カナダの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? カナダ旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年9月6日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2024年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が行われています。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、帰国のスケジュールを登録しておくと手続きがスムーズに行えます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
カナダ入国に必要なもの
2024年9月現在、日本国籍ならワクチン接種の有無に関わらず、カナダ入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート
残存有効期間はカナダ出国予定日+1日以上必要。
●往復予約済航空券または第三国行き航空券
●eTA(電子渡航認証)の申請
カナダに空路で入国する場合、観光目的で滞在が6カ月以内であればビザ(査証)は不要ですが、電子渡航認証eTA(イー ティー エー)が必要です。申請後の有効期間は最長5年または、申請時のパスポートの有効期限まで。申請はオンラインで行い、パスポートナンバー、クレジットカードが必要で、料金はC$7かかります。
eTAはほとんどの申請者が数分以内に手続き完了メールを受理しますが、関係書類を求められた場合は取得に数日かかることもあります。カナダへのフライトを予約する前にeTAを取得するといいでしょう。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/apply-ja.html
<アメリカ経由の場合はESTAも必要>
アメリカ経由でカナダに出入国する場合は、アメリカの電子渡航認証ESTA(エスタ)も必要になります。申請料はUS$21。申請にはパスポートやクレジットカードが必要です。
https://esta.cbp.dhs.gov/
●海外旅行保険への加入【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備え、海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件が付いていることもあるので注意。また、帰国後に医療費を請求するために、現地の病院にかかった場合は診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webサービスから) 【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要です。Visit Japan Webサービスの「日本入国・帰国の手続」画面の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
入国の流れ
・到着
到着ゲートから順路に従い入国審査へと進みます。
・入国審査
自動入国審査(KioskまたはeGate)の端末で、入国手続きを行いましょう。
手続きは以下の通りです。
①日本語を選択し、パスポートの顔写真があるページをスキャンします。
②顔写真を撮影。
③画面上で税関申告に関しての必要事項を入力します。
④端末機からプリントアウトされた紙とパスポートを係官に渡します。スマートフォンならアプリ(CBSA CanBorder)をダウンロードし、事前にオンライン申請をすることもできます。地方の小さな空港など、自動端末機のない空港では、税関申告書を手書きし、係員に手渡しましょう。
https://www.cbsa-asfc.gc.ca/new-neuf/app-eng.html
・荷物の受け取り
入国審査後は、搭乗した便名が出ているターンテーブルで、預けた荷物を受け取りましょう。荷物が出てこない場合には、日本でチェックインした際にもらった手荷物引換証(クレーム・タグ)を空港職員に提示し探してもらいます。
・到着ロビー
到着ロビーには各旅行会社のツアーガイドが待機しています。個人旅行ならタクシーやシャトルバスを利用して、目的地へ行きましょう。
■カナダ入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類:ワイン1.5ℓ、またはビール8.5ℓ相当量、またはそれ以外の酒1.14ℓ(18または19歳以上。州により年齢は異なります)
◎タバコ類:紙巻・スティック200本、葉巻または小型葉巻50本、刻みタバコ200gのうちいずれか(18歳以上)
※「CANADA DUTY PAID/DROIT ACQUITTE」と表示されていないタバコ製品には、特別関税が課せられます。
◎その他みやげ品:C$60相当まで
<主な持ち込み禁止、制限品>
◎禁止品:麻薬や銃刀器、武器、絶滅危惧種の動植物の持ち込みは禁止です。
◎制限品:食料品(肉・乳製品、青果、ナッツ類など)、動植物やその製品などの一部には、規制・制限がかかる場合があります。
◎外貨:トラベラーズ・チェックなど現金以外も含め合計C$10,000以上ある場合は申告の必要があります。
◎医薬品:持病などで医薬品類を一定量以上持ち込もうとする場合は、日本からの書類が必要となる場合があります。
出国の流れ
・チェックイン
利用する航空会社のチェックインカウンターでパスポートとeチケットの控えを提示し、預ける荷物があればここで預け、クレーム・タグ(手荷物引換証)をもらいます。オンラインまたは自動チェックイン機(Express Check-in)で搭乗手続きを済ませることもできます。その後搭乗手続きカウンターまたは手荷物預けカウンターで機内預けにする荷物を預けます。
・X線検査
ボディチェックとX線による手荷物検査を受けます。水、ジェル、スプレー類は100㎖以下の容器に入れ、1ℓ以下の透明なプラスチック製の袋に収めてX線に通します。そのまま日本へ帰国する場合は特に厳しい審査はありません。アメリカ経由の場合はアメリカ入国審査の列に並びます。
・出発フロア
免税店やフードコート、みやげ店などが充実しているので、ショッピングや食事などをして搭乗ゲート集合時間までの時間を過ごしましょう。
・搭乗ゲートへ
搭乗予定時刻45分前までに搭乗ゲートへ行きましょう。搭乗の際、チケットとパスポートを再度確認されます。
日本帰国時の注意
<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の場合は、免税になりません。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合は個装等10個(「アイコス」または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」の場合は50個まで)です。その他の場合は総量が250gを超えない範囲。20歳未満の場合は免税になりません。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含みません。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは原則として免税となります。(その他は海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関ホームページを参照。
https://www.customs.go.jp/
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様です。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意が必要です。
<動植物>
◎土付きの植物、果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になります。
※2024年9月6日現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。
また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/ を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限があります。医薬品及び、医薬部外品は2カ月分以内(外用薬は1品目24個以内)、化粧品は標準サイズで1品目24個以内です。