香港の海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? 香港旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年10月8日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
時差
香港のほうが日本より1時間遅れています。日本が正午のとき、香港は午前11時。サマータイムはありません。あまり時差がないので、昼夜逆転や時差ボケを気にすることなく過ごすことができます。
言語
日常的に会話で使われるのは広東語。主なホテルやショッピングセンター、レストランなどはほぼ英語が通じます。標識などは中国語と英語の両方で書かれていることが多いです。タクシーや小さな店では英語が通じないことも多いので、広東語(漢字)で店名や住所、料理名などを書いたメモを見せるのが確実です。
気候
9月下旬~2月がおすすめ。亜熱帯に属する香港は暑い時期が多く、秋から冬が過ごしやすいです。特に乾季に入る9月下旬~11月は温暖で湿度も低く、日本の春~初夏のような快適さ。5~9月中旬は雨季にあたり、特に6~8月の夏場はサウナ状態! 冷房も強いので薄手の上着を用意しておきましょう。
トイレ
公衆トイレと手指消毒器は、ほとんどの観光地やショッピングモールに設置されています。地下鉄MTR構内にも主要ターミナル駅を中心に設置されるようになりました。
チップ
香港にはチップを払う習慣はほとんどありません。多くのレストランでは10%のサービス料が加算されているので不要。しかし、イギリス文化の名残もあり、ホテルのポーターには荷物1個につきHK$10、高級スパでは料金の10%程度を渡すとスマートです。
飲料水
香港の水道水は、飲料用としては適しません。飲料用にはミネラルウォーターを利用しましょう。コンビニやスーパーで購入できます。
電圧とプラグ
香港は電圧220V、周波数50Hzが一般的。日本とは異なるため、海外対応ではない機器は変圧器が必要です。ドライヤーなどの熱を発生する機器は、変圧器を通してもうまく働かないことが多くあります。プラグは三股のBFタイプが主流で、変換プラグが必要です。旧式のBタイプが残るところもあります。
通貨
香港の通貨の単位は香港ドル(HK$)。補助単位は香港セント(HK¢)で、HK$1=HK¢100。HK$1=18.53円 (2024年10月8日現在)。紙幣は6種類、硬貨は7種類。新HK$10以外の紙幣は、香港上海銀行と中国銀行、スタンダード・チャータード銀行の3行が発行し、それぞれに絵柄が異なります。
クレジットカードと ATM
多くの商業施設やレストランで使用でき、日本で現金を両替するより手数料が低い場合もあります。ATMでのキャッシングも一部を除き24時間利用できます。なお、利用する際は暗証番号(PIN)が必要なので、事前に確認しておきましょう。
両替
両替は、空港、銀行、ホテル、街の両替所などでできます。一般的に街なかの銀行のレートが一番よいですが、両替の際にHK$60〜100の手数料を取られます。街の両替所では手数料がかからない場合が多いですが、交換レートに差があります。両替する額が少ないと手数料が高くつくので計画的に両替しましょう。
香港での通話
ホテルの客室からかける場合は手数料がかかり割高になります。また、レストランやホテルのロビーなどに置いてある市内専用電話は無料で使用可。携帯電話の普及により、街なかの公衆電話はほとんどなくなりました。
国際電話
日本から香港へ
010(国際電話識別番号)→852(香港の国番号)→相手の電話番号
※携帯電話の場合は「010」または「+」のあとに「852」、相手の電話番号をタップして発信します。
香港から日本へ
001(国際電話識別番号)→81(日本の国番号)→市外局番(最初の0はとる)→相手の電話番号
※ホテルの客室からは、通話料のほかに手数料がかかる
※携帯電話へかける場合も、「080または090」の最初の「0」はとる
携帯電話・スマートフォン
国際ローミングに対応していれば、到着したら自動的に現地の通信回線に切り替わり使えるようになります。ローミングになっている間、通話無料や通話定額のプランの適用外になり、着信にも料金がかかるなど、料金が高額になる場合があるのでご注意を! ローミング中に電話をかける場合は、通話相手が回線契約している国の国番号を入れてからダイヤルします。インターネットへ接続する手段を確保しておけば、LINEやMessengerなどのアプリで、国内と変わらず無料で通話できます。
スマートフォンの設定
一切の通信が不要であれば「ローミング」をオフにするか、「機内モード」をオンにしましょう。この状態でもWi-Fiへの接続のほか、カメラや目覚ましの機能は利用可能です。 通話のみが必要であれば「ローミング」をオンにして「モバイルデータ通信」をオフにします。機種によっては「音声通話ローミング」のみを切り替えることもできます。高額な海外通話料金を避けつつ、インターネットへ接続したい場合はこちらを利用しましょう。
インターネット
ファストフード店やコーヒーショップなど、無料Wi-Fiのあるところが多いため、インターネットの利用が限定的ならば、ホテルのWi-Fiと合わせれば十分。香港国際空港の公共エリアやMTRの駅の公共Wi-Fi、 香港政府が運営する「Wi-Fi.HK」「GovWiFi」なども利用可能。利用できる場所は限られるため、地図やルート検索など旅行中にインターネットを活用するならば、海外Wi-Fiレンタルや海外用データ定額プランなどの利用を検討しましょう。
●海外用Wi-Fiルーターをレンタル
予約しておけば、出発空港で受け取り、返却ができます。宅配で自宅に届けてもらうことも可能。通信容量や速度にもよりますが、保険なども含めて1日1000円ほどから。支払いを事前に日本円で済ませておくことができる、複数人で利用できるなど利点が多いのが特徴です。
●日本で利用している端末をそのまま使う
1日1000円ほど~の追加料金で普段のデータ容量内で利用できたり、利用料金の上限があったり、近年は気軽に海外利用できるようになっています。通信キャリア、ブランドごとにサービス内容、料金、対応状況は大きく異なり、規定外での利用はわずかな通信でも高額な料金が発生するためよく確認を。
●現地キャリアのSIMカードを購入する
SIMフリーの端末が必要です。空港のショップでは旅行者が使いやすいプランが用意されています。また、SIMカードの交換が必要ないeSIMなども各社販売されています。
ビジネスアワー
香港での一般的な営業時間は、銀行が9~17時ごろ、土曜の午後と日曜・祝日が休み。ショップは10~19時ごろ、ショッピングモールなどは20~22時ごろまで開いてるところが多いです。
喫煙
屋内の公共の場所、オフィス内やショッピングセンターなどのほか、レストラン、バー、ナイトクラブなどで喫煙が全面禁止となっています。また、公共交通機関やその施設、海水浴場、学校、公園、エスカレーターなどは屋外でも禁煙エリアなので喫煙者は注意が必要です。なお、違反者には罰金HK$1500が科せられます。
※詳細はhttps://www.taco.gov.hk/main/tc_chi/(香港政府衛生署)
飲酒
バーやレストランでの飲酒は18歳から。スーパーなどで購入する際も身分証明書の提示を求められる場合があるので、パスポートを携帯しましょう。
郵便
香港から日本へ航空便ではがきや封書を出す場合、20gまではHK$5.40、30gまではHK$8.10、40gまではHK$10.30、50gまではHK$12.30。切手は郵便局で手に入りますが、ホテルのフロントに頼めば切手を貼って出してもらえます。「AIR MAIL」と「JAPAN」だけ英語で書けば、住所や名前などは日本語で大丈夫です。8〜10日で日本に届きます。