日本入国時の水際措置の終了

2024年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置が終了しています。

日本出国前に準備しておくこと

日本出国前及びシンガポール入国時のPCR検査は不要です。

●Visit Japan Webサービスの情報登録 【推奨】
日本帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。
◎Visit Japan Web（デジタル庁）
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/

シンガポール入国に必要なもの

2024年8月30日現在、日本国籍ならワクチン接種の有無に関わらず、シンガポール入国時にワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。観光、商用を目的とした旅行で、かつ、滞在期間が3カ月以内の場合はビザも不要です。

●パスポート
残存有効期間は入国日基準で6カ月以上必要。

●往復の航空券、ホテルの手配

●電子入国カード（SG Arrival Card)
全ての旅行者は、電子入国カード（SG Arrival Card）をオンラインでの提出が必要です（到着日を含めて到着3日前から受付）。
電子入国カード（SG Arrival Card）の登録はこちらから

●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一の場合に備えて、海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件が付いていることもあるので注意が必要です。また、帰国後に医療費を請求するには、現地の病院にかかった場合は診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。

●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら：https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

日本帰国時に必要なもの

●パスポート

●税関申告の登録（Visit Japan Webから）【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携行品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携行品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。

シンガポール入国の流れ

・入国審査
空港到着後、係員の指示に従いVisitorの列にある自動化ゲートへ。電子入国カード（SG Arrival Card）の登録を済ませたパスポートをスキャンし、指紋採取と顔写真撮影を済ませてゲートを通過します。入国後に電子入国カードに登録したメールアドレスへ、滞在可能日数などが示された電子訪問パス（e-Pass: Electronic Visit Pass）が送信されるので必ず確認しておきましょう。※電子入国カード（SG Arrival Card）は、シンガポール入国3日前からオンラインで提出できます。

・荷物の受け取り
自分が利用した便名の表示があるターンテーブルで、機内に預けた荷物を受け取りましょう。荷物が出てこなかったり、破損していたら、係員に荷物引換証（Claim Tag）を見せて対応してもらいます。

・税関
免税範囲なら、申告なしの「Nothing to Declare」（グリーンチャンネル）のゲートへ。免税範囲を超える場合は申告ありの「Goods to Declare」（レッドチャンネル）へ行き、所定の税金を支払います。日本で購入したタバコや電子タバコ、チューイングガムなどの持ち込み禁止品はここで没収されます。

・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。

・シンガポール入国時の制限
＜主な免税範囲＞
◎酒類：ワイン1ℓ+スピリッツ1ℓ、またはワイン1ℓ+ビール1ℓ、またはワイン2ℓ、またはスピリッツ1ℓ＋ビール1ℓ、またはビール2ℓのいずれかの組み合わせ（18歳以上）で、シンガポール入国前に48時間以上、シンガポール国外に滞在し、マレーシア以外の国から到着していること。
◎タバコ類：すべてのタバコおよびタバコ製品は、課税の対象です。しかし、日本国内で販売されているタバコはパッケージ表記の関係上、持ち込むことができません。ほか、電子タバコ、噛みタバコは持ち込み禁止。
◎通貨：通貨の持ち込み制限はありませんが、S＄2万以上または外貨S＄2万相当額以上の持ち込み・持ち出しは要申告。

＜主な持ち込み禁止品＞
◎鉄砲、武器、刀剣類、爆竹、花火
◎ポルノ雑誌、ポルノフィルムおよびソフトウエア、扇動的・反逆的物品
◎著作権のある出版物、DVDなどの不正な複製品
◎ワシントン条約により絶滅危惧種の野生動物およびその加工品
◎チューインガム（シンガポール保健科学局が承認した経口歯科および薬用チューインガムを除く）
◎ピストル型およびリボルバー型のライター
◎電子タバコや無煙タバコなどを含むタバコ類似品、噛みタバコ

＜主な持ち込み規制品＞
◎医薬品
◎魚介類製品、青果物、肉類および肉製品
◎CD-ROMおよびビデオゲーム、ビデオディスク、レーザーディスクなど

シンガポール出国の流れ

・チェックイン
空港には最低でも出発2時間前までには到着しておきましょう。利用航空会社のカウンターでパスポートと航空券（eチケットの控え）を提示します。スーツケースなどの荷物を預けて荷物引換証（Claim Tag）と搭乗券を受け取ります。なお、自動チェックイン機が多数用意されているので、自身で端末を操作してチェックインと荷物預けの手続きを行うと、並ぶ手間が省けます。
※免税手続きに必要な未使用の購入商品をスーツケースなどの預け入れ荷物に入れる場合は、チェックイン前に出国審査手前のeTRS（電子認証システムによる旅行者還付制度）セルフサービス・キオスクへ。

・出国審査
自動化ゲートで出国手続きができます。パスポートと搭乗券を手元に用意しておきましょう。
※機内持ち込み品の免税手続きを行う場合は、出国審査後、出国乗り継ぎラウンジのeTRS（電子認証システムによる旅行者還付制度）セルフサービス・キオスクへ。

・手荷物検査
搭乗ゲート前で機内に持ち込むすべての手荷物をX線検査機に通し、ボディチェックが行われるので、時間に余裕をもって搭乗ゲートに到着しましょう。液体物の機内持ち込み制限があるので、注意が必要です。

・搭乗
搭乗時にパスポートの提示を求められることもあります。

免税手続きについて

消費税（GST）
シンガポールで物品を購入すると一律9％のGST（Goods & Services Tax）が課されます。一定の条件を満たした旅行者であれば（※）、加盟店で購入したS＄100（GST込み）以上の物品を海外に持ち出す際、消費税9％分から払い戻し手数料を差し引いた金額が還付される旅行者還付制度（TRS）が適用されます。

