「庭のホテル 東京」がリニューアル!“和”のコンセプトルームや趣ある4つの庭で癒やしのひとときを【#編集部のおでかけキロク】
「美しいモダンな和」がコンセプトの「庭のホテル 東京」が、2022年3月25日(金)にリニューアルオープンしました。1935年創業の旅館をルーツに誕生したこのホテルは、中庭を擁した、緑があふれる癒やしの空間。今回のリニューアルでは、より“和”の要素を取り入れて進化しており、和をコンセプトにしたお部屋や、ルーフトップガーデンなど新たな庭も誕生しています。気になる新たなホテルの魅力を、るるぶ&more.編集部おのほのが取材してきました。
Summary
日本旅館をルーツにした和のホテル「庭のホテル」って?
JR水道橋駅から徒歩約3分、東京メトロ神保町駅からも徒歩約8分と好立地の場所にある「庭のホテル 東京」。ホテルの前に到着すると、緑に囲まれた素敵な雰囲気のホテルが現れます。
「庭のホテル 東京」は、昭和10年(1935)創業の日本旅館から発展したホテルで、和の趣と現代人のニーズに合う機能性を兼ね備えた「美しいモダンな和」をコンセプトに掲げています。ホテルの館内には木や和紙、伝統工芸の要素が取り入れられ、日本らしさを感じる趣あるホテルとなっているんです。
都会にありながらも自然に囲まれ癒やしの時間を過ごせるこのホテル、実は私自身、訪れてみたいと思っていた場所のひとつでした。そんなホテルが今回新たな部屋を新設しリニューアルすると聞き、早速そのリニューアルポイントを調査してきました!
ヒノキ風呂併設!和のコンセプトルームが新登場
今回のリニューアルの目玉は、なんといっても新たに登場した和のコンセプトルーム「シグネチャーツインルーム」。これまでのお部屋よりもさらに和のコンセプトを際立たせるべく、床には畳が敷かれ、旅館らしい低めの椅子やテーブルが設置されています。壁や棚も木を使用した温かみのある空間。窓際の障子からは柔らかな陽の光が差し込みます。
そしてこのお部屋にだけ新設されたのがこちらのヒノキ風呂!浴室に足を踏み入れた瞬間、ヒノキのよい香りが広がっていました。
浴室は木のブランドが付いたガラス窓になっているので、お風呂に入りながら外の景色を眺めることもできそうです。
「シグネチャーツインルーム」には盆栽も置かれていて、上質な空間を演出。
ヒノキ風呂に入って疲れた身体を癒やしたり、畳の上で鉄器の急須でいれたお茶を飲んでのんびり過ごしたりと、上質な時間の過ごし方が体験できるお部屋です。
今回のリニューアルを機に、全室にミラーリング・動画配信サービス対応テレビやUSBコンセントの設置、加湿・空気清浄機が導入されるなど、現代のニーズに合わせて進化しています。
ルーフトップガーデンやラウンジも!4つの庭園巡りを楽しむ
ホテルの名前にもあるように、「庭」がホテルの注目ポイントのひとつ。異なる4つの庭があり、それぞれ異なる楽しみ方ができます。今回、新たに2つのお庭が新設され、既存の2つのお庭もリニューアルしました。
まずご紹介するのは、15階に新設された「ルーフトップテラス」。ホテルの屋上階にある開放的なスペースで、黒御影石の石舞台に座ったり寝転んだりしながら、美しいパノラマビューを楽しむことができます。このスペースは8~22時までの時間、立ち入り可能です。
もうひとつ新たに新設されたお庭が2階の「石庭(いしにわ)Zen Terrace」。白砂に大小の石が配された枯山水を思わせる日本庭園です。実はこのホテルの2階は講演会やオンライン会議などができるファンクションルームのある階で、この庭もファンクションルーム「燦(さん)」に隣接されています。講演会の合間に外の空気を吸ってリフレッシュすることもできるのがうれしいですね。
既存の3階「ラウンジテラス」もリニューアルしてよりくつろげる和の空間に進化!創業のルーツである旅館時代の面影を再現したというこの場所は、6mの岩をつたう水が流れる池泉や、雪見灯篭などが再現されています。水の流れる音に包まれながら、外のテラスに設置されている椅子に座ってのんびりするのもおすすめ。寒いときには、ラウンジの部屋のなかから外の景色を眺めることもできます。
こちらのラウンジでは、現在16~20時までの時間、宿泊者に無料のドリンク提供サービスも行われています。提供されているドリンクは、「但馬屋珈琲店」の深いりのサイフォンコーヒーと、静岡県の日本茶の2種類。器もスタッフさんがセレクトしたものだそうですよ。
もともとこのスペースにはランドリーや自動販売機が設置されていたのですが、それらを別の場所に移動させラウンジスペースを拡張したそう。そうして広くなったスペースに新設されたのが、奥にある畳の小上がりスペース。ドリンクを飲んでくつろいだり、パソコンで作業していたりと思い思いの過ごし方をしている様子が見られました。
その横には自由に閲覧できる本も置かれています。これらの本は、ホテルの場所にもほど近い神保町の古書店から買い付けたもの。古書店は専門書店が多いことから、まずは「庭のホテル」にちなみ庭や植物の専門書を揃えたそう。今後もさまざまなジャンルの本を展開予定とのこと。どんな本が置かれているのか、訪れるたび楽しみになりそうですね。
4つ目の庭は1階の「中庭」。ホテルの中央に位置するこの庭は、和洋2つのレストランから眺めることもでき、まさにホテルの顔ともいえるような印象的なお庭。武蔵野の雑木林をイメージして作られたそうで、四季折々の景色を楽しむことができます。
「ルーフトップテラス」以外の3つのお庭は24時間立ち入り可能。夜にライトアップされた庭を眺めるのも、早起きして朝の空気を吸ってリフレッシュをするのもおすすめです。