香港を大満喫♡編集部おすすめ!最新アートに本格グルメまで、初心者向け1日モデルコース!
日本から直行便で約5時間。エンタメシティと称される香港は、今目覚ましい進化を遂げています。そんな最新の香港を編集部がご案内。注目の観光スポットや期間限定のおすすめイベントまで、モデルコース仕立てでご紹介します。
Summary
アジア最大級の大きさ!「M+」で美術鑑賞
今、香港で一番ホットなキーワードといえば「アート」なのをご存じですか?街中に個性的な美術館やアートスポットが続々とオープンしていて、国内外から注目が集まっているんです。 なかでも、西九龍文化区はアートの発信地といわれており、ここに2021年にオープンした「M+」は、絶対に訪れたい最新のアートスポットとして話題。20~21世紀のアジアの美術、デザイン、建築などの歴史を、映像を通して再現する現代的な美術館です。視覚にダイレクトに訴えてくるため、アートに興味がない人でもわかりやすく鑑賞できるのが特徴。敷地面積が6万5000平米ととても広く、ゆっくり見たら1日かかってしまうほどなので、見たい展示を絞って鑑賞するのがおすすめです。九龍駅から徒歩5分と、アクセスも便利ですね。
■M+(エムプラス)
住所:九龍博物館道38號
営業時間:10~18時(金曜は~22時、入館は閉館時間の30分前まで)
定休日:月曜
料金:HK$120、特別展別途、一部展示は無料で観覧可
URL:https://www.mplus.org.hk/en/
セントラルマーケットで潮州料理を堪能♪
午後はM+からMTRやスターフェリーで香港島に移動して、ビジネス街の中心にあるセントラルマーケットでランチを楽しみましょう。お昼時は近くで働いている人で大賑わいですが、目的のお店、2階にある「久兩菜」に向かってまっしぐら!セントラルマーケットはビジネス街の中心にある巨大なショッピングモール。その中でも「久兩菜」は、カジュアルな雰囲気のなかで潮州料理をいただけるお店なんです。潮州料理は広東省潮州市を中心に食べられている中国料理のひとつ!
そんな久兩菜のおすすめのメニューが、「鹅片」HK$198「牛腱」HK$198。ガチョウ肉と牛すね肉をゆでて薄くスライスしたシンプルな一品です。茹でているだけなのに、口に入れた瞬間ほろっほろの身が「ふわ~っ」ととろけて、得