【飛騨・高山】岐阜の新定番を巡る1泊2日旅!絶景アクティビティ・ガッタンゴーから『君の名は。』のモデル・飛騨古川まで【#編集部のおでかけキロク】
岐阜県の飛騨・高山エリアは、美しい大自然のパワーを感じられるスポットが目白押しのエリア。廃線レールの上を爽快に自転車で走り抜けるアクティビティ「ガッタンゴー」や、国内で唯一名勝で食事ができるスポット、国内でたった一つの2階建てゴンドラなど、このエリアでしか体験できない貴重なスポットが満載です!高山の「古い町並」や白川郷などの岐阜県の定番観光スポットはあえてはずした、1泊2日で行く岐阜の新定番コースをレポートします。
Summary
名勝でランチをする特別体験「史跡 江馬氏館跡公園」
室町時代から戦国時代にかけて高原郷(現在の飛騨市神岡町・高山市上宝町周辺)を支配していた地方領主・江馬氏。飛騨神岡に庭園と館跡が復元され、国の名勝に指定されています。
客人をもてなす場として使用された「会所」にある「接客の間」では、かつてと同じ庭を眺めながら食事をすることができます。
写真の「蒸し寿司」は、神岡城やスーパーカミオカンデなどを巡る神岡の街歩きガイドと昼食がセットになった、約2時間30分のプラン(4500円)を予約することでいただけます。
そのほか、10名以上の場合は1か月前までの予約で豪華な「饗応膳」お膳6000円、お弁当3500円の用意もあります。食事の机となるお膳台を貸し出しているので、弁当などは自分で持ち込みも可能です。
■プラン詳細
期間:毎年4~11月
除外日:水曜、12~3月
料金:4500円(ガイド料、神岡城入場料、江馬氏館跡公園入園料、昼食代含む)
開始時間:10時30分~(所要時間約2時間~2時間30分、昼食は12時~)
予約締切日:10日前の17時
集合場所:道の駅スカイドーム神岡
神岡町で会席料理を提供する「花の家」の「蒸し寿司」。酢飯の上に、でんぶ、レンコン、干しシイタケ、お揚げ、玉子焼をのせ、ふっくら蒸しあげた神岡名物料理です。やさしい繊細な味わいにほっこり。目の前に広がる庭園を眺めながらいただく食事はいっそうおいしく感じられます。
国の名勝で食事をすることができるというのは、復元した施設ならではのここだけの特別な体験なのだとか。ぜひ当時のおもてなしの気分を体験してみて。
■史跡 江馬氏館跡公園(しせき えましやかたあとこうえん)
住所:岐阜県飛騨市神岡町殿573-1
TEL:0578-82-6001
営業時間:10~16時(最終入館15時30分)
休業日:冬季(12~3月)
料金:大人200円、高校生以下無料
車で17分
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廃線レールの上を自転車で走る絶景アクティビティ「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」
奥飛騨の神岡町にある絶景アクティビティ「レールマウンテンバイク Gattan Go!!」が今話題なんです!マウンテンバイクと廃線後の鉄路を組み合わせた新感覚アクティビティ。「まちなかコース」と「渓谷コース」の2種類のコースがありますが、今回挑戦したのは2018年春に誕生した新コース「渓谷コース」。トンネルや鉄橋もありスリル満点のコースで、往復 約6.6km (片道 約3.3km)、所要時間は約40~55分です。人気のアクティビティで出発時間も決まっているので、公式サイトで予約を!
予約の時間になったら、自転車に乗って早速出発!前後の自転車と50mの間隔を保ちつつゆっくりと漕いでいきます。旧神岡鉄道の廃線レールを活用しているこちらのアクティビティ。レールにはつなぎ目が残っているため、走っていると「ガッタン、ゴットン」とまるで鉄道のような音と振動が。
水のせせらぎも聞こえてきて、マイナスイオンを全身で浴びているかのような開放感を感じます。走りながら受ける涼しい風も心地よい!
森を進んでいくと、トンネルの中へ。視界は真っ暗ですが、足を動かしていればレールの上を進むため、見えなくても大丈夫。中はひんやり涼しく、暑さをしのげるスポットにもなってくれます。
二ツ屋駅まで行ったら少し休憩して折り返し。来た道を戻っていきます。思ったよりも片道が長く、たっぷりと景色を満喫できました。今回チャレンジした「渓谷コース」の車両はすべて2人が漕ぎ1人が真ん中に座れるという、3人まで乗車可能な「観覧シート」。往復で漕ぐ人を交代できるので体力と相談しながら仲間と協力して楽しんでみて。
爽快感抜群の絶景アクティビティ、ここだけの体験です!
