香港の海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? 香港旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年10月17日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!

日本出国前に準備しておくこと
●「たびレジ」の登録【推奨】「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●Visit Japan Webサービスの情報登録 【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「入国審査※」「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。なお、そのサイトで手数料等料金を要求することはないので、申請料や手数料といった名目で料金を要求するサイトには注意。
※羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国手続が行えます(2025年4月から順次開始)。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一の場合に備えて海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもあります。渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意が必要です。また、帰国後に医療費を請求するために、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
●荷物の注意点
詳細は事前に各航空会社の公式サイトなどで確認しておきましょう。花火やクラッカー、キャンプ用のガスボンベ、加熱式食品(弁当) 、スプレー缶、 コードレスヘアアイロンの一部は飛行機にいっさい持ち込めません。 一方、リチウムイオン(金属) 電池を内蔵した携帯型電子機器は機内預け入れ、 持ち込みとも可能ですが、ケースや衣類などで保護しましょう。 預け入れの場合は、電源を完全にOFFにし、 固いスーツケースなどに入れましょう。
●機内に預け入れる荷物 (機内持ち込み不可)
ナイフ、ハサミ、先の尖ったもの、工具類など。 液体物は機内持ち込みに量的制限(下記)が設けられているため、 これ以外のものは機内に預けましょう。
●機内に持ち込む荷物 (預け入れ不可)
リチウムイオン電池は、 衝撃や損傷などが原因で火災につながるおそれがあるため、 モバイルバッテリーや予備電池は必ず機内持ち込みにします(容量が100~160Wh以下の製品、 1人2個まで)。機内では座席上の収納棚ではなく手元で保管し、予備の電池は絶縁テープや袋を使い個々に保護すること。ほかワイヤレスイヤホン、喫煙用ライター(1人1個まで)なども機内持ち込みに。詳細は事前に下記で確認しましょう。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
香港入境に必要なもの
●パスポート残存有効期間滞在が1カ月以内なら入境時点で、1カ月+滞在日数以上必要。日本のパスポート保持者の場合、90日以内の観光滞在ならビザは不要。
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●帰国時の入国審査※・税関申告の登録(Visit Japan Webから) 【推奨】
税関申告の登録はVisit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携行品・別送品申告」をタップして手続きを済ませて二次元コードを発行します。二次元コードは入国審査と税関申告の両方の手続きが可能です。二次元コードを未発行の場合は税関申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
※羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国手続が行えます(2025年4月から順次開始)。
香港入境の流れ
・入境審査
空港到着後、入国審査ホールの外国人専用カウンター(Visitors)でパスポートを提示します。滞在日数、宿泊先など簡単な質問を英語で受ける場合があります。パスポートを返却されたら審査終了です。
・荷物受け取り
自分が利用した便名のターンテーブルで、機内に預けた荷物を受け取ります。荷物が出てこなかったり、破損していたら係員に荷物引換証(クレーム・タグ)を見せて対応してもらいましょう。
・税関・検疫
荷物を受け取ったら、税関(Customs)へ。申告する物があれば赤の通路に、なければ緑の通路に並びます。タバコやアルコールを含む関税品未申告違反に対する罰金はHK $5000、違法なタバコに対する売買などの罰則は最高HK$200万の罰金と7年の懲役など香港税関の取り締まりは強化されています。
・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。
・香港入境時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類…アルコール度数30%以上のものは1ℓまで(18歳以上)。
◎たばこ…紙巻たばこ19本、または葉巻1本(もしくは25g)、またはその他たばこ25gまで(18歳以上)。
◎通貨…香港に入出国する旅行者が現金HK $12万以上の通貨または無記名譲渡手形などを所持している場合、税関に申告または開示が必要。
<主な持ち込み禁止品>
◎危険ドラッグ、武器、動物、植物、肉類、家禽類
◎時計、ハンドバッグなどの不正な複製品
◎ワシントン条約による絶滅危惧種の野生動物およびその加工品
◎電子たばこ(ニコチンなしのものも含む)
◎CBDカンナビジオール(香港では危険ドラッグに分類され、CBDを含む製品は禁止)
<医薬品の持ち込み>
医薬品を所持して香港に渡航する場合には、自己の疾病の治療に用いる場合であっても、事前に香港政府当局の承認が必要。
詳しくは香港衛生署薬物辨公室ホームページ(英語)
https://www.drugoffice.gov.hk/eps/do/en/consumer/news_informations/faq.html
※香港でのトランジットや、他国を訪問後に香港に到着する場合、他の出入国地では合法とされていても香港では違法とされる場合がありますので注意が必要です。
詳しくは香港税関ホームページ(英語)
https://www.customs.gov.hk/en/home/index.html
香港出境の流れ
・チェックイン
自分の利用する航空会社のチェックイン・カウンターに行き、係員に航空券(eチケット控え)とパスポートを渡し、スーツケースなど機内預けの荷物を預け、搭乗券(ボーディング・パス)と荷物預かり証(クレーム・タグ)を受け取ります。また航空会社によってはセルフチェックインやオンライン・チェックインが利用できる場合もありますので利用規定を確認しましょう。
・セキュリティチェックと出境審査
チェックインを済ませたら、 手荷物検査とセキュリティチェックへ。11歳以上で日本国籍のパスポートを持っている人はe-セキュリティゲートを利用できます。出境審査では、11歳以上で日本国籍のパスポートを持っている人は「 スマートデパーチャー」(e-Channel Service)を利用できます。パスポートを読み込むとeチャネル顔認証を行います。
・搭乗
指定時間までに搭乗を済ませましょう。セキュリティチェック時にe-セキュリティゲートを利用した場合は、電子搭乗ゲートを利用して、顔認証を行い搭乗しましょう。
<エアポート・エクスプレス香港駅・九龍駅でのチェックイン>
エアポート・エクスプレスの香港駅・九龍駅には、通常空港で行うチェックイン手続きができるカウンターがあり、キャセイパシフィック航空や香港航空、カンタス航空、シンガポール航空(香港駅のみ)の利用者を対象に実施しています。受付時間は利用便の出発時刻の90分前まで。手順は以下のとおりです。
①カウンターは改札内にあるため、まずはエアポート・エクスプレスの乗車券を購入(インタウン・チェックインエリアの入場だけなら「オクトパス」カードも使える)。
②改札を進むと、自動チェックイン機とセルフバゲージドロップカウンターが設置されているので、すべてセルフで機内預けの荷物を預け、搭乗券を受け取る。預けた荷物は日本の空港(最終目的地)まで運んでくれる。チェックイン後、改札を出て観光することも可能。
③空港では、搭乗券を持ってそのまま出境審査へ進む。
日本帰国時の免税について
日本帰国時の免税については以下の通りです。
<主な免税範囲>
◎酒類…3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ…紙巻たばこのみの場合200本、葉巻たばこのみの場合50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(アイコスのみ、またはグローのみの場合は200本、ウィズは50個)。その他の場合は250g。20歳未満の免税はなし。
◎香水…2オンス。1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他…1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量。その他は海外市価の合計額20万円まで。
※詳細は税関https://www.customs.go.jp/を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚せい剤、爆発物や火薬、通貨または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規則>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果物、切花、野菜は持ち込み禁止または要検疫。土付きの植物は持ち込み禁止。
◎2025年10月現在、多くの国で家畜の病気が発生している。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができない。違反した場合は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が科せられる場合がある。乳製品は制限がある。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品および医薬部外品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用薬、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。




