絶景&癒やし&体験づくし!「小岩井農場 まきば園」に行ってきました
岩手を代表する自然体験スポット「小岩井農場 まきば園」。盛岡からもほど近い好立地で、ファミリーやグループでの観光にも最適♪ 2022年から順次リニューアルを行い、アクティビティや新スポットが増えてさらにパワーアップしました。その様子を現地ライターがレポートします!
Summary
「小岩井農場」ってどんなとこ?
岩手山の南麓・約3000haもの広大な敷地に広がる「小岩井農場」。乳牛の飼育や乳製品の製造を手がけるほか、「まきば園」とよばれる観光エリアでは、自然体験や動物との触れあい、グルメ、ショッピングなどが楽しめます。
アクセスは盛岡ICから車で約15分、JR盛岡駅からバスで約35分という好立地。盛岡からちょっと足を延ばすだけで、自然や動物と触れあえるとあって、地元の人にも愛される一大観光スポットとなっています。
「まきば園」はとにかく広いので、園内マップは必須。今回は広報の大西さんに話を伺いながら、オススメのまわり方で園内を歩いてみました。動物編・グルメ編・みやげ編に分けてご紹介します。園内の巡り方やリニューアル情報もお見逃しなく♪
【動物編】キュートすぎる牛・馬・羊たちとご対面!
上丸牛舎
まず最初に訪れたのは「上丸牛舎」。ここでは約300頭の乳牛たちが暮らしており、赤ちゃん牛も見ることができます。
「牛たちを牛舎の外に出すのは午前中のみ。11時以降は牛舎に入るので、まず最初にこちらから訪れるのがオススメですよ」と大西さん。
日光をたっぷり浴びながら、気持ちよさそうに屋外で過ごす時間を楽しむ牛たち。ここで搾乳された生乳が小岩井自慢の低温殺菌牛乳やチーズ、ソフトクリームなどに加工されるそうです。
ガイドツアー「牛さんに会いに行こう!」に参加すれば、詳しい説明を聞きながら間近で牛たちに会うこともできますよ♪(料金:500円、時間:1日2回[土・日曜、祝日は3回]、所要:約45分、休み:冬期)
ちなみに牛一頭一頭に名前を付けているそうで、牛舎にはそれぞれのネームプレートも貼られていました。屋外で過ごす時間が終わったらきちんと自分の場所に戻ってくるそうで、なんとも愛らしい♪
牛たちが暮らす牛舎は明治~昭和にかけて造られたもので、まだまだ現役かつ国の重要文化財にも指定されており、建造物としても貴重なのでぜひ注目してみましょう。
また「上丸牛舎」の敷地内には「小岩井農場資料館」があり、明治24年(1891)にはじまった農場の歴史や、約3000haの農場のジオラマ模型、昔の冷蔵庫やバターを作っていた機械なども見ることができます。
小岩井ホースパーク
「上丸牛舎」を出て次に向かうのは、馬たちがいる「小岩井ホースパーク」。入場口前から発車する無料の園内バス「もぅもぅ号」に乗車してラクラク移動させてもらいました♪
2022年にリニューアルされたホースライディング(乗馬体験)は、馬やポニーに乗って1週110mのコースを引いてもらいながらゆっくりと歩きます。いつもと違う目線の高さで、馬の歩くリズムを感じながらお散歩タイムです♪
小岩井農場は優秀な競走馬の産地として名を馳せた歴史があり、パネルコーナーでは数々の名馬が紹介されていました。
ホースライディングの向かい側ではトロ馬車を運行しており、馬に乗るのが難しい小さなお子さんや高齢の方でも、馬車に乗ってお散歩できるのでこちらもオススメですよ♪(時間:10時~11時30分、料金:800円)
次は歩いて「まきばのホール」へ。ここでは馬に直接おやつをあげられる「おうまさんのもぐもぐタイム」が開催されています。ニンジンを持ってポニーに近づくと、おやつが欲しくてジタバタとテンションMAX! 1本差し出すとおもしろい顔で食べてくれるので、思わずこちらも笑顔になりました。
ひつじエリア
「小岩井農場で絶好のフォトスポット」と広報の大西さんが推すのが「ひつじエリア」。次は岩手山の絶景と羊のコラボレーションを求めてやってきました。
この日は見事な青空! 放牧されている羊たち越しに、まだ雪の残る岩手山を望むことができました。吹き抜ける風も心地よく、暖かい陽射しに照らされて、一枚の絵のような光景です。
羊たちは一日中放牧されており、近くの「まきばの天文館」から眺めることも可能。牧歌的な美しい風景は小岩井農場に来たなら絶対に見るべき♪ 癒やされ度がハンパないです!
