【日光】開運スポットいっぱい!二荒山神社を巡ってご利益を授かろう
日光最強のパワースポットといわれる「二荒山神社」。日光山内の本社、中禅寺湖畔の中宮祠、男体山山頂の奥宮の三社からなります。世界遺産・日光の社寺の構成資産の一つで、2024年は世界遺産登録25周年。日光東照宮や日光山輪王寺にほど近い、本社のみどころを中心にご紹介します!
杉木立に囲まれた歴史ある境内
「二荒山神社」は、奈良時代に勝道上人(しょうどうしょうにん)によって創建されたと伝わる古社です。主祭神は大国様とよばれる大己貴命(おおなむちのみこと)。近年は縁結びや開運の神様として知られています。
元和5年(1619)に現在の場所へ移転。拝殿・本殿は、徳川秀忠公が造営し、正保2年(1645)に再建されました。現存する日光最古の建造物で、国の重要文化財に指定されています。
二荒山神社へのアクセスは、JR日光駅または東武日光駅から世界遺産めぐりバスで12~15分、バス停大猷院・二荒山神社前からすぐです。
良縁や夫婦円満のご利益スポットがたくさん
境内には、縁結びや夫婦・家庭円満のご利益スポットが点在。神門前にそびえる縁結びの御神木は、杉と楢の木が合体した不思議な木です。「好き(杉)なら(楢)一緒」として、縁結びのご利益で知られるようになりました。
拝殿の向かいには、1本の木の根から2本の木が伸びている夫婦杉(めおとすぎ)、ほかにも3本の木が伸びている親子杉もあります。どちらも仲の良い夫婦や家族のよう。二荒山神社は山の奥まったところにあるため、老木や巨木が多くあります。
毎年9月下旬~11月下旬には「良い縁まつり」が開催され、拝殿前に「良い縁笹の輪」が置かれます。笹の輪をくぐって、恋愛をはじめ仕事やお金、友人などの良縁を祈願しましょう。
パワースポットが集結!神苑で開運祈願
境内で特に神聖な場所とされているのが神苑です。拝観料300円を支払うと入苑できます。
神苑内にある、重要文化財の大国殿。手で福を招く大国様を祀っています。開運、良縁、幸運などさまざまな願いが書かれた小槌が置いてあるので、それを振って祈願します。
大国殿付近のしめ縄で囲まれたエリアは高天原(たかまがはら)といい、古くから神様が降りてくる場所と伝わっています。中に入ることはできませんが、手をかざしたり、深呼吸をしたりしてパワーを取り入れてみては?
湧水が流れる二荒霊泉。本殿裏の恒霊山に湧く「薬師の水」と、滝尾神社に湧く「酒の泉の水」が一つになった霊泉です。健康や若返りのご利益があると伝わり、汲んで持ち帰ることもできます。
霊泉の入り口には日光銭洗所があります。お金や装飾品を清めると、悪い気が落ちて、良い運を吸収しやすいのだそう。
二荒山神社の御神体である男体山など、日光の山々に見立てた岩が積まれた遥拝所も。ここでは日光連山8峯を一度にお参りすることができます。
神苑には、輪投げや運勢を占うお菓子のルーレット、ハート形の木板に願いを書いてご縁柱に投げて当てる良い縁ハート投げなど、運試しができるスポットもたくさん。気軽に挑戦してみては?
日光山内の入り口!神橋にも立ち寄ろう
歴史ある境内にご利益スポットが満載の二荒山神社。杉木立に囲まれた境内は、歩くだけで清々しい気持ちになれそうです。
境内から徒歩10分ほど、日光山内の入り口に架かる神橋もみどころ。かつて神事や将軍社参、勅使などの参向のみに使用されていた神聖な橋で、長さは28m、幅7.4m。現在は一般の参拝者も橋を渡ることができますよ(渡橋300円)。
二荒山神社を含む「二社一寺」は歩いて巡ることができますよ。二荒山神社から日光東照宮へは徒歩4分、日光山輪王寺へは徒歩7分。移動の間は、参道の神聖な雰囲気を味わってみてくださいね。
Text:小室茉穂
Photo:宮地工
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