大河ドラマ『どうする家康』(NHK)で大注目!静岡でめぐる、大河ドラマ館と家康ゆかりの地10選
2023年1月スタートのNHK大河ドラマ 『どうする家康』で、今、再び注目されている徳川家康。数多のスポットの中から、ドラマのことをもっと知ることができるドラマ館と、ゆかりの地10カ所を厳選してご紹介します。また、家康公にまつわるグルメやおみやげにも注目してみて!
家康ゆかりの注目スポット10選
静岡にはドラマ館のほかにも、家康にゆかりのある場所がたくさん残っています。特に訪れるべきスポット10選はこちら。
浜松城
武田信玄の侵攻に備え、駿遠経営の拠点として家康が築城した「浜松城」。現在は往時の石垣の上に再建された天守閣が立っています。家康の天下統一への足がかりとなり、歴代城主も幕府の要職に抜擢されたため、別名「出世城」ともよばれています。
29~45歳(元亀元~天正15年/1570~1587)
浜松元城町東照宮
浜松城から徒歩10分のところにあるのが「浜松元城町東照宮」。浜松城を築くまでの間、家康が暮らした引間城跡(ひくまじょうあと)に創建されています。豊臣秀吉にもゆかりがあり、2人を天下人へと導いた出世神社として知られています。
■浜松元城町東照宮(はままつもとしろちょうとうしょうぐう)
住所:静岡県浜松市中区元城町111-2
TEL:053-452-1634(浜松市観光インフォメーションセンター)
時間・定休日・料金:境内自由
アクセス:JR浜松駅から遠鉄バス市役所方面行きで6分、浜松城公園入口下車、徒歩3分
駐車場:浜松城公園駐車場220台
浜松八幡宮
浜松城から歩いて15分のところにあるのが「浜松八幡宮」です。浜松城の鬼門(北東)に位置し、武運長久の神として家康も篤く信仰していました。御神木の雲立楠(くまだちのくす)は、三方ヶ原(みかたがはら)の戦いから逃れた家康が身を潜めたとの逸話が残っています。
■浜松八幡宮(はままつはちまんぐう)
住所:静岡県浜松市中区八幡町2
TEL:053-461-3429
時間・定休日・料金:境内自由
アクセス:遠州鉄道八幡駅からすぐ
駐車場:80台
三方ヶ原古戦場碑
浜松城からバスで35分のところにあるのが「三方ヶ原古戦場碑」。進軍する武田信玄を、浜松城から追撃した家康が大敗を喫した三方ヶ原の戦いの舞台です。家康自身も命からがら浜松城へ逃げ帰ることになった、まさに歴史の地。
■三方ヶ原古戦場碑(みかたがはらこせんじょうひ)
住所:静岡県浜松市北区根洗町 三方原墓園駐車場
TEL:053-452-1634(浜松市観光インフォメーションセンター)
時間・定休日・料金:見学自由
アクセス:JR浜松駅から遠鉄バス根洗・金指方面行きで38分、三方原墓園下車すぐ
駐車場:三方原墓園駐車場170台
気賀関所
浜松城からバス・徒歩で55分のところにあるのが「気賀関所」です。東海道の脇道の一つで、多くの旅人が往来した「姫街道」の通行を取り締まるべく、家康により設けられた関所。当時の資料をもとに冠木門(かぶきもん)や本番所が復元されているのがみどころです。
■気賀関所(きがせきしょ)
住所:静岡県浜松市北区細江町気賀4577
TEL:053-523-2855
時間:9時~16時30分
定休日:無休
料金:150円
アクセス:天竜浜名湖鉄道気賀駅から徒歩3分
駐車場:田園空間博物館駐車場30台
駿府城公園
家康が大御所として晩年を過ごした駿府城跡を公園にしています。東御門と巽櫓(たつみやぐら)、坤櫓(ひつじさるやぐら)は純木造入母屋(いりもや)造りの城郭建築で、往時の勇姿を忠実に再現。東御門と巽櫓は資料館として公開されています。二ノ丸堀を周遊する葵舟(あおいぶね)も運航。
45~49歳(天正14~18年/1586~1590)
66~75歳(慶長12~元和2年/1607~1616)
静岡浅間神社
駿府城公園から徒歩15分のところにあるのが「静岡浅間神社」。今川義元が烏帽子(えぼし)親となり、家康の元服式を行った神社です。江戸時代には徳川幕府の祈願処に定められました。極彩色の華麗な社殿群も圧巻!
