大崎上島

【広島・大崎上島】ゆっくりと流れる島時間を満喫するモデルプラン

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大崎上島は瀬戸内海の中央に位置する橋のかかっていない離島で、アクセスするなら船で向かうしかありません。島の周りは波が穏やかで、かつては「潮待ちの港」、「風待ちの港」として栄えました。島の魅力はなんといってものどかな雰囲気。電動スクーターや電動アシスト自転車でぐるっと巡るだけでも気持ちいい!海を眺めながらの移動を楽しみつつ、島の自然や歴史にふれてみましょう!

Summary

10:30

「大崎上島町観光案内所」で情報をゲット

JR竹原駅からバスで10分ほどの竹原港からフェリーで30分。白水港に到着です。徒歩すぐの場所には「大崎上島町観光案内所」があります。観光案内はもちろん、みやげ物を取り扱うほか、電動スクーターや電動アシスト自転車の貸し出しも行っています。観光客だけでなく、地域の方が集うアットホームな雰囲気も魅力。目的地をおおまかにしか決めていないなら、まずはこちらで情報収集をしてみましょう!

壁面の大きなくじらの絵画はスタッフの太田さん作。無料のWi-Fiも完備されています。

大崎上島のシンボルでもある「神峰山」への登山がおすすめと事務局長の反岡さん。丁寧に島のことを教えていただけます。

こちらで大崎上島のレモンをイメージした黄色い電動スクーターをレンタル。前日までの予約で9〜17時まで利用可能。レンタル料金は1時間1100円、2時間2200円、4時間3300円、以降1時間ごとに550円換算。要運転免許。

ジャム、てぬぐいなど島で作られた特産品がたくさん!おみやげ選びが楽しい店内です。

左から「まんまれもん」400円、「まんませとか」800円、「季節のジャム」800円(写真はイチジク)、「鯛味噌」648円。大崎上島の農家さんが育てた柑橘類で作るジャム各種が人気。島の老舗旅館「加藤旅館」の鯛味噌はごはんに合う逸品です。

■大崎上島町観光案内所(おおさきかみじまちょうかんこうあんないじょ)
住所:広島県大崎上島町東野6625-61
アクセス:白水港から徒歩すぐ
TEL:0846-65-3455
営業時間:8時30分〜17時
定休日:不定休

11:00

「岡本醤油醸造場」で名物醤油を購入

電動スクーターで3分ほど移動し、創業昭和9年(1934)の老舗の醤油蔵「岡本醤油醸造場」へ。大崎上島の地形を生かして昔ながらの製法を続けています。併設する直売所では醤油や味噌の購入が可能。事前予約すれば蔵の見学(無料、所要30分〜)ができるのでぜひ旅のプランに盛り込みましょう。

杉の木桶で醤油作りを続けるのは全国的にも珍しいとのこと。山側から海へ抜ける風が心地よい場所に蔵はあります。この風も手伝って岡本醤油ならではの味わい深い醤油に仕上がります。

岡本醤油の看板商品は左から、料理全般におすすめの「濃口しょうゆ」594円、熟成期間が長く香り高い「かけしょうゆ」950円、出汁を生かした料理にぴったりな「淡口しょうゆ」594円の3種類。おみやげにもおすすめです。素材は国産の大豆、麦、塩。それを杉木桶でじっくり熟成発酵させた醤油はうま味がしっかりと感じられます。

■岡本醤油醸造場(おかもとしょうゆじょうぞうじょう)
住所:広島県大崎上島町東野2577
アクセス:白水港から徒歩4分
TEL: 0846-65-2041
営業時間:9〜17時
定休日:日曜、祝日

12:00

歴史ある「木江厳島神社」を参拝

「岡本醤油醸造場」から電動スクーターで15分ほど走って到着したのは、木江(きのえ)地区。こちらは宮島にある嚴島神社の主神「市杵嶋姫命(いちきしまひめみこと)」が最初に降り立った場所という伝説が残る地区です。木江厳島神社は貞観3年(861)に創建とされています。島内には大串と矢弓にも嚴島神社があるので3カ所を巡って参拝するのもおすすめです。

大崎上島の夏の風物詩でもある神事「木江十七夜祭(きのえじゅうしちやさい)」が行われることでも知られています。櫂伝馬(かいでんま)とよばれる船のレースが行われるほか、夜は花火が打ち上がり、たくさんの観光客で賑わいます。

大崎上島の天然記念物にも指定されている大きな椋(むく)の木。町内随一の巨木で神社のシンボルとして町民に親しまれているそう。

徒歩5分ほどの場所には木江の古い町並みが残るエリアもあります。ぶらりと歩くと歴史を感じられます。

■木江厳島神社(きのえいつくしまじんじゃ)
住所:広島県大崎上島町木江
アクセス:白水港から車で8分
TEL:0846-65-3455(大崎上島町観光協会)
料金:なし
営業時間:なし
定休日:なし

13:00

「中ノ鼻灯台」から瀬戸内海の絶景を眺める

木江地区を後にして15分ほど坂道をぐんぐん上がると、目の前に美しい景色が!こちらは来島(くるしま)海峡の強い潮の流れを避けて航行する船の安全を守るために明治27年(1894)に設置された歴史ある灯台。石造りの当時の姿のまま、改修を行いながら現役で活躍しています。眼下に広がる瀬戸内海と青空に映える真っ白な灯台はフォトジェニック!

青空×白のコントラストが美しい灯台。ドラマや映画の撮影でも使われる大崎上島の観光名所です。

多島美が美しい瀬戸内海らしい景色を満喫!大小の船が行き交う姿も見られます。

■中ノ鼻灯台(なかのはなとうだい)
住所:広島県大崎上島町沖浦1900
アクセス:白水港から車13分
TEL: 0846-65-3455(大崎上島町観光協会)
料金:なし
営業時間:なし
定休日:なし


中ノ鼻灯台から白水港へ25分ほど電動スクーターで移動し、フェリーで本土に戻ります。あわせて竹原の街並みを歩くのも楽しいです。
のどかな景色が広がる大崎上島では、のんびりと観光するのがおすすめです。島の人たちとの交流も貴重な体験なので、長期滞在して暮らすように過ごすのもいいかもしれません。のんびりと流れる島時間に癒やされに、ぜひ訪れてみてください。



Text&Photo:篠原ゆき&K&Bパブリッシャーズ

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10:30

「大崎上島町観光案内所」で情報をゲット

3分

11:00

「岡本醤油醸造場」で名物醤油を購入

20分

12:00

歴史ある「木江厳島神社」を参拝

15分

13:00

「中ノ鼻灯台」から瀬戸内海の絶景を眺める

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