カナダの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? カナダ旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年12月10日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!

日本出国前に準備しておくこと
●「たびレジ」の登録【推奨】「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「入国審査※」「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。なお、そのサイトで手数料等料金を要求することはないので、申請料や手数料といった名目で料金を要求するサイトには注意が必要です。
※羽田空港、成田空港、関西空港、福岡空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を共同キオスクに読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国審査が行えます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
●海外旅行保険への加入【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備え、海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件が付いていることもあるので注意。また、帰国後に医療費を請求するために、現地の病院にかかった場合は診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。
●荷物の注意点
詳細は事前に各航空会社の公式サイトなどで確認しておきましょう。 花火やクラッカー、キャンプ用のガスボンベ、加熱式食品(弁当) 、スプレー缶、 コードレスヘアアイロンの一部は飛行機にいっさい持ち込めません。 一方、リチウムイオン(金属) 電池を内蔵した携帯型電子機器は機内預け入れ、 持ち込みとも可能ですが、ケースや衣類などで保護しましょう。 預け入れの場合は、電源を完全にOFFにし、 固いスーツケースなどに入れましょう。
●機内に預け入れる荷物 (機内持ち込み不可)
ナイフ、ハサミ、先の尖ったもの、工具類など。 液体物は機内持ち込みに量的制限(下記)が設けられているため、 これ以外のものは機内に預けましょう。
●機内に持ち込む荷物 (預け入れ不可)
リチウムイオン電池は、 衝撃や損傷などが原因で火災につながるおそれがあるため、 モバイルバッテリーや予備電池は必ず機内持ち込みにします(容量が100~160Wh以下の製品、 1人2個まで)。機内では座席上の収納棚ではなく手元で保管し、予備の電池は絶縁テープや袋を使い個々に保護すること。ほかワイヤレスイヤホン、電子たばこ、 喫煙用ライター(1人1個まで)なども機内持ち込みに。詳細は事前に下記で確認しましょう。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
カナダ入国に必要なもの
●パスポート
残存有効期間はカナダ出国予定日+1日以上必要。
●往復予約済航空券または第三国行き航空券
●eTA(電子渡航認証)の申請
カナダに空路で入国する場合、観光目的で滞在が6カ月以内であればビザ(査証)は不要ですが、電子渡航認証eTA(イー ティー エー)が必要です。申請後の有効期間は最長5年または、申請時のパスポートの有効期限まで。申請はオンラインで行い、パスポートナンバー、クレジットカードが必要で、料金はC$7かかります。
eTAはほとんどの申請者が数分以内に手続き完了メールを受理しますが、関係書類を求められた場合は取得に数日かかることもあります。カナダへのフライトを予約する前にeTAを取得するといいでしょう。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/apply-ja.html
<アメリカ経由の場合はESTAも必要>
アメリカ経由でカナダに出入国する場合は、アメリカの電子渡航認証ESTA(エスタ)も必要になります。申請料はUS$40。申請にはパスポートやクレジットカードが必要です。
https://esta.cbp.dhs.gov/
●カナダ入国書類の事前申告【任意】
バンクーバーやトロントなど一部の国際空港を利用する14歳以上の旅行者は、ArriveCANというアプリで税関申告と入国申告を事前に作成できます。カナダ到着の72時間前から申告書を登録できます。到着後の入国審査で、優先レーンを通ってキオスク端末またはeGateで申告の確認・認証ができるのでスムーズです。
◎カナダ国境サービス庁 ArriveCAN
https://www.canada.ca/en/mobile/arrivecan.html
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
税関申告の登録はVisit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携行品・別送品申告」をタップして手続きを済ませて二次元コードを発行します。二次元コードは入国審査と税関申告の両方の手続きが可能です。二次元コードを未発行の場合は税関申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
