ベトナムの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? ベトナム旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年9月3日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2024年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が行なわれています。※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】日本への帰国手続きに必要な「入国審査」「税関申告」などをWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
ベトナム入国時に必要なもの
2024年9月3日現在、ベトナム入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート
残存有効期間は入国日基準で6カ月以上必要。旅券の種類および入国目的に関わらず、入国日から45日間の滞在についてはビザが免除されます。
●往復予約済航空券 または 第三国行き航空券
●滞在先(ホテルなど)の手配
●海外旅行保険への加入
海外で病気やケガをした場合、医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備えて海外旅行保険に入っておきましょう。ベトナムでは十分な補償内容の海外旅行保険に入ることをおすすめします。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードで行うなどの条件や、補償額は十分かどうかを確認しましょう。また、帰国後に医療費を請求する場合は、診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。
「たびレジ」とは、海外渡航先の安全情報を出発前からメールやLINEで受け取れる外務省の無料配信サービスです。旅行中も大規模自然災害など緊急事態が発生した場合、安否確認の連絡を含め、すばやく支援が受けられます。
◎利用者登録はこちら
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みます。
入国の流れ
・ベトナム到着
到着ターミナルに入ったら、案内板に従いイミグレーションカウンターを目指しましょう。
・入国審査
日本人は「All Passport」と書かれたところに並びます。カウンターではパスポートと帰国便の航空券(eチケット控え)を係員に提出します。2024年9月現在、出入国カードの提出は不要です。
・荷物の受け取り
入国審査を抜け、機内に預けた荷物を受け取るターンテーブルが並んでいる場所へ向かいます。電光掲示板で、搭乗した便名からターンテーブルの番号を確認し、該当するレーンで待ちましょう。荷物が出てこなかった場合は、搭乗時のカウンターで受け取った手荷物引換証(Claim Tag)を近くの係員に見せて探してもらいましょう。
・税関
申告が必要なものを持ち込む場合は、税関申告書に記入して「Goods to Declare」(赤のランプ)のカウンターへ。申告書は空港税関係官から入手しましょう。荷物が免税範囲なら申告なしの「Nothing to Declare」(緑のランプ)のゲートを通過して外に出ます。最後に荷物を確認される場合があるので、手荷物引換証はとっておきましょう。
・到着ロビー
両替所や旅行会社のカウンターが並んでいます。出口を抜ける前にここで少額を両替しておくと便利です。
・ベトナム入国時の制限
<主な免税範囲>
◎現金:外貨US$5000相当額以上、現地通貨1500万VND以上は要申告。
◎アルコール(各1種類):アルコール度数20度以上1.5ℓ、20度未満2ℓ、ビール3ℓ。
◎たばこ(各1種類):紙巻たばこ200本、葉巻20本、生葉250g
◎その他…ビデオカメラやパソコン、通信機器などの携行品500万VND相当、金や金装飾品300g以上は要申告。ビデオやCD、DVDはチェックを受ける必要がある場合もあります。
※爆発物や麻薬などの違法薬物、骨董品、ベトナム人のモラルに悪影響を与える出版物などは持込み、および持ち出しが禁止されています。グラビアを掲載している雑誌も、多額の罰金対象となる場合があるので要注意
出国の流れ
・チェックイン
出発時刻の3時間前より手続きが可能です。まずは利用する航空会社のチェックインカウンターに向かい、係員に航空券(eチケット控え)とパスポートを提示します。スーツケースなど機内に預ける荷物を預け、荷物引換証(Claim Tag)と搭乗券を受け取ります。
・税関
申告が必要な荷物があれば、窓口に行って申告しましょう。
・出国審査
「All Passport」のラインに並び、出国審査を受けます。順番がきたら、パスポートと搭乗券を提示します。
・セキュリティチェック
機内に持ち込む荷物をX線に通します。上着と靴を脱ぎ、カメラや携帯電話、ノートパソコンなどは荷物から取り出して検査を受けます。ライターは1人1つまで、手荷物として持ち込み可能です。
・搭乗
出発時間の30分前までには搭乗ゲート前で待つようにしましょう。軽食を用意するコーヒースタンドや免税店があるので、搭乗までの時間を楽しんで。
・VATの還付
ベトナム滞在中の商品購入時にかかる付加価値税(VAT)8%の還付が、条件を満たせば出国時に受けられます。条件は、還付手続き可能な対象店で、同日に同一店舗で総額200万VND以上を購入。購入店が発行する付加価値税申請書と領収書(出国日から30日以内)、パスポートと航空券、未使用の購入商品の提示が可能なこと。ベトナム国籍者は対象外です。出国審査ののち税金還付(Tax Refund)カウンターで必要な書類と商品を提示し、還付手続きを受けます。通常US$で払い戻され、端数はVNDとなります。
※2024年9月1日以降も付加価値税は8%(減税措置は2024年12月まで延長予定)
日本帰国時の注意
<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)。2種類以上の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関ホームページ
https://www.customs.go.jp/ を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
※2024年9月3日現在、多くの国で家畜の病気が発生しており、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができない。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/ を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用剤、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。