「界 伊東」客室のお風呂まで源泉100%!一年中花が咲く伊東で温泉&美食を堪能【すみずみ宿泊ルポ】

「界 伊東」客室のお風呂まで源泉100%!一年中花が咲く伊東で温泉&美食を堪能【すみずみ宿泊ルポ】

静岡県 泊まる 温泉 露天風呂 プール るるぶ&more.編集部
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静岡県伊豆半島にある「界 伊東(かい いとう)」。「界」唯一の源泉プールや大浴場、足湯のほか、客室でも温泉が楽しめるというこのお宿。温泉をさらに満喫するためのプチ講義「温泉いろは」などもあり、まさに温泉三昧の滞在が叶います。伊豆半島ならではの金目鯛を使った夕食や、伊東市の市花である椿をはじめとした花々が印象的な客室など、まさに自分へのご褒美にぴったりの旅館なんです。そんな「界 伊東」のおすすめポイント・過ごし方を編集部員・のじょがレポートします。

Summary

「界 伊東」花を愛で、温泉三昧を叶えるぜいたくステイへ

静岡県伊豆半島に位置し、一年を通して暖かく、全国屈指の湯量を誇る温泉地・伊東。「界 伊東」は、そんな伊東の温泉と海の幸を存分に楽しめる、現在22施設ある界ブランドの温泉旅館の一つです。

界といえば、その地域の魅力を感じられるおもてなしが特徴ですが、ここ「界 伊東」のコンセプトは「温泉づくし花暦の宿」。

「花暦」とは月ごとに咲く花を記し愛で楽しむこと。温暖な気候により椿をはじめとした多くの植物が見られることから、「界 伊東」の施設内では、椿のモチーフや、春夏秋冬の移り変わりを表現した設えがそこかしこで見られます。

JR東京駅から特急「踊り子」号に乗り約1時間45分でJR伊東駅へ。新幹線のホームではなく、いつもの在来線ホームからふらっと旅に出ていく、この手軽さもいい…!JR伊東駅から徒歩約10分であっという間に「界 伊東」に到着です。温泉街も近いので散策してから向かうのもおすすめですよ。

客室すべてがご当地部屋!「伊豆花暦の間」を徹底レポート

それではさっそく、気になる客室をご紹介。

玄関では「木漏れ日行灯」がお出迎え。二十四節気の中でその季節のはじまりを表現したデザインになっており、立春などの節目ごとにデザインが変わるのだそう。

今回宿泊したのは定員4名の「露天風呂付き和室」。66~81㎡で、リビングルームとベッドルームがつながっており、奥には露天風呂と内風呂エリアがそれぞれと洗面台、トイレが別で設置されています。

取材時の冬は床の間飾りも冬仕様。春になると一番左の板に色が付きます
取材時の冬は床の間飾りも冬仕様。春になると一番左の板に色が付きます

客室は30部屋すべてが“ご当地部屋”「伊豆花暦の間」。1泊2日の滞在で四季の移ろいを感じられるようなインテリアが目を引きます。

また、リビングと寝室を隔てている「花暦スクリーン」は、伊東の草花や木の枝から染め上げた糸で丁寧に機織りされたもの。伊豆在住の染織家・石丸みどり氏の作品で、全部屋とフロントで見ることができます。伊豆の椿や河津桜、藍などの約20種類もの植物の繊細な色味がそのまま映し出されていて、自然な風合いが素敵です。

クローゼットは玄関入ってすぐの襖の中。右側が引き出しのようになっていて、みんなで訪れたときにそれぞれの引き出しを分けて使えて便利そう。

引き出しには「界」オリジナルの作務衣と足袋型のソックスが入っていました。

宿泊すみずみinfo
館内着としてもパジャマとしても使用できるこちらの作務衣。ズボンはウエストを紐で調整できるタイプで、これなら安心してめいっぱい夕食が食べられます(笑)。館内出歩き用の下駄とセットで身につければ、旅館気分が上がりますよ。

7部屋限定の「露天風呂付き客室」でなんと言っても注目なのが、客室に付いている露天風呂。24時間源泉が流れ続けているなんてぜいたく過ぎる…!部屋を出ずして温泉に浸かれます。客室によって檜風呂と信楽焼風呂の2タイプがありますよ。

ベッドも「界」独自のこだわりが。「界」ブランドのオリジナルベッド「ふわくもスリープ」は、寝そべったときに包み込まれるような感触があり、まるで雲の上にいるような寝心地をイメージしているのだとか。枕もやわらかめのものを2つ重ねて、ぜいたくな気持ちで眠れます。

また、全客室に付ている内風呂もすべて檜風呂の温泉…!自分の好きなタイミングで温泉が楽しめるんです。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、ボディローション、ハンドソープは、和漢生薬成分が入った「界」ブランドオリジナルのもので、誰でも使いやすい優しい香り。環境に配慮して、使い切りではなくボトルタイプになっています。たっぷり使えてむしろうれしい。

「界」ブランドでは旅館ごとに違ったデザインの風呂敷が用意されており、「界 伊東」の風呂敷は椿がモチーフ♪ガイド通りに折ると小さな手さげになって重宝しました。中には歯磨きセット、 綿棒、コットン、ヘアゴム、ヘアブラシが入っています。

ドリンク類は、「界 伊東」オリジナル「椿茶」、伊東の名産である「ぐり茶」と、「界」ブランドのドリップコーヒー、蒸し生姜湯があり大充実。

冷蔵庫の中には「KIRIN ハートランドビール」440円、「有機あま酒ときめく糀」300円に、伊豆の名産ニューサマーオレンジが使われた「ニューサマー オレンジ ドリンク」260円が入っていました。

お着き菓子とお茶で一服。茶碗が椿の花、茶托が椿の葉の形になっています。思わず写真に撮りたくなるお茶請けセットって、なかなかないと思いませんか…!

ちなみに、2部屋限定の特別和室はこちら。リビングルームの圧倒的な広さが伝わりますでしょうか…。なんと8名まで宿泊できます。

4名ずつ、2つのベッドルームがあるため、幼い子どもとパパママは一緒のベッドルームに、静かに休みたいおじいちゃんおばあちゃんはもうひと部屋に…のような3世代旅行にもぴったりの客室なんです。

写真左側の空間は、伊東の伝統工芸「つるし飾り」と、つるし飾りをモチーフにしたクッションが置かれた子どもたちが遊べるスペースになっていますよ。

つるし飾りは、子どもたちの長寿や健康などを願う意味が込められている伝統工芸品ですが、「界 伊東」からほど近い伊豆・稲取地方では、「雛のつるし飾り」が古くからの風習とされており、「日本三大つるし飾り」の一つとして知られています。こちらにあるのはつるし飾り作家の斎藤美和子氏の作品。写真のように、あえて下から子どもの目線で見てみてくださいね。



 

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