絶景のグレートバリアリーフ上空を飛ぶヘリコプターの画像

グレートバリアリーフでのヘリコプター遊覧は絶景の連続/Nautilus Aviation

【ケアンズ取材レポートその1】グレートバリアリーフを空から!海中から!1日遊び尽くそう〜遊覧飛行編〜

るるぶ&more.編集部 るるぶ情報版(海外)編集部 オーストラリア 絶景 絶景でパワーを充電したい アクティビティ
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世界最大のサンゴ礁群であるグレートバリアリーフ。その玄関口と言えるのが、日本から一番近いオーストラリア、時差はたった1時間のケアンズです。グレートバリアリーフというとシュノーケリングやダイビングのイメージですが、空から見ても絶景なんです!今回はグレートバリアリーフを空からも海からも1日かけて徹底取材。前編は感動の連続となった遊覧飛行の様子をお届けします。

Summary

世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフとは

グレートバリアリーフをヘリコプターから俯瞰して見た画像
過去最高のコンディションを誇るグレートバリアリーフ(ヘリコプターより編集部撮影)

2300キロメートルにわたって続くサンゴ礁群。日本の本州がおよそ1500キロメートルと考えると、その広大さがおわかりいただけるのではないでしょうか。400種類以上のサンゴ、1500種類以上の魚類が生息するグレートバリアリーフは、国と民間が協力し、推進している保護政策が長年の実を結び、2023年現在過去最高のコンディションを誇っているそうです(クイーンズランド政府観光局調査)。

今回行ったのは「リーフマジック社」のポンツーン!

洋上のリーフアンリミテッド社のポンツーン「リーフマジック」の画像
洋上に浮かぶリーフマジック社のポンツーン

グレートバリアリーフを楽しむ方法は島や船を拠点にしたり、浮島(ポンツーン)を拠点にしたりとさまざま。いずれもケアンズからサンゴ礁のある沖合までは船やヘリコプターで向かうことになります。 今回参加したリーフマジック社催行のツアーでは、沖合に設置された自社のポンツーンへ行き、マリンアクティビティを楽しむというもの。ポンツーンとは海上に設置された浮島で、ここに船かヘリコプターで向かい、そこを拠点にしてシュノーケリングやダイビング、グラスボトムボートなどを1日かけて満喫できちゃいます。

グラスボトムボートの様子
グラスボトムボートツアーでは先住民族文化についても学べる

リーフマジック社のポンツーンは2022年にできたばかり!2階建てで、最大定員は450名(※実際ツアーで入れているのは250名まで)だそうで、想像していたよりも大きく、揺れもまったく気になりませんでした。そして、ソーラーパネルとウィンドタービンを使って自家発電でき、環境にも配慮したエコなポンツーンでもあるそうです。

ケアンズ市内からの移動はヘリコプター!上空から見たグレートバリアリーフに感動!

市内中心部のマリーナでヘリコプターにチェックインした後、手首にリボンが巻かれている画像
市内中心部マリーナでヘリコプターにチェックイン!

今回目指すのはモア・リーフにあるポンツーン。ケアンズ市内からはヘリコプターで向かいます。船だと片道90分のところ、ヘリコプターでは25分ほどのフライトなので、船で向かうより朝ゆっくり出発できるのもメリットです。 まずはエスプラネード至近、マリーナにあるヘリコプター会社のオフィスでチェックイン。体重と荷物の重さの測定があり、問題がなければ参加者用のバンドを腕に装着されます。そして、安全講習を受けてから出発です。

ケアンズ市内に位置するヘリポート入口の画像
市内に位置するヘリポートで利便性もとても高い

ヘリポートへはオフィスから歩いて1分。こんな街中からヘリコプターが出られるの!? とビックリしました。搭乗前にカメラと携帯以外の荷物はすべて別の場所にしまうため回収され、身軽な状態でヘリコプター内へ。

ヘリコプターに搭乗する参加者の画像
ヘリコプターに搭乗する参加者

いよいよヘリに搭乗!席順は体重などを加味して指定されます。どの席も窓に面しており、景色を楽しめるようになっていました。今回のヘリコプターは5人乗客が乗ることができ、1人は機長の隣に、あとの4人は後部座席に向かい合って座る形でした。

ヘリコプター内からケアンズの海とマングローブ林を見ている女性の画像
ケアンズ市街、海やマングローブ林などが見られる前半の遊覧飛行も楽しい

シートベルトを付け、ヘッドホンを装着。ほどなくしてヘリコプターが浮上!お尻がふわっとする感覚とともに、あっという間に上空へ。マングローブ林と川、熱帯雨林を眼下に見ながら飛行を続けます。