■静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)
住所:静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1
TEL:054-245-1820
時間:社務所8~17時、参拝7~18時、本殿特別参拝10~15時
定休日:無休
料金:境内自由、本殿特別参拝500円
アクセス:JR静岡駅からしずてつジャストライン安倍線または美和大谷線で8分、赤鳥居浅間神社入口下車すぐ
駐車場:90台
清見寺
眼下に駿河湾を見下ろす高台にある「清見寺」。奈良時代に創建された古いお寺です。幼い家康が住職の太原雪斎(たいげんせっさい)より教育を受けた「手習いの間」の遺構が保存されています。庭園は国の名勝に指定されているんですよ。
■清見寺(せいけんじ)住所:静岡県静岡市清水区興津清見寺町418-1
TEL:054-369-0028
料金:拝観300円
時間:8時30分~16時30分(受付は16時まで)
定休日:無休
アクセス:JR興津駅から徒歩15分
駐車場:40台
臨済寺
駿府城公園からバス・徒歩で20分のところにあるのが「臨済寺」。修行道場のため通常は拝観できませんが、春と秋の年2回特別公開を実施しています。「竹千代(徳川家康)手習いの間」などを見ることができますよ。
■臨済寺(りんざいじ)
住所:静岡県静岡市葵区大岩町7-1
TEL:054-245-2740
アクセス:JR静岡駅からしずてつジャストライン中原池ヶ谷線で14分、臨済寺前下車、徒歩3分
時間:開門10~15時
定休日:5月19日、10月15日の特別公開日のみ拝観可
料金:拝観無料
駐車場:15台
久能山東照宮
遺命により久能山に埋葬された徳川家康公を祀る全国東照宮の創祀(そうし)。二代将軍・秀忠の命により元和3年(1617)に創建されました。国宝に指定される御社殿、重要文化財の唐門や楼門、鼓楼(ころう)など、絢爛豪華な建築群が見事です。
元和3 年(1617)~
■久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)
住所: 静岡県静岡市駿河区根古屋390
TEL:054-237-2438
時間: 9~17時
定休日: 無休
料金:拝観料500円(博物館との共通券800円)
アクセス:JR静岡駅からしずてつジャストライン日本平線で50分、日本平下車。日本平ロープウェイに乗り換え5分、久能山駅下車すぐ(海側の表参道1159段の石段を上るルートもあり)
駐車場:101台
家康にご縁のあるグルメ、おみやげはこちら
ぐるりと家康スポットを巡ったら、最後はグルメとおみやげをチェックしましょう。
やまだいち 登呂「もちの家」
水車が回る趣ある古民家で、つきたての安倍川もちが食べられます。大根おろしとワサビ醤油で味わう「からみもち」(700円)も名物の一つつ。手打ちそばや栗おこわなどの食事メニューも揃っています。
安倍川上流の金山の検分に出向いた家康。その際に献上された金粉餅があまりにおいしかったため、自ら「安倍川もち」と命名して褒美を与えたとか。
■やまだいち 登呂「もちの家」(やまだいち とろ 「もちのいえ」)
住所:静岡県静岡市駿河区登呂5-15-13
TEL:054-283-1663
営業時間:11時~15時30分(変動あり)
定休日:不定休
アクセス:JR静岡駅からしずてつジャストライン登呂遺跡行きで9分、登呂遺跡下車、徒歩3分
駐車場:8台
うつろぎ
ワサビの名産地・有東木にある食事処「うつろぎ」。地元の食材を使いお母さんたちが手作りする料理やそば、味噌、菓子などを扱います。注目は「さびめし定食」です。おろしたてのワサビをご飯にのせてどうぞ。
ワサビ栽培発祥の地とされる有東木(うとぎ)。献上されたワサビを気に入った家康が、有東木からのワサビの持ち出しを禁止したという伝承も。
■うつろぎ
住所:静岡県静岡市葵区有東木280
TEL:054-298-2900
営業:10時~15時30分LO(土・日曜、祝日は9時~14時45分LO)
定休日:第3火曜、農繁期(5月上~中旬)※要問合せ
アクセス:JR静岡駅から車で1時間
駐車場:30台
浜松忍冬酒の会(酒&FOOD かとう)
先の大戦により製造が途絶えた忍冬酒(にんどうしゅ)を復活させて販売しています。忍冬酒は乾燥させたスイカズラの茎葉を、もち米や米麹、米焼酎を原料とした酒に漬け込み熟成させて造ります。上品な琥珀色と自然な甘さが特徴。
健康オタクだった家康が、薬効を認めて愛飲したと伝わる。忍冬酒を最初に醸造した神谷権兵衛は、家康より酒株の許可も得たとか!
■浜松忍冬酒の会(酒&FOOD かとう)はままつにんどうしゅのかい(さけあんどふーど かとう)
住所:静岡県浜松市西区神ヶ谷町7873-1
TEL:053-485-3536
営業時間:9~19時
定休日:水曜
アクセス:JR浜松駅から遠鉄バスゆう・おおひとみ行きで27分、神原下下車、徒歩10分
駐車場:2台
※忍冬酒は6店舗で販売。詳しくは「浜松忍冬酒の会」の公式SNSへ
大福寺(だいふくじ)
代々の将軍家に献上されてきた大福寺納豆を、室町時代より伝わる製法を受け継いで今も作っています。糸を引く納豆ではなく乾いた味噌色の浜納豆で、調味料やご飯のお供にピッタリ!
家康が好んで食したという大福寺納豆。献上が遅れた際に、待ちわびた家康が「浜名の納豆はまだ来ぬか」と言ったなんてエピソードも。
■大福寺(だいふくじ)
住所:静岡県浜松市北区三ヶ日町福長220-3
TEL:053-525-0278
アクセス:天竜浜名湖鉄道三ヶ日駅から車で10分
営業:9~16時
定休日:不定休
駐車場:40台
いかがでしたか?静岡には徳川家康ゆかりの地や愛したグルメなどが今もたくさん残っています。ぜひいろいろな名所を訪れて、家康の足跡をたどってみてくださいね。
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