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麻布台ヒルズの「チームラボボーダレス」がまもなくオープン!先行公開の様子をレポート

麻布台ヒルズ「チームラボボーダレス」が2月9日オープン!「その瞬間しか見られない」境界のないアートに没入

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「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)」が、2024年2月9日(金)、「麻布台ヒルズ」内にいよいよニューオープン! コンセプトは、「境界なく連続する1つの世界」。独立した70以上の作品群が複雑に関係し合い変化し続け1つの連続したアートを作り出すさまは、見ごたえたっぷり。今回は、オープン目前に実施された先行内覧会におじゃまし、進化した「ボーダレス」なアートを体感してきました。

Summary

そのほかにも!麻布台ヒルズに誕生する新たな作品群

新しい「チームラボボーダレス」では、そのほかにも新たな作品や日本未公開作品が多数公開。70以上の作品群が複雑に関係し合い、刻々と変容する世界を描きます。それはまさに、自分の感覚の赴くままに、出合ったアートと関わり合いながら進んでいく「地図のないミュージアム」。より理解を深めながらアートに触れたい場合は、チームラボの公式アプリを作品にかざすと詳細をチェックすることができます。

『人々のために岩に憑依する滝』
『人々のために岩に憑依する滝』
人の動作に合わせて水は流れを変化させていく
人の動作に合わせて水は流れを変化させていく

広々とした空間の中央に、立体的に再現された大きな岩が。『人々のために岩に憑依する滝』は、その上を流れる水の軌跡が光を放ち、滝を描くアートです。岩の上に人が上に立ったり水に触れたりすると、水の流れに変化が。人は岩のごとく水の流れを変え、瞬間的なアートを作りだします。

『花と人、コントロールできないけれども共に生きる』
『花と人、コントロールできないけれども共に生きる』

『花と人、コントロールできないけれども共に生きる』は、花々が生まれ花を咲かせ、枯れていく様子を永遠に繰り返すアート。ほかの作品に影響を与えたり、ほかの作品の影響で散ったり。花が咲いている場所には蝶が寄ってきたり、カラスが飛んでいくことで散っていったり。現実の自然界にも起こりうるさまを光のアートで体感できます。

アートからアートへと続く通路にも、別のアートが。
アートからアートへと続く通路にも、別のアートが
『中心も境界もない存在』
『中心も境界もない存在』

奥に見えるのが、『中心も境界もない存在』と名付けられた作品。中心のように見える黒い核のようなものに触れようとすると、反応して変化はするものの触れられません。中心と思っていたものも壁だと思っていた境界も、実際は存在しないことを認識させられます。

『反転無分別:虚空の黒』
『反転無分別:虚空の黒』

空間に書く「空書」のアート。墨跡がもつ深さ・速さ・力強さを新たな解釈で空間に立体的に再構築しています。空書は作品空間の中を同一方向に回転していますが、「超主観空間」の特性として視覚的に左回転も右回転でも、論理的に同等となるため、左回りにも右回りにも見えます。

『Infinite Crystal World』
『Infinite Crystal World』

立体物を作り出しているのは、光の点の集合。その中に実際に入り込み、鏡とともに織りなされる不思議な世界に迷い込むことができる作品です。光の点がさまざまな形を描きながら色を変える様子は圧巻です。

『地形の記憶』
『地形の記憶』

分け入ることのできる高低差のある空間に存在する、里山の景色。そこに干渉するアートは、時間の流れとともに変化していきます。写真は、光で描かれた魚の群れが自由に泳ぐ姿。魚はぶつからないように、人々を避けるようして動きます。

『スケッチオーシャン』
『スケッチオーシャン』
描いた魚は空間を出てミュージアムを泳ぎ、他の作品に干渉していく
描いた魚は空間を出てミュージアムを泳ぎ、他の作品に干渉していく

来場者が紙に描いた魚の絵が目の前の海で泳ぎ出す体験ができる、「共創」をコンセプトにした「スケッチオーシャン」。泳いでいる魚に触れると現実世界と同じように、いっせいに逃げだします。エサ袋を触ると袋が開き、魚にエサをあげることもできます。

ティーハウス「EN TEA HOUSE」で光の演出とともにカフェタイム

『小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々』
『茶の木』『小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々』

ミュージアム内にあるティーハウス「EN TEA HOUSE」では、光のアートを楽しみながら一服することができます。写真は「凍結緑茶ココナッツセット(好きなドリンクとココナッツミルクのジェラートのセット)」1300円。今回は「焙じ茶カモミール・ライスミルクラテ」(単品の場合600円)を合わせています。テーブルにドリンクやアイスが置かれると、器から花々が生まれ咲いていきます。花々はお茶がある限り無限に咲き、飲み干すと存在しなくなります。お茶の中に無限に広がる世界をそのまま飲めるという、ほかにはできない体験を。

作品同士が影響し合い、人々のふるまいによって変化する「チームラボボーダレス」のアート。自分もアートの一部になりながら、そのときしか堪能できない美しいアートに、どっぷりと浸かってみませんか。

■森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(もりびる でじたるあーと みゅーじあむ:えぷそん ちーむらぼぼーだれす)
住所:東京都港区麻布台1-2-4麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
TEL:なし
営業時間:10〜21時(事前日時指定予約制。最終入館は20時、開館時間は変更になる場合あり)
定休日:第1・3月曜(変更になる場合あり)
料金:大人3800円〜、中・高校生2800円、小人(4〜12歳)1500円、3歳以下無料(事前購入の場合)


Text:松崎愛香
Photo:斉藤純平

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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