上空から見たフィッツロイ島の画像
上空から見たフィッツロイ島

ついにヘリコプターは洋上へ。果てなく広がる真っ青な海と空を眺めていると、グレートバリアリーフを代表する島のひとつ、フィッツロイ島が見えてきました。

上空から見た白い砂浜と緑の海のグラデーションが美しいサドベリー・リーフの様子
白い砂浜と緑の海のグラデーションが美しいサドベリー・リーフ

フィッツロイ島から5分ほど飛行すると、まず現れたのが白い砂浜の優美な形が印象的なサドベリー・リーフ。あまりの美しさにヘリコプターに同乗していたツアー参加者たちは大興奮!柔らかいサンゴ(ソフトコーラル)が主のサンゴ礁と聞き、海の中はどうなっているのかとても気になりました。ヘリコプターはどちらの窓に座っている人も景色が見られるよう旋回してくれます。

視界いっぱいにグレートバリアリーフが広がるブリッグスリーフ周辺の画像
ブリッグスリーフ周辺では視界いっぱいに広がるグレートバリアリーフが圧巻だった

続いて見えてきたのが、ブリッグスリーフ周辺の景色。海から空へと移り変わる色のグラデーションが特にグレートバリアリーフらしく印象に残りました。参加者たちは美しさに息をのみ、言葉を発することもなく、ただただカメラのシャッターを押し続けていました。

上空から眼下にいる無数の茶色のカメを撮った画像
岩のようにも見える無数の茶色の点、正体が分かったときには驚きました!

そしてエルフォード・リーフにさしかかってきたときに見えてきたのは無数の茶色の点。この茶色の点、実はカメなんです!高度を落としてはっきり点が見えてくると、機内は「(カメが)いるいる!」と大盛り上がり。私は目がそんなによくないこともあって肉眼でははっきりと見えなかったのですが、あとから写真で確認すると確かに無数のカメがいました。遊覧飛行の際は、メガネ必須ですね。

上空から見た海を拡大し、カメが数匹写っている画像
画像を拡大すると確かにカメがいました

グレートバリアリーフでは世界で7種類いるうち、6種類のウミガメを観察できるんだそう。その後も目を見張る絶景の連続に、シャッターを押す手が止まりませんでした。

ヘリコプター内からムーアリーフを眺める女性の画像
ヘリコプターから見たモア・リーフ

最後は本日の目的地、モア・リーフを上空から見てあっという間に25分の遊覧は終了。想像以上に一つ一つのサンゴ礁をゆっくり見せてくれるので、体感時間は決して短くはなく、じっくり楽しむことができました。
その後洋上にある小さなヘリポートに着陸。ポンツーンまでは船で5分ほどでした。

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まとめ〜遊覧飛行は絶対おすすめ!注意点も〜

洋上のヘリポートに着陸したヘリコプターの画像
今回利用したNautilus Aviationのヘリコプター 

遊覧飛行を体験してみるまでは、わざわざ空から見なくても…と思っていましたが、空から見たグレートバリアリーフの美しさ、スケールの大きさは衝撃的でした!空から見ないと見られないこの絶景、ケアンズに来たらぜひ見てみてください!

また今回はポンツーンへの往路はヘリコプター、復路は船としましたが、往路を船、復路をヘリコプターとすることも可能です。往路を船とした場合ダイビングやシュノーケリングの説明も船内で済んでしまいますので、より時間が有効活用できるかもしれません。

そして注意点としては、ヘリコプターに乗る時にはできるだけ荷物を軽くする必要があるということ。もし荷物が重くなってしまいそうだったら、往復ともに船移動がおすすめです。その場合ポンツーンに到着してからポンツーンに荷物を置いて、10分ほどのヘリコプター遊覧を別途楽しむことができます。搭乗時間も短く料金も手頃になるのも魅力です。

後編では、「ポンツーンでの過ごし方」について徹底取材。今度は海の中からグレートバリアリーフの魅力をお届けします!

今回参加したツアー・・・
■リーフマジック
グレートバリアリーフの外洋、モア・リーフに位置する自社ポンツーンを訪れるツアーを催行。2022年に作られたばかりのポンツーンはきれいで過ごしやすい。ツアーの滞在時間が長いのも魅力で、アクティビティ関連ではシュノーケルの用具、半潜水艇、グラスボトムボートはツアー料金に含まれている。遊覧飛行やダイビングなどは追加料金にて可能。遊覧飛行の予約はメール要。予約、ツアーともに英語のみ。
電話:07-4222-7479
料金:289A$~
URL:https://www.reefmagic.com.au/

遊覧飛行だけ楽しみたい方は・・・
■ノーチラスアビエーション
ケアンズの2つの世界遺産、熱帯雨林とグレートバリアリーフが一度に見られるヘリコプターツアーを催行。30分、45分、60分のコースがあり、最低催行人数は2人〜。予約、ツアーともに英語のみ。
電話:07-4034-9000
料金:399A$〜
URL:https://www.nautilusaviation.com.au/ja/

Text: 井上優
Photo: 井上優、Nautilus Aviation

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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