※GSTの払い戻しを受けることができるのは
●シンガポール国籍またはシンガポール永住権をもたないこと。
●16歳以上であること。
●商品購入日から2カ月以内に免税手続きを行うこと。
●チャンギ国際空港またはセレター空港から航空機で出国し、かつ航空機の乗務員ではないこと。
●購入日および購入日前の3カ月間、空港で消費税（GST）の払い戻しをを申請した日に就労ビザ、配偶者ビザ、長期滞在ビザ、学生ビザを所持していないこと。

払い戻し方法
シンガポールにはグローバルブルーやグローバル・タックス・フリーなどの免税手続き会社（下記「問合先」参照）があり、加盟店には「Tax Free Shopping」のマークが掲示されています。還付制度のある加盟店で1回あたりS＄100以上の買い物をした場合（ショッピングセンターなどの場合、同一日であればレシート3枚まで合算ができます）、空港で以下の手順で免税手続きを行いましょう。

申請方法
①お店で
会計時にパスポートとe-pass（入国後に発給される電子訪問パス）を提示し、eTRS（電子認証システムによる旅行者還付制度）の印字入り免税チケット、または免税書類、レシートを受け取ります。グローバルブルーのアプリを事前にダウンロードしていれば、アプリを起動してバーコードや2次元コードの画面を提示します。

②空港の税関で
eTRSセルフサービス・キオスクや税関カウンター、またはアプリで申請ができます。商品購入日から2カ月以内に行うことが条件なので、注意しましょう。

●電子認証システム（eTRS）の場合
eTRSと印字された免税チケットが発行された場合、空港の電子認証システムの機械を利用して手続きすることができます。購入商品を機内預け荷物にする場合はチェックイン前に、機内持ち込み手荷物にする場合は出国審査後にセルフサービス・キオスクで手続きをしましょう。
手続きが完了すると「eTRS-NOTIFICATION SLIP」と印字されたレシートが出てくるので受け取ります。税関カウンターで品物を提示するよう表示されたら、購入品（未使用、未開封）、eTRSと印字された免税チケット、レシート、パスポート、搭乗券を検査官に提示します。出国審査後のロビーにある、セントラル・リファンド・カウンターで「eTRS-NOTIFICATION SLIP」とパスポートを提示すると、現金で払い戻し金を受け取れます。クレジットカード（Visa、JCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、Diners）口座への返金を希望する場合はカウンターへ立ち寄り不要。10日以内に指定のクレジットカード口座に払い戻し金が入金されます。

●モバイルアプリの場合
シンガポール到着までに、グローバルブルーのモバイルアプリをダウンロードしておきます。店舗での支払いにアプリを提示しておくと、出国時にアプリで免税手続きが可能になります。手続きの際は、モバイルアプリの位置情報サービスと通知アラートをオンにしておきましょう。また空港では、eTRSの機械から半径15ｍより外に出てはいけません。
手続きが終わったら、アプリに表示される申請結果をよく読み、税関カウンターに立ち寄って購入品の検査を受ける必要があるかどうかを確認しましょう。

＜問合先＞
◎グローバル・タックス・フリー
https://www.global-taxfree.com.sg/

日本帰国時の注意

海外旅行者の免税範囲が設けられており、「Visit Japan Web」による電子申告が推奨されています。これを利用しない場合は、紙の申告書を提出しましょう。

＜主な免税範囲＞
◎酒類：3本　1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類：紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個（「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで）。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水：2オンス　1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他：1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量（海外市価の合計額20万円までが免税）。
詳細は税関https://www.customs.go.jp/ を参照

＜輸入禁止＞
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。

＜輸入規制＞
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。

＜動植物＞
◎果実、切花、野菜などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
※2024年8月30日現在、多くの国で家畜の病気が発生している。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができない。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/を参照

＜医薬品・化粧品など＞
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品（毒薬、劇薬及び処方せん薬以外）は２カ月分以内。外用剤、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。

出発前に知っておきたいことをまとめて発信！ コロナ後のシンガポールの状況をQ&A式でしっかり確認して渡航前のモヤモヤを解決しよう。

Q.電子入国カード・健康申告書はいつ登録？
A.（到着日を含めて）到着3日前から
すべての旅行者は出発前に、電子入国カード（SG Arrival Card）を登録しなければいけません。申請はシンガポール（到着日を含めて）到着3日前から。シンガポール入国管理局（ICA）のサイトまたはMy ICAのモバイルアプリから登録します。登録の際は、パスポート、居住地の連絡先、旅行スケジュール、現地滞在先のメモを準備しておきましょう。

Q.e-Passとは？
A.入国スタンプの代わりになるもの
シンガポールでは入国時のパスポートへのスタンプが廃止され、その代わりに電子訪問パス（e-Pass）が発行されています。入国審査後に、電子入国カードを提出する際に登録したメールアドレスへ送られてくるので、必ず確認しましょう。また、e-Passは免税手続きに必要なので、旅行者還付制度を受ける際はすぐ提示できるようにしておきましょう。

Q.マスクは必要？
A.マスク着用義務解除
2023年2月に一部医療機関などを除き、マスク着用義務が解除されています。

Q.陽性になったら？
A.症状が治るまで待機
軽度の急性呼吸器感染症（ARI）症状のある方は、症状が治るまで安静にしてください。症状があっても外出する必要がある場合、あるいは無症状でもコロナの陽性反応が出た場合は、以下のことを守りましょう。
・社会的な交流は最小限にとどめる
・マスクを着用する
・人混みを避ける
・病院や老人ホームなど、感染しやすい場所には行かない
・高齢者など、より健康に影響を受けやすい人と接触しない

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