また1日2回、「ひつじのおやつタイム」があり、エサやりの様子を見学することができます。
毛刈り前のモフモフの羊たちはとってもキュート! 専門スタッフが楽しく解説してくれるので、いろんな羊の姿を知ることができてこれまた癒やされました♪
2022年にリニューアルしたスポットをチェック!
小岩井農場では2022年に順次リニューアルを行い、よりのびのびと過ごせる空間にパワーアップしました♪
まずは先ほどの「ひつじエリア」近くに設けられた「銀河ごろごろネット」。岩手山と羊がコラボする農場一の絶景を、ゴロンと寝ころんだまま眺められるんです。
新たにハンモックとサンシェードを設置した「ハンモックリゾートエリア」では、心地よいそよ風を感じながらゆっくりとした時を過ごせます。
そしてリニューアルしたドッグランでは、小型犬・中型犬・大型犬それぞれのエリアで、愛犬を思いっきり遊ばせることができます。ワンちゃん専用のシャワーやトイレもあるので飼い主も安心です♪
【グルメ情報】新鮮な生乳を使ったメニューは必食!
小岩井農場で外せない楽しみは、新鮮な生乳を使った農場グルメ。なかでもぜひ味わってほしいのが、小岩井自慢の「小岩井低温殺菌牛乳」と「小岩井農場ソフトクリーム」です。
「小岩井低温殺菌牛乳」はホモジナイズ(生乳に含まれる脂肪球を小さくする工程)をしないノンホモ牛乳のため、運搬すると脂肪分が固まってしまうのだそう。そのため、まきば園でしか販売しておらず持ち帰りも不可。そんな貴重な牛乳は、より生乳に近い味わいでまろやか。ふだん飲んでいる牛乳とは全然違いました…!
新鮮な農場産牛乳をたっぷりと使ったソフトクリームは、とにかく濃厚! コクがあるのに、スッキリとした後味で、青空の下というシチュエーションと相まって2倍、3倍おいしく感じられます♪ 歩き疲れた身体をひんやりと癒やしてくれるので、ゆっくり休憩しながら味わってみましょう。
軽食以外にもグルメは盛りだくさん! 「小岩井ファームキッチン」では、自家製ピッツァや「小岩井牛チーズ肉まん」500円なども販売。
焼肉中心のメニューにリニューアルした「山麓館レストラン」では、小岩井牛の4つの部位を食べ比べできる焼肉プレートがオススメ。チーズ、ソーセージ、野菜もついてボリュームたっぷり! 定番の「ラムジンギスカンセット」1600円などメニューも豊富なので、お腹いっぱい満たされましょう♪
【みやげ情報】グルメ&雑貨みやげ人気売れ筋5選
いっぱい遊んで、グルメも堪能したら、おみやげもお忘れなく。広報の大西さんに聞いた売れ筋商品を5つをピックアップしました♪
濃厚な味わいと滑らかな食感が特徴のクリーミーチーズケーキ。通常のベイクドチーズケーキより高温、短時間で焼き上げているので、独特の食感がたまりません♪
牛柄模様がかわいいバターケーキ。黒の模様はココア風味で食べやすい味わいで、見て楽しい、食べておいしい、子どもにも喜ばれる一品です。
小岩井農場で生産される小麦、小岩井伝統の醗酵バターをふんだんに使用。農場内の「朴ノ木」で作成した木枠の中でじっくりと時間をかけて焼き上げ、しっとりとした食感が上品♪
小岩井低温殺菌牛乳をデザインしたクッションは、もちもちフワフワ! 枕サイズで、ずっと触っていたくなるような感触で癒やされます。
福島県を代表する伝統工芸品「赤べこ」とコラボした「小岩井べこっこ」。白河だるま総本舗の手によって小岩井農場の牛が愛らしい姿で表現され、揺れる頭がとってもキュート!
おみやげは山麓館レストランに併設されている売店、または園外ショップでも購入可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。
まだまだあるみどころ! あそびエリアや手作り体験も
ここまで紹介した以外にも、小岩井農場の楽しみは尽きません。子ども連れのファミリーには、滑り台やブランコ、シーソー、ペダルカートなどの遊具が集まる「あそびエリア」や、羊毛や木を使った作品を作れる「まきばのクラフト教室」もオススメ。
バドミントンやバレーボールなどもレンタルできるので体を動かしてリフレッシュすることもできますよ♪
ほかにも天文館、重要文化財ギャラリーなどの施設もあるので要チェック。
これからの季節は、山麓の涼しい風も吹いて青空も広がるベストシーズン。自然や動物に癒やされたいな〜と思ったら、盛岡からすぐの小岩井農場に行ってみましょう!
Text & Photo:ジェンティーレ恵
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。