【北海道 知床】世界自然遺産・知床をクルーズで満喫!
オホーツク海と根室海峡にまたがり、手つかずの自然が残る道東の秘境・知床半島。観光の拠点は、西側「ウトロ」と東側「羅臼」で、それぞれクルーズ体験ができることをご存知ですか? ウトロ側では、海から立ち上がる断崖絶壁にかかる数々の滝、波の浸食が作り出した奇岩や洞窟など、海上から大自然を体感できるクルーズが。羅臼側では、クジラやシャチなどの大型海洋生物が見られる「アニマルウォッチング」が大人気です。 世界自然遺産・知床半島の大自然を感じるなら、ぜひ海上からそのスケールを体感してみませんか?
Summary
【ウトロ発】「知床半島クルーズ」を楽しもう
大型船は、波の影響が比較的少なく、大きなデッキがあって船内も広々。船上からの景色をゆったりと楽しめますが、海岸から少し離れた距離からの観察になります。
一方、小型船は、知床半島の断崖近くを航行するので、より迫力のある景観を楽しめますよ。ヒグマの目撃率も高いです。ただ、船体が小さいので波の影響を受けやすく揺れやすいため、船酔いの心配も。心配な方は市販の酔い止め薬を持って行くことをおすすめします。
✓コースの詳細はコチラ
小型船で巡るコースは大きく分けて3つ。所要時間や魅力も異なるので、旅の行程に合わせて選びましょう。
※コース名&データ…大型船は道東観光開発おーろら社、小型船はゴジラ岩観光のものです。
※運航会社によってコース名は異なりますが、航路はほぼ同じです。会社によっては航行していないコースもあるので、詳細は各クルーズ会社のホームページなどを確認してください。
「知床岬コース」に乗船!
出港して数分で見えてくるのがプユニ岬。プユニ岬は知床八景のひとつで、ここからいよいよ世界自然遺産のエリアに入っていきます。
次に見えてくるのはフレペの滝。近くに川があるわけではなく、地下に浸透した羅臼岳の雨水や雪解け水が、岩の割れ目から幾本もの細い水の流れになって流れ落ちているというから驚き。2筋の滝がはらはらと流れる様子が、まるで乙女が泣いているように見えることから「乙女の涙」とも呼ばれているそうですよ。フレペの滝を見下ろす展望台もあるので、クルーズ後に行ってみるのもおすすめです。
知床半島でも数少ない平場の海岸「ルシャ湾」ではヒグマの姿がよく目撃されるそうです。
ぽっかり空いた洞窟の上から豪快な滝が流れ落ちるカシュニの滝。滝の落差は約30m。滝が海に直接流れ落ちるのは珍しいそうです。
クルーズの最終目的地、知床岬に到着です。オホーツク海と根室海峡を隔てる知床半島の最先端の岬。高さ約30mの段丘の上には、知床岬灯台が立っています。
知床の絶景をゆっくり鑑賞した後は、少しスピードを上げて、沖の航路で帰港します。水族館では見ることができない、野生のイシイルカに出合えることもあるかもしれません…!
TEL:0152-24-3060
運行期間:4月28日~10月20日 8~17時
運行便数:全コース1日2便
※硫黄山コース:4月28日~5月31日と10月1日~20日の運行
※ルシャコース:4月28日〜10月20日の運行
※知床岬コース:6月1日~9月30日の運行
定休日:期間中無休、荒天時
■道東観光開発おーろら
住所:斜里町ウトロ東107
TEL:0152-24-2146
営業時間:4月28日~10月25日
定休日:荒天時