


いざ、三内丸山遺跡へ!その入口となるのが「時遊トンネル」です。三内丸山遺跡にある建物の場所や名称がしっかりわかる精巧なジオラマもあり、広大な遺跡を歩く前に要チェック。ちょっと薄暗いこのトンネルの向こうに三内丸山遺跡があり、いわば現代と縄文時代をつなぐタイムトンネルです。外の光とあいまって神秘的な雰囲気がただようスポットで、写真を撮る人も多いんですよ♪三内丸山遺跡が一望できる展望テラスもあります。

いよいよ遺跡の見学です。ここは長さは32mと超巨大な竪穴建物の内部。縄文人の集会場や共同作業場だったと考えられているのだそう。

地面を掘って床をつくり柱を立てて屋根をかぶせた「竪穴住居」。かやぶき屋根はまるで古民家のような雰囲気。

こちらは樹皮をかぶせた屋根をさらに土で覆った土ぶきの竪穴住居。緑に覆われて自然と一体になっています。

「体験工房」でミニ土偶づくりを体験


縄文人の住まいを体感したあとは、縄文時遊館に戻って、縄文クラフト体験にチャレンジ!予約不要で1名からOK。必要な道具も揃っているので気軽に参加できます。ミュージアムショップで体験キットを購入したらお隣の体験工房室へGO!わかりやすい説明と見本を見ながらレンガ色の粘土を伸ばしてこねて、縄文人になった気分で土偶の表情や体の模様をつけていきます。一つひとつ形も顔も違う板状土偶は、作り手の個性とセンスが光ります。

土偶作り体験キット
ミニ土偶作り体験キット330円
体験キットには土偶づくりに必要な材料と説明書も入っているので、土偶好きさんへのおみやげにもおすすめ。

竹串でツンツンと穴を開けたり模様を描いたり。粘土なので思い思いのオリジナル土偶が簡単に作れちゃいます。

所要時間は約50分。完成した土偶は乾燥させて、そのままお持ち帰りできます。

「ミュージアムショップ」で縄文グッズをゲット


ミュージアムショップ
ミュージアムショップ
旅の思い出に縄文なおみやげをゲットするならココ!縄文時遊館内にあるミュージアムショップでは、三内丸山遺跡をはじめ縄文をモチーフにしたアイテムが揃っています。縄文関連の本から普段づかいできる便利なアイテム、ここでしか買えないオリジナルグッズなど、おみやげ用はもちろん自分用にも欲しくなっちゃうものばかり。特に手作りグッズは一つひとつ表情やカラーバリエーションが異なるので、お気に入りの1つをじっくり選んで。

ポーチ
ポーチ650円
大型板状土偶をモチーフにした三内丸山遺跡ならではのポーチ。収納力も高くて普段づかいにもgood!


縄文マグネット
縄文マグネット400円
土偶や三内丸山遺跡のマスコットがモチーフになったマグネットは家庭でもオフィスでも大活躍♪

「れすとらん五千年の星」でひと休み


れすとらん五千年の星
れすとらん五千年の星
縄文時遊館内にある「れすとらん五千年の星」では、縄文人も食べていたといわれる食材をふんだんに使用した料理やスイーツを提供しています。腹ぺこさんには陸奥湾産ホタテと発掘気分が味わえる「発掘プレート」、スイーツな気分なら土偶がキュート&インパクト大な栗味スイーツ「ホットケーキ・和モンブラン」と「縄文パフェ」がおすすめ。

陸奥湾産ホタテプレート
陸奥湾産ホタテプレート1200円
ごはんの中から貝殻が出ればアタリ!発掘気分も楽しめます。陸奥湾産ホタテを3つの料理で味わえるのも魅力。

縄文ホットケーキ
縄文ホットケーキ700円
あんこと白玉にマロンホイップと栗の甘露煮をトッピングした和スイーツです。栗味のソフトクリーム付き。

縄文パフェ
縄文パフェ880円
リアルな土偶クッキーが写真映え間違いナシ!抹茶ババロアと栗味のソフトクリームが相性抜群です。



■特別史跡 三内丸山遺跡

住所:青森県青森市三内丸山305
交通:JR新青森駅からあおもりしゃとるdeルートバス「ねぶたん号」で15分
TEL:017-766-8282
営業時間:9〜17時
※体験時間はメニューによって異なり、土偶づくり体験は9時30分〜14時
※「れすとらん五千年の星」は11〜15時
定休日:第4月曜(祝日の場合は翌日)、12/30〜1/1
入館料:一般410円
駐車場:486台


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Text:三國希
Photo:木村慎一

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