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スペインの海外渡航情報! PCR検査は? ビザは必要? スペイン旅行の際に知っておきたいことまとめ(2023年3月11日更新)

スペインの海外渡航情報! PCR検査は? ビザは必要? スペイン旅行の際に知っておきたいことまとめ(2023年3月11日更新)

るるぶ&more.編集部 るるぶ情報版(海外)編集部 旅行準備
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コロナ禍の渡航には、事前に用意しておくことやものがたくさん。感染状況による変更もあるので、最新情報を確認してから出かけましょう!

Summary

スペイン旅行 出入国条件事前準備チェックリスト

旅行様子

日本出国前に準備しておくこと

日本出国前のPCR検査は不要です。

●新型コロナワクチン3回接種証明書
スペイン入国時には必要ありませんが、日本帰国時に必要なため、ワクチンを3回接種している人は日本出国前に接種証明を用意しておきましょう。マイナンバーカードとパスポートを持っていれば、「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」で海外用の電子証明書を発行することができます。紙の場合はマイナンバーカードやアプリが使えない人でも発行できますが、各市町村(住んでいる自治体)に郵送で申請することが必要です。証明書が届くまでに2週間ほどかかるため、日本出国前に早めに準備しましょう。
新型コロナワクチン接種証明書アプリ (デジタル庁)

●Visit Japan Webへの情報登録(任意)
日本入国・帰国手続きに必要な「検疫」「入国審査」「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズ。日本への入国予定日から2週間以内の登録が望ましいです。

スペイン入国に必要なもの

2023年3月11日現在、日本国籍ならワクチン接種の有無に関わらず、スペイン入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。

●パスポート
残存有効期間は帰国予定日から90日以上必要。
※観光目的で、シェンゲン協定実施国での滞在日数の合計が過去180日のうち90日以内であればビザ不要

●海外旅行保険加入【推奨】
海外で新型コロナウイルスに罹患した場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。新型コロナウイルスの罹患を保険の補償対象としている海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件が付いていることもあるので注意。また、帰国後に医療費を請求するために、現地の病院にかかった場合は診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。

<事前渡航認証システムETIAS> 2023年11月から導入予定
これまで90日以内の短期滞在であればビザ不要で入国できましたが、2023年11月以降、スペインを含む、シェンゲン協定加盟国に渡航する際、欧州渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」の申請が必要となる予定。一度の渡航につき最長90日以内の滞在が認められます。
対象国:日本を含む約60カ国 
対象年齢:18歳以上 
申請費用:€7(予定) 
申請方法:オンライン(https://etias-web.com/

日本帰国時に必要なもの

●パスポート

●新型コロナワクチン3回接種証明書または陰性証明書
有効なワクチン接種証明書を持っていない場合、スペイン出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書の提出が必要(書式は日本の厚生労働省推奨のもの)です。結果の受け取りには24~48時間かかるので、帰国2日前には検査を受けましょう。
有効なワクチン3回接種証明書をもっていない18歳未満の子どもは、有効な接種証明書をもつ同居する親等の監護者が同伴し行動管理を行っている場合は、特例的に陰性証明書が免除されます。監護者が陰性証明書のみをもつ場合、未就学児なら陰性証明書が免除されます。

●ファストトラックへの登録(Visit Japan Webから)
事前に入国・帰国のスケジュール登録を行い、それに紐づく検疫(ファストトラック)手続きを、搭乗便が日本へ到着する予定日時の6時間前までに済ませます。検疫には「ワクチン3回接種証明書」または「出国前72時間以内の陰性証明書」を登録します。
登録内容の審査が完了すると、画面が青に変わります。日本到着後、検疫職員にこの青い画面を見せるだけでスムーズに入国できます。乳幼児などひとりで手続きができない場合は同伴家族として利用者情報に登録できますが、ファストトラックの登録はひとりずつ行います。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://vjw-lp.digital.go.jp/
◎検疫手続事前登録(ファストトラック)について(厚生労働省)
https://www.hco.mhlw.go.jp/

●税関申告の二次元コード(Visit Japan Webから)【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続き画面」の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みます。

スペイン 渡航情報

2023年3月現在、日本からスペインへの直行便はなく、欧州諸国またはそのほかの都市での乗り継ぎが必要になります。所要時間は経由地にもよりますが、最低でも18時間程度はかかります。

入国の流れ

・入国審査
到着したらEntradaの標識に従って進み、入国審査を受けます。EU加盟国以外の国民「NO EU Nations」のカウンターに並び、パスポートを提示するだけです。ただし、スペインはヨーロッパ内の出入国手続きを簡素化するシェンゲン協定を実施しているため、最初に入国した協定実施国でのみ入国手続きを行えばOKです(例えば、パリ経由でスペインに入国する際は、パリで入国審査を済ませます)。

・荷物の受け取り
入国審査が終了したら、利用便名が表示されているターンテーブルで荷物を受け取り税関へ進みます。申告する物がない人は「Equipaje Etiqueta Verde」と書かれた緑のゲートへ進みましょう。申告する物がある人は「Objetos a declarar(Aduana)」と書かれた赤のゲートへ進みます。