※羽田空港、成田空港、関西空港、福岡空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を共同キオスクに読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国審査が行えます。
入国の流れ
・到着
到着ゲートから順路に従い入国審査へと進みます。
・入国審査と税関申告
自動入国審査(キオスクまたはeGate)の端末で、入国手続きを行いましょう。事前にArriveCANアプリで申告している場合は優先レーンを使用できます。
手続きは以下の通りです。
①日本語を選択し、パスポートの顔写真があるページをスキャンします。
②顔写真を撮影。
③画面上で税関申告に関しての必要事項を入力します。
④端末機からプリントアウトされた紙とパスポートを係官に渡します。
地方の小さな空港など、自動入国審査の端末がない空港では、税関申告書を手書きし、係員に手渡しましょう。
・荷物の受け取り
入国審査後は、搭乗した便名が出ているターンテーブルで、預けた荷物を受け取りましょう。荷物が出てこない場合には、日本でチェックインした際にもらった手荷物引換証(クレーム・タグ)を空港職員に提示し探してもらいます。
・到着ロビー
到着ロビーには各旅行会社のツアーガイドが待機しています。個人旅行ならタクシーやシャトルバスを利用して、目的地へ行きましょう。
■カナダ入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類:ワイン1.5ℓ、またはビール8.5ℓ相当量、またはそれ以外の酒1.14ℓ(18歳または19歳以上。州により年齢は異なります)
◎タバコ類:タバコ200本、葉巻50本、製造タバコ200g(7オンス)、タバコスティック200本、電子タバコ容器12個以下(最大120mℓ(液体)または120g(固体))(18歳以上)※「CANADA DUTY PAID/DROIT ACQUITTE」と表示されていないタバコ製品には、特別関税が課せられます。
◎その他みやげ品:C$60相当まで
<主な持ち込み禁止、制限品>
◎禁止品:麻薬や銃刀器、武器、絶滅危惧種の動植物の持ち込みは禁止です。
◎制限品:食料品(肉・乳製品、青果、ナッツ類など)、動植物やその製品などの一部には、規制・制限がかかる場合があります。
◎外貨:トラベラーズ・チェックなど現金以外も含め合計C$10,000以上ある場合は申告の必要があります。
◎医薬品:持病などで医薬品類を一定量以上持ち込もうとする場合は、日本からの書類が必要となる場合があります。
出国の流れ
・チェックイン
利用する航空会社のチェックインカウンターでパスポートとeチケットの控えを提示し、預ける荷物があればここで預け、クレーム・タグ(手荷物引換証)をもらいます。オンラインまたは自動チェックイン機(Express Check-in)で搭乗手続きを済ませることもできます。その後搭乗手続きカウンターまたは手荷物預けカウンターで機内預けにする荷物を預けます。
・X線検査
ボディチェックとX線による手荷物検査を受けます。水、ジェル、スプレー類は100㎖以下の容器に入れ、1ℓ以下の透明なプラスチック製の袋に収めてX線に通します。そのまま日本へ帰国する場合は特に厳しい審査はありません。アメリカ経由の場合はアメリカ入国審査の列に並びます。
・出発フロア
免税店やフードコート、みやげ店などが充実しているので、ショッピングや食事などをして搭乗ゲート集合時間までの時間を過ごしましょう。
・搭乗ゲートへ
搭乗予定時刻45分前までに搭乗ゲートへ行きましょう。搭乗の際、チケットとパスポートを再度確認されます。
日本帰国時の注意
<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の場合は、免税になりません。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合は個装等10個(「アイコス」または「グロー」のみの場合は200本、「ウィズ」の場合は50個まで)です。その他の場合は総量が250gを超えない範囲。20歳未満の場合は免税になりません。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含みません。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のものは原則として免税となります。(その他は海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関ホームページを参照。
https://www.customs.go.jp/
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様です。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意が必要です。
<動植物>
◎果物、切花、野菜は持ち込み禁止または要検疫。土付きの植物は持ち込み禁止です。
◎ハム・ソーセージ、ベーコンなどの肉製品は持ち込み禁止。乳製品は制限があります。
◎2025年12月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。違反した場合は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科せられる場合があります。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限があります。医薬品及び、医薬部外品は2カ月分以内(外用薬は1品目24個以内)、化粧品は標準サイズで1品目24個以内です。




