都心から30分の“プチ・リトリート”!横浜で癒やしを体験する日帰りモデルコース【#編集部のおでかけキロク】
神奈川県・横浜は、都内からのアクセスもよく、日帰りのおでかけ先としても人気のエリア。今回はリトリートをテーマに、身も心もリフレッシュできる場所、癒やしのスポットをるるぶ&more.編集部おのほのが巡ってきました。横浜によく行くので定番の観光地はもう行き尽くした…という方にもおすすめの、定番だけではない穴場の横浜おでかけスポットを巡る日帰りプランをご紹介します。
Model Course
まるで海外気分!洋館で優雅にティータイム「えの木てい」
スパで身も心もリフレッシュしたら、そろそろティータイムの時間。横浜にはさまざまな観光地がありますが、そのなかでもぜひ押さえたいスポットのひとつが山手エリアに点在する洋館カフェです。
「えの木てい」は昭和2年(1972)建築の外国人居住地を利用してオープンしたティールーム。アンティークの家具が揃い、外国のおうちにお邪魔したかのような気分になります。
おすすめはドリンクとケーキのセット1386円~。写真映えする「ロザライチ」はお店の1番人気だそう。フランボワーズのムースにバラとライチを合わせた、山手のバラ園を思わせるケーキです。
以前「ロザライチ」を味わったことがあったため、今回は同じくバラが使われた「薔薇の香るスイートロールケーキ」をチョイス。バラの花びら入りのスポンジでバラ風味のブリュレを巻いたケーキです。お店こだわりの北海道産生クリームの濃厚さとしっとりとした食感のスポンジが見事にマッチ。一緒に頼んだ紅茶と甘いケーキの相性も抜群です。
こんなの初めて!中国式のおみくじを体験「横濱媽祖廟」
夕方になり陽も落ちてくるころに訪れたいのが、横浜中華街に立つ「横濱媽祖廟(よこはままそびょう)」。その堂々たる外観を目にしたことがある方も多いと思いますが、ここでは中国式の参拝やおみくじを体験することができるんです。
まずは売店で「金紙」1包1000円と「線香」500円を購入。これらを手にして階段を上がります。
廟内部に入り、媽祖様へ金紙を供えます。その後火をつけてもらった線香を受け取り、1~5の順番に香炉を回っていきます。
線香のお供えが終わったら再び廟の中へ。おみくじを引いていきます。まずは媽祖様に向かって氏名・住所・生年月日と自己紹介をしてから、聞きたい願いを伝え、棒くじの入った竹筒を上下に振って一番上に飛び出した棒を引きます。
そこに書かれた数字が自分にとって正しい数字かを確認するため、神筈(しんばえ)を振ります。それが表と裏になったら、その番号が結果であるというわけ。棒くじに書かれた番号のおみくじをいただくことができます。
最後は金亭で金紙を燃やし神様に捧げます。細かなルールはあるものの、日本では普段できない特別な体験をすることができますよ。
水上タクシーでみなとみらいの夜景を満喫!「SUITAKU」
すっかり陽も落ちてきたら、自由な時間に貸し切りで乗船できる横浜唯一の水上タクシー「SUITAKU」に乗ってみなとみらいを満喫してみませんか?横浜港ボートパークと象の鼻桟橋を繋ぐ航路を運航しています。
「スイタク」は1便片道700円ですが、時間、航路、人数などを希望と目的に合わせて自由にカスタマイズできるオンデマンド・クルージング「スイタク・プレミアム」もあります。「スイタク・プレミアム ナイトタイム 30分コース」1万5000円なら、みなとみらい周辺の夜景をゆっくりと楽しみながら、非日常の時間を過ごすことができます。
地産地消の横浜野菜・小松菜を味わおう「TSUBAKI食堂」
さて最後は夕食を!訪れたのは、地産地消の横浜野菜にこだわったメニューを提供する「TSUBAKI食堂」。店主の椿さんが繋がりのある50以上の農家さんから仕入れた、新鮮な野菜を味わうことができます。その日手に入った食材を使って料理を提供するため、メニューはその日・その月によって変化するそう。
手軽な定食メニューもありますが、ディナーで利用するならお店のこだわりメニューを存分に味わえるコースメニュー5000円もおすすめ。このコースは新たに提供が始まったメニューです。
最初に運ばれてくる前菜は顔よりも大きなお椀の中に盛り付けられていて、蓋を開ける瞬間からワクワクすること間違いなし!
お店の看板メニュー「ど根性サラダ」も付いてきます。実は横浜は全国でも1、2位を争う小松菜の産地。輸送距離が近いからこそ提供できる生の小松菜をたっぷりと味わえるサラダです。小松菜のみずみずしさを感じられます。
茶碗蒸しにはトマトやカボチャなどの珍しい具材が!トマトの酸味やカボチャのホクホク感などさまざまな味わいが感じられるひと品です。
この日用意された稚鮎の天ぷらには、蓼酢(たでず)にみたてた、青トマトと白オクラの天ぷらが一緒に添えられています。稚鮎の苦味を、青トマトの酸味と白オクラのネバネバが和らげてくれることからこの組合わせにしているのだそう。
次に提供されたのがYOKOHAMAヨークシャーという原種の豚のローストポーク。原種は数が少なく飼育が難しいものの、ほかにないモチモチとした肉質が特徴とのこと。味付けは塩のみとシンプルですが、脂の甘さに感動するはず!
最後はお店の人気メニューのひとつでもある小松菜丼。ご飯の上にじゃこ、海苔、ごま油などで味付けされた小松菜がのった丼ぶりで、食欲をそそる香り高さが魅力です。
シンプルな味付けだからこそ、多様な新鮮野菜のうまみを楽しむことができます。たっぷりのお野菜を摂取し、健康な気持ちにもなれました。
■TSUBAKI食堂(つばきしょくどう)
住所:神奈川県横浜市中区本町6-50-10横浜市市庁舎2F
TEL:045-211-4300
営業時間:11~15時、17~22時
定休日:無休
日々の生活や仕事で疲れたとき、お休みの日にぜひ横浜へ足を運んでみてはいかがでしょうか。自然や食、癒やしの体験を通じて“リトリート”体験ができますよ。
Text:小野穂乃佳
Photo:小野穂乃佳、間瀬修
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