■レールマウンテンバイク Gattan Go!!(れーるまうんてんばいく がったん ごー)
TEL:0578-82-6677
定休日:水曜
渓谷コース
集合場所:岐阜県飛騨市神岡町西漆山142
営業時間:10時15分~14時30分の1日4便(土・日曜、祝日は9時~15時45分の1日6便※10・11月の土・日曜、祝日は9時~14時30分の1日5便)
料金:観覧シートセット5200円
まちなかコース
集合場所:岐阜県飛騨市神岡町東雲1327-2
営業時間: 10時~15時30分の1日6便(土・日曜、祝日は9時~16時30分の1日8便※10・11月の土・日曜、祝日は9時~15時30分の1日7便)
料金:ハイブリッド車3200円、2階建てシートセット5700円、観覧シートセット4200円
車で1時間14分
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夏でも涼しいフォトジェニック空間「飛騨大鍾乳洞」
体を動かした後は、ひんやり涼しいスポット「飛騨大鍾乳洞」へ。飛騨高山と奥飛騨温泉郷の中間にある、全長約800mにも及ぶ国内屈指の観光鍾乳洞です。標高900mという、観光鍾乳洞としては日本一高い場所に位置するのだとか。
鍾乳洞に入ると…外の暑さが嘘のようなほどに涼しい!洞内の平均気温は通年約12℃だというからこの涼しさにも納得。もはや寒いくらい…なので上に羽織る上着を一枚持っていくことをおすすめします。
入ってすぐ現れるのが、青く照らされた地下水の上に広がる蒼白の鍾乳石「竜宮の夜景」。苔が生えないようカラーライトでライトアップされた空間は、きれいに輝き幻想的な雰囲気をいっそう高めてくれています。
第1洞~第3洞までの3つに分かれていて、それぞれ途中で退出も可能。
この鍾乳洞では、鍾乳管(ストロー)とよばれる、つららのような鍾乳石が多く見られることが特徴。その様子が見られるのが「夢の宮殿」や「ローマの遺跡」というスポット。
自然が作り出す造形の数々は、神秘的な気持ちにさせてくれるはず。まだあるさまざまなみどころを巡って、お気に入りのスポットを探してみて。
また、ここは「恋人の聖地」ともされており、それにまつわるスポットが点在しています。「愛深スポット」という7色のLEDライトで照らされたトンネルや、鍾乳洞の最後には、「子宝地蔵」「子宝神社」などのスポットも。「恋人の聖地」を記念したモニュメント「誓いの鐘」も設置されています。
■飛騨大鍾乳洞(ひだだいしょうにゅうどう)
住所:岐阜県高山市丹生川町日面1147
TEL:0577-79-2211
営業時間:4~10月は8~17時、11~3月は9~16時
定休日:無休
料金:大人1100円、小・中学生550円
車で24分
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奥飛騨温泉郷で1日の疲れを癒やす
アクティビティを楽しんで、鍾乳洞を探検したら、近くの奥飛騨温泉郷へ!風情ある旅館や温泉も点在しているので、温泉街の街並みの雰囲気も楽しみつつ、ゆったり過ごせる宿を探してみて。今回は平湯温泉にある「岡田旅館」に宿泊。
奥飛騨ならではの山菜や川魚など、地元の旬の食材を使った料理は一番の楽しみ!夕食は飛騨牛を味わえる会席料理を。鮎の塩焼や鰻柳川鍋など、さまざまな食材を多様な味わい方で満喫できます。
一日の終わりにはかけ流しの天然温泉でゆっくりと旅の疲れを癒やして。目の前に広がる山々の自然を楽しみながら入れる庭園露天風呂もあります。露天風呂には大きな「釜風呂」もあるので、ぜひとも人の少ない時間を狙ってひとり占めしたいですね。約37℃でややぬるめに設定されているので、長湯ができるのも温泉を満喫したい人にはうれしいポイント。
朝食は郷土料理の漬物ステーキや飛騨名物の朴葉味噌焼などを味わえる膳。漬物ステーキは白菜の漬物を焼いて卵でとじた料理。「岡田旅館」の漬物ステーキにはツナも入っています。やさしい味わいに朝からほっこり。
■岡田旅館(おかだりょかん)
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉505
TEL:0578-89-2336
チェックイン:15時~
チェックアウト:~10時
料金:本館和室8畳夕朝食付き2名1室の場合一人あたり1万7930円~