・税関
荷物を調べられることはほとんどありません。外貨を含む通貨の持ち込み・持ち出し制限は、いずれも€1万相当までです。それ以上の額を所持している場合は必ず申告をしましょう。

・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。

・スペイン入国時の制限
<主な免税範囲>
◎通貨:€1万相当以内(外貨含む)
◎アルコール類:度数22%以上の酒1ℓ、または度数22%未満の酒2ℓ、非発泡性ワイン4ℓ、ビール16ℓまで(17歳以上)
◎たばこ:紙巻たばこ200本、または小型葉巻100本、または葉巻50本、または刻みたばこ250gまで(17歳以上)

<主な持ち込み禁止、制限品>
◎麻薬や覚醒剤
◎猟銃以外の銃砲類
◎公序良俗に反する出版物

<シェンゲン協定とは>
ヨーロッパの一部の国家間で締結する検問廃止協定のこと。シェンゲン協定実施国間の移動は、国境の通行が自由化されています。これにより日本など協定実施国以外から入国する場合は、最初に到着した協定実施国の空港でのみ入国手続きを行います。出国の際は最後に出国する協定実施国で出国手続きをします。
シェンゲン協定実施国
イタリア、フランス、ノルウェー、ギリシア、ルクセンブルク、スウェーデン、ドイツ、オランダ、フィンランド、オーストリア、ポルトガル、スロヴァキア、ベルギー、チェコ、マルタ、ポーランド、スロベニア、リトアニア、ハンガリー、ラトビア、スイス、エストニア、デンマーク、スペイン、アイスランド、リヒテンシュタイン、クロアチア 
※2023年3月時点

出国の流れ

・チェックイン
出発の2時間前までに空港に到着しておきましょう。利用航空会社のカウンターでパスポートと航空券(eチケットの控え)を提示し、搭乗手続きを行います。スーツケースなどの荷物は預けて、搭乗券と手荷物引換証(クレームタグ)を受け取ります。

・セキュリティチェック
手荷物を機械に通して検査を受けます。検査所でパスポートと搭乗券を提示します。液体とジェルは、機内への持ち込み制限があるので、注意しましょう。

・出国審査
パスポートと搭乗券を提示して、出国スタンプを押してもらいます。パスポートと搭乗券を受け取ったら搭乗口へ。シェンゲン協定実施国を経由する場合は、出国審査は最終出国地で行います。

・搭乗
搭乗口が遠い場合もあるので、時間には余裕をもって。搭乗時には搭乗券のほか、パスポートの提示を求められることもあります。

免税手続きについて

付加価値税(IVA)
スペインでは商品の購入などの際、4~21%の付加価値税が課されます。一定の条件を満たす旅行者は、最大で購入金額の13%の付加価値税が還付されます。

払い戻しの条件
免税手続きができる加盟店1店舗につき€90.15以上の買物をした場合。購入日より3カ月以内にEU非加盟国へ持ち出す旅行者が個人の使用を目的とした購入品で、出国時に未使用であることが条件です。

払い戻し方法
グローバルブルーなど数社の免税手続き会社があり、加盟店には「TAX FREE SHOPPING」のマークが掲示されています。必要書類を発行してもらい、空港で手続きを行います。払い戻し手続きの方法は、店舗で発行される書類に沿って行いましょう。

①お店で
会計時にパスポートを提示し、免税書類(TaxFree Form)を発行してもらいます。

②空港で
税関で免税書類、購入品のレシート、未使用の状態の購入品、搭乗券または航空券、パスポートを提示して税関の手続きをしてもらいます。免税書類を払い戻しカウンターへ提出します。原則として現地通貨またはクレジットカードの口座入金で、所定の手数料を引いた額が支払われます。
※シェンゲン協定実施国を経由する場合は、最終出国地の空港の税関で手続きを行います。
※空港によって手続きの流れは異なります。
※現在は自動認証マシン「DIVA」(ディーバ)が導入されており、係員の代わりに機械で免税手続きをすることが可能です。


③そのほかの方法
成田、羽田、関西、中部の各空港の到着ロビーなどにある「付加価値税払い戻し専用ポスト」に税関印の押された書類を投函すると、後日、小切手またはクレジットカードの銀行口座に払い戻しを受けることができます。

グローバルブルー:https://cs.globalblue.com/s/submit-your-request?language=en_US(英語のみ)

日本帰国時の注意

海外旅行者の免税範囲が設けられており、「Visit Japan Web」による電子申告が推奨されています。これを利用しない場合は、紙の申告書を提出しましょう。

<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこの場合、個相当10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関https://www.customs.go.jp/ を参照

<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。

<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。

<動植物>
◎土付きの植物、果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。

<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品及び医薬部外品は2カ月分以内(外用剤は1品目24個以内。)化粧品は1品目24個以内。

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