香港の海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? 香港旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年10月8日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2024年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が行われています。※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webサービスの情報登録 【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービスです。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きをスムーズに行うことができます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
香港入境に必要なもの
2024年10月8日現在、香港入境時にワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入境後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート残存有効期間
滞在が1カ月以内なら入境時点で、1カ月+滞在日数以上必要。日本のパスポート保持者の場合、90日以内の観光滞在ならビザは不要。
●香港出入国カード
香港入境には香港出入国カードの提出が必要です。機内で配られるので、あらかじめ記入しておきましょう。複写式で2枚目が出国カードになっています。
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一の場合に備えて海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもあります。渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意が必要です。また、帰国後に医療費を請求するために、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから) 【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告書」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
香港入国制限および行動制限など
香港入国に際して入国前検査(迅速抗原検査やPCR検査)を実施する必要はありません。香港における新型コロナウイルス関連の最新情報は、香港政府衛生署(CHP)新型コロナ関連サイトを参照しましょう。
◎香港政府衛生署
https://www.coronavirus.gov.hk/eng/index.html
香港入国の流れ
・入国審査
機内で配布される香港出入国カードに記入をしましょう。到着後は入国審査ホールの外国人専用カウンター(Visitors)でパスポートと出入国カードを提示します。滞在日数、宿泊先など簡単な質問を英語で受ける場合があります。パスポートと出国カードを返却されたら審査終了です。出国カードは出国審査で必要なので、失くさないように大切に保管しておきましょう。
・荷物受け取り
自分が利用した便名のターンテーブルで、機内に預けた荷物を受け取ります。荷物が出てこなかったり、破損していたら係員に荷物引換証(クレーム・タグ)を見せて対応してもらいましょう。
・税関・検疫
荷物を受け取ったら、税関(Customs)へ。申告する物があれば赤の通路に、なければ緑の通路に並びます。
・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。
・香港入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類…アルコール度数30%以上のものは1ℓまで(18歳以上)。
◎たばこ…紙巻たばこ19本、または葉巻1本(もしくは25g)、またはその他たばこ25gまで(18歳以上)。
◎海外通貨…通貨の持ち込みは現金HK$12万以上またはそれに相当する有価証券を所持している場合は申告が必要。持ち出しは無制限。
<主な持ち込み禁止品>
◎危険ドラッグ、武器、動物、植物、肉類、家禽類
◎時計、ハンドバッグなどの不正な複製品
◎ワシントン条約による絶滅危惧種の野生動物およびその加工品
◎電子たばこ(ニコチンなしのものも含む)
香港出国の流れ
・チェックイン
自分の利用する航空会社のチェックイン・カウンターに行き、係員に航空券(eチケット控え)とパスポートを渡し、スーツケースなど機内預けの荷物を預け、搭乗券(ボーディング・パス)と荷物預かり証(クレーム・タグ)を受け取ります。また、入境時に受け取った、出国カード(入境審査時に渡された出入国カードの1片)に必要事項が書かれているか事前に確認しておきましょう。
・セキュリティチェックと出境審査
チェックインを済ませたら、セキュリティ・チェックへ。手荷物のX線検査が済んだら、出境審査カウンターに進み、パスポートと出国カードと搭乗券を提示します。
・手荷物検査
搭乗ゲート前で再度機内に持ち込むすべての手荷物をX線検査機に通し、ボディチェックが行われるので、余裕をもって搭乗ゲートに到着しましょう。液体物は機内持ち込み制限があるので注意しましょう。
・搭乗
指定時間までに搭乗を済ませましょう。パスポート、搭乗券を提示して機内へ。
<エアポート・エクスプレス香港駅・九龍駅でのチェックイン>
エアポート・エクスプレスの香港駅・九龍駅には、通常空港で行うチェックイン手続きができるカウンターがあり、キャセイパシフィック航空と香港航空利用者を対象に実施しています。受付時間は利用便の出発時刻の90分前まで。手順は以下のとおりです。
①カウンターは改札内にあるため、まずはエアポート・エクスプレスの乗車券を購入(インタウン・チェックインエリアの入場だけなら「オクトパス」カードも使える)。
②改札を進むと、自動チェックイン機とセルフバゲージドロップカウンターが設置されているので、すべてセルフで機内預けの荷物を預け、搭乗券を受け取る。預けた荷物は日本の空港(最終目的地)まで運んでくれる。チェックイン後、改札を出て観光することも可能。
③空港では、搭乗券を持ってそのまま出境審査へ進む。
日本帰国時の免税について
日本帰国時の免税については以下の通りです。
<主な免税範囲>
◎酒類…3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ…紙巻たばこのみの場合200本、葉巻たばこのみの場合50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(アイコスのみ、またはグローのみの場合は200本、プルーム・テックは50個)。その他の場合は250g。20歳未満の免税はなし。
◎香水…2オンス。1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他…1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量。その他は海外市価の合計額20万円まで。
※詳細は税関https://www.customs.go.jp/を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚せい剤、爆発物や火薬、通貨または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規則>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは要検疫。乳製品も制限あり。
※2024年10月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の習得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。
詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用薬、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。