ハワイ最古のホテル「モアナサーフライダー」、アフタヌーンティーや朝食だけじゃない!魅力に迫る
1901年に創業したハワイ最古のホテル、「モアナサーフライダー ウェスティン・リゾート&スパ ワイキキビーチ」。ホテル内のいたるところで歴史や伝統を感じ、クラシカルでエレガントな雰囲気に包まれています。ワイキキの貴婦人(ファーストレディ)として知られる名門ホテルは、白亜の建物がワイキキの中でも輝いています。「モアナサーフライダー ウェスティン・リゾート&スパ ワイキキビーチ」は、アフタヌーンティーや朝食が有名ですが、今回は、それだけではなく、歴史から客室、レストラン、スパ、ウェディング、ロゴショップまで一挙にご紹介します。
Summary
122年の伝統と歴史を誇る名門ホテル
ホテルは、「バニヤンウィング」、「タワーウィング」、「ダイヤモンドウィング」の3つの棟からなっています。本館のバニヤンウィングは、アメリカの国家歴史登録財に指定され、2階には、ホテルやワイキキの昔を物語る写真や歴史的な品々が展示されているヒストリカル・ルームがあります。
中には、ホテル前のカラカウア通りを路面バスが走る1937年当時の写真も飾られています。
2023年6月30日からホノルル高架鉄道「ホノルル・レール・トランジット」が開業予定ですが、実は昔は、ダウンタウンとワイキキを結ぶ路面電車が運行していました。今も運行していたら、とっても便利でしたね。
2階には、モアナミュージアムがあります。こちらは自由に見学することができ、毎週月曜日と水曜日の週2回13時から14時に、無料の歴史ツアー(英語)を開催しています。
ミュージアムの入口前には、当時の宿泊者名簿が展示されています。手書きで宿泊者名と宿泊金額が記録されていて、ホテルの長い歴史を感じることができますね。
他にも、胸元に「モアナホテル」と入った当時の水着も展示されています。この水着自体は、1900年代初めにホテルが男女兼用で用意したもののレプリカで1951年、ホテル創業50周年を記念して作られた水着です。
アメリカのテレビ・ラジオキャスターであった、Arthur Godfrey(アーダー・ゴッドフレイ)氏の下で働いていた、Amy Bulletさん(上記写真の右の女性)が、1951年に宿泊された際に着用した水着を2019年ホテルに寄贈されました。その水着が展示されています。
モアナ サーフライダーの象徴といえば、中庭にある大きなバニヤンツリーです。1904年に植えられたツリーの樹齢は119年。そして、こちらは、あることで有名になった場所でもあります。それは、1935年、「ハワイ・コールズ」というラジオの生放送が始まった場所がこのツリーの下だったのです。ラジオ番組「ハワイ・コールズ」がこの中庭で、1935年から1975年まで40年間、世界各国400局ものステーションにハワイのウクレレの演奏、ハワイアンミュージック、波の音を世界に放送し、ハワイの魅力が世界中に広まったと言われています。
ダイヤモンドヘッドに真っ青な海が見える絶景の客室
全791室あるモアナサーフライダー ウェスティン・リゾート&スパ ワイキキビーチは、3つのウィングがあり、どの棟も魅力があるので迷いますが、おすすめは、タワーウィングの客室です。
すべてのタワーウィングの客室から見られるわけではありませんが、例えば、「タワー・プレミアム・オーシャンビュー」のラナイ(ベランダ)からは、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを一望することができます。
ラナイからのこの景色を独り占めできるのが、この客室のポイントです。室内にはコーヒーメーカーが備わっているので、ラナイでコーヒーをゆっくり楽しんで、至福の時間を過ごしてみてください。
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