新ハリー・ポッター施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」に潜入! 注目セットや見どころを徹底解説
東京・としまえん跡地に誕生する「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。いよいよ2023年6月16日(金)にそのベールを脱ぎます。るるぶ&more.編集部ではひと足早く同施設を体験取材! おすすめのセットや見どころについて取材してきましたので、詳しくご紹介します。
Summary
歩き回って写真を撮りたくなる屋外セット「バックロット」
屋外のセット「バックロット」にはハリーが人間界で暮らすダーズリー家がある「プリベット通り」を中心にさまざまなセットが点在。ここではその一部をご紹介します。
こちらは「プリベット通り4番地」にあるダーズリー家のセット。シリーズ第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』の冒頭、この家の前にまだ赤子のハリーが預けられるシーンから映画が始まります。
家のセットの前には『ハリーポッターと死の秘宝Part1』でハグリットがハリーを救助するために乗ってきたバイクもありました。
ダーズリー家は内部も見学可能。入口すぐの場所にあるのは、『ハリー・ポッターと賢者の石』でハリーが生活をしていた階段下の狭い物置。
1畳ほどの小さすぎる部屋に寝床が設えられており、電気メーターなどの機材もリアルに再現。こんなに狭い空間に、緻密に計算されたセットが作られていたのかと考えると感動せざるを得ません。
リビングへ進むと、ホグワーツ魔法魔術学校からハリー宛に入学許可証の手紙が無数に届いたときのシーンが再現されています。無数の手紙のセットに目を奪われがちですが、よく見渡してみると壁に飾られたダドリーの幼少期の写真など写真や、使い込まれたソファなどどれも映画のままで、まわりを見渡していると自分も映画の一部になったような気分に。
さらに奥にあるのは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でバーノン・ダーズリーの姉、マージおばさんがハリーの魔法によって風船のように膨らむシーンを再現したセット。パンパンに膨らみ、今にも窓の外から出て行ってしまいそうで迫力があります!
こちらもぜひマージおばさんの表情を近くでチェックしてみてください。今にも「助けて〜!」と喋りかけてきそうなほどリアルです!
こちらは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で登場した「夜の騎士バス」。迷子の魔法使いを乗せてくれるバスで、どんな場所でも通り抜けることができ、普通のバスより速く移動できるのが特徴。迷子のハリーを乗せ、夜の町を激走するシーンが印象的でした。高さは約7mあり、ロンドンの2階建てバス3台分のパーツをつなぎ合わせて作られたのだそう。
「夜の騎士バス」内部はベッドが敷き詰められていて、バスの入口や窓から見ることができるので、ぜひバスの中もチェックを。
バックロットには、魔法界の有名なドリンク「バタービール」1100円が飲める「バタービールバー」も併設。映画内の「バタービール」とは、バタースコッチを薄めた味に少し似ていて、ごくわずかにアルコールを含んでいるというドリンク。劇中でもハリーやハーマイオニーたちが飲んでいました。
こちらの「バタービールバー」で提供される「バタービール」はノンアルコールなので、子供でも楽しめます。映画のハーマイオニーのように、ぜひ「バタービール」の泡で口ひげをつけてグイッと飲みほしましょう。
インタラクティブな体験ができるセットも!
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」では、セット内をただ歩くだけでなく、さまざまな技術を駆使し、五感を使った体験ができるのもポイント。写真は映画『ハリー・ポッター』シリーズで使用されたグリーンスクリーン技術を体験できるセット「ブルーム エクスペリエンス」。ゲストは設置された箒にまたがり、ハリー・ポッター役になりきってロンドンの町やホグワーツ城のまわりを飛び回るシーンを撮影します。撮影が終わったら、実際の映画の映像を合成した映像を見ることができ、そこにはハリー・ポッターのように箒に乗って空を飛び回るゲストが映っているという貴重な体験ができるセットです。
こちらはホグワーツで開催される魔法界のスポーツ「クィディッチ」を観客の一員となって応援する様子を撮影できる「クィディッチエクスペリエンス」。実際の映画での撮影方法と同じ手法で行うため、映画に出演しているかのような体験を味わうことができます。
「クィディッチ・スタンド」の席に移動したら、スリザリンとグリフィンドールに分かれて撮影開始。例えば味方の選手がゴールを決めたときの歓声や、逆に点を入れられてしまってブーイングする演技、空から選手が落ちてきたときの驚きの演技などを順番に撮影していきます。最後には映画の映像をつなぎ合わせた完成版を見ることが可能。演技力が問われるので、友達や家族などわいわい楽しめること間違いなしです。
魔法の世界をテーマにした「バックロットカフェ」
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」の魔法にかけられて、夢中でセット内を歩いているとお腹も空いてくるもの。そんなときはこちらの「バックロットカフェ」で休憩を。
魔法ワールドの世界観に浸れる広々とした店内では、映画『ハリー・ポッター』にちなんだ趣向を凝らしたメニューを用意。写真はハリーのペットであるフクロウがケーキになった「ヘドウィッグケーキ」1500円。
こちらはしっかり食べたい人におすすめの「グリフィンドールプレート(ローストビーフ)」3200円(ドリンク付き)。アルコール類やスイーツなどもバラエティ豊富に揃っています。ほかにもドローレス・アンブリッジ教授からインスパイアされた英国式アフタヌーンティーなどもあるそうで、気になりますね!
ここでしか手に入らないグッズ多数!「スタジオツアー・ショップ」
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」を思う存分楽しんだあとは、ショップのチェックも忘れずに。グッズが販売されているのは、先述した「9と3/4番線ホグワーツ特急」にある「ザ・レイルウェイショップ」と写真の「スタジオツアー・ショップ」の2カ所。メインショップである「スタジオツアー・ショップ」は世界最大のハリー・ポッターショップで、7000点以上の特注品や、特別に調達した小道具で飾られた 14のテーマ別セクションからなります。
「ハニーデュークス」、 「オリバンダーの店」、「フローリッシュ&ブロッツ書店」など、「ダイアゴン横丁」のショップの要素を取り入れたショップの数々は眺めているだけで魔法使いとして買物をしているような気分になれそう。映画ファンにはたまらない細かい装飾はセットのみならずショップのインテリアにも反映されています。例えば写真の案内板の柱をよくみると、映画内で「死の秘宝」のひとつとされる「ニワトコの杖」のデザインに。買物の時間までしっかり魔法世界の気分で楽しめますよ。
こちらは「オリバンダーの店」をイメージした魔法の杖を販売するショップ。映画内同様、あえて無造作に並べられた杖が入ったボックスに思わずテンションが上がります。杖はそれぞれキャラクターのモデルごとに分けられていて、デザイン、長さ、色がそれぞれ異なるので、お気に入りを見つけてみましょう。
不死鳥の「フォークス」をはじめ、さまざまな魔法動物がデザインされた杖も販売されていました。ぜひ手にとって、手に馴染むものを選んでみて。ちなみに杖は名入れなどのカスタマイズも可能! 世界でひとつだけの魔法の杖を作ることができます。
「スタジオツアー・ショップ」で見逃せないのが「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」限定商品。Tシャツや帽子といったアパレルからマグカップやピンバッジといった雑貨まで種類豊富に揃っています。また、ハリー、ロン、ハーマイオニーが3人仲良く並んだキュートな「カチューシャ」2200円もありますよ。
こちらは黒にゴールドのデザインがラグジュアリーな東京限定の「東京ウォーターボトル」3000円。保冷保温ボトルとして、普段使いにもよさそうです。
お目当てのものをゲットしお会計をすませると、商品を入れてくれるショッパーは「日刊預言者新聞」風のデザイン。最後の最後までしっかり『ハリー・ポッター』の世界観を感じさせてくれます。
世界最高峰のクリエイターたちが作り出す息を飲むほど美しいセットや美術品の数々は、まさに魔法のよう。映画ファンでなくとも、その再現度の高さや世界観に没入できる唯一無二の体験はきっと楽しめるはず。今回ご紹介したセットは全体の一部で、広大な施設をじっくり見て回るには約4時間は確保しておきたいところです。『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズを成功に導いた要素のひとつといっても過言ではない、美術チームの意匠を心ゆくまで堪能して、魔法にあふれた素敵な1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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■「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」
(わーなー ぶらざーす すたじおつあーとうきょう – めいきんぐ・おぶ・はりー・ぽったー)
住所:東京都練馬区春日町1-1-7
TEL:050-6862-3676(受付:9時30分~18時)
営業時間:季節により異なる
料金:大人6300円、中・高生5200円、小人(4歳〜小学生)3800円
定休⽇:なし
Text&Photo:Maui Hara