【秋田・男鹿半島】迫力満点!なまはげゆかりのスポットめぐり
「悪い子はいねがぁ〜!!」の雄叫びと恐ろしい形相で家に現れるなまはげ。大晦日の夜に家々をまわる伝統行事ですが、なまはげのふるさと男鹿半島では1年中なまはげと対面することができます。そんな男鹿半島のなまはげスポットをご紹介します♪
Summary
男鹿半島の観光拠点から出発!なまはげアイテムをGET
まずやってきたのは男鹿半島の玄関口にある道の駅。こちらは男鹿で水揚げされた新鮮な魚介が揃い、地元の人もご用達。なまはげにちなんだアイテムも豊富で、お土産を求める観光客にも人気のスポットです。
早速、男鹿の観光情報を集めながら、なまはげアイテムをチェックしましょう。
男鹿市内の観光施設が協働で商品化したなまはげサイダー。「男鹿梨(豊水)」を使用した梨味と、男鹿の天然塩で作られた塩味、ブランドメロン「秋田美人」を使用したメロン味の3種。秋田の特産品のフレーバーが味わえ、爽快ですっきりとした後味は旅のおともにもぴったり!
秋田・出羽鶴酒造の日本酒2本(純米酒「はばたき純米」・生貯蔵酒「ちょい生」)と、なまはげのイラストが描かれた赤いミニ巾着が付いたセット。ミニ巾着の裏面には秋田の観光スポットも描かれていて、お土産に喜ばれそう♪
秋田県出身の歌手・高橋優さんも絶賛したというお菓子。驚くのはサクッ、シャリッとしたその食感!なまはげの面は最中種、そこに米粉を使用したお米のサブレが合体。ゴマが香り、甘さとしょっぱさが絶妙な加減で何枚でもいけちゃいそう!
ほかにも秋田名物の稲庭うどんやいぶりがっこなど、秋田のお土産はこちらで一通り揃います。レストランのほか、ジェラートショップもあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
海岸線に現れた高さ9.99mのビッグななまはげとご対面!
男鹿半島の南岸、入道崎方面に向かって車を走らせていると突如として現れた巨大ななまはげ!
この門前地区にはかつてなまはげが一晩で999段の石段を積み上げたという伝説があり、その伝説にちなんで立像の高さは9.99m。
日本海に向かって大きな手をかざし、鬼の形相で睨みをきかす姿は迫力満点!絶好の記念撮影スポットです。
広い駐車場や公共トイレもあるので、ドライブの休憩にもオススメ。海の街の穏やかな空気が流れていて、旅の情緒もばっちり。
これから実物のなまはげに会えるワクワク感をここで高めていきましょう♪
ランチするなら入道崎へ
男鹿半島の最先端にある景勝地・入道崎には、男鹿の魚介を使った料理が食べられる食事処が4〜5軒ほど集まります。絶品の海鮮丼をぜひ味わいましょう!
なまはげのミュージアムで歴史や魅力を学ぶ
続いてやってきたのは、ナマハゲに関する貴重な資料が展示されている「なまはげ館」。ここでは100を超える男鹿の各地区のなまはげ面がずらりと揃います。
ホールいっぱいに展示されたなまはげに圧倒されつつ、一体一体の面をみてみると強面のものもあれば、クリッとした瞳でかわいいものも。馬のような動物に似た面もあり、使われる材質もそれぞれ。地域によってさまざまな面があって見比べるのが楽しい!
また彫り師によるなまはげ面の実演コーナーもあり、桐の木からのみ一本でなまはげの顔ができていく様子を間近で見ることができます。面は8000円前後から直接購入も可能。気軽にお話にも乗ってくれるので、気になることがあれば質問もOK♪
ほかにも伝承ホールでは、毎年行われている大晦日のなまはげの様子を綴ったオリジナル映画『なまはげの一夜』を上映。神秘のホールでは男鹿特有の自然や風習が紹介されています。
また併設するショップではなまはげのお土産も販売。お菓子などの食べもののほかにも、Tシャツやなまはげ面などもあるのでチェックしてみてくださいね。
次に紹介する男鹿真山伝承館とは隣り合わせの施設なので、まずはぜひこちらでなまはげにふれてみるのがオススメです。
なまはげが目の前にやってくる!緊迫の伝統行事を体験
なまはげ館に隣接する「男鹿真山伝承館」にやってきました。これまで立像や面、映像を通してなまはげについてふれてきましたが、ここではついに本物のなまはげと対面することができます。
舞台は築約100年の曲り家(L字型の伝統的な住宅)。なまはげが家長の元へ訪れ人々を戒める様子が実演されます。
まずは案内人が登場し、伝統行事について解説。静けさに包まれ緊張感も高まります。
続いて、家長の元になまはげを招き入れる先立が登場。「まもなぐ、なまはげさんが来るようだすな〜」と男鹿訛りで会話をし、見物客も笑いながらしばし穏やかな雰囲気に。
すると突然、裏の扉が激しく揺れ、荒々しい雄叫びが…!すぐそこになまはげが迫っていて、子どもはもちろん大人でもドキドキ…(!)
そして正面の扉が割れるほどに勢いよく開け放たれると、地鳴りのような声をしたなまはげが登場!怠け者を探し、家の中を暴れ回ります。
その後、落ち着きを取り戻したなまはげを、家長がお酒やごちそうでおもてなし。ユーモアを交えたやりとりに笑いが起き、なまはげもほっこり。しかしその後もまた、なまはげが暴れ出し…!?
こうして約20分の実演はあっという間。なまはげの伝統行事を目の前で体感でき、満足度大!男鹿に訪れたならぜひ立ち寄ってほしい大人も大興奮のスポットでした。
※現在1回につき50人定員。内容は変更される場合がありますので事前にお問い合わせください
男鹿半島で泊まるなら「男鹿観光ホテル」へ
男鹿半島の北側には、海沿いに沸く男鹿温泉郷があります。男鹿の観光スポットめぐりのあとは、ゆっくりお湯に浸かって疲れを癒しましょう。
「男鹿観光ホテル」は全90室の客室が海側に面し、晴れた日には青森との県境に位置する世界遺産「白神山地」まで見渡すこともできる眺望が自慢。天然温泉は「美肌の湯」としても人気が高く、展望大浴場や露天風呂などかけ流しで贅沢に楽しめます。
秋田の郷土食材や伝統料理が並ぶ料理も絶品。最高のおもてなしを受けて、心ゆくまで男鹿を満喫しましょう♪
■男鹿観光ホテル(おがかんこうほてる)
住所:秋田県男鹿市北浦湯本字草木原21
交通:秋田自動車道昭和男鹿半島ICから車で40分(JR男鹿駅から要予約で送迎バスあり)
料金:1泊2食付2名1室1万3200円~(入湯税150円別途)
TEL:0185-33-2121
IN15時/OUT10時
以上、男鹿半島のなまはげスポットをめぐるコースをご紹介しました。なまはげの伝統行事は大晦日に行われますが、こうして1年を通して体験できる場所もあるので、いつ訪れても楽しめます。
また2月の第二土曜を含む金・土・日曜には年に一度の「なまはげ柴灯まつり」が開催され、こちらも大盛況!その様子も詳しくレポートしていますので、ぜひチェックしてくださいね。
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Text & Photo:ジェンティーレ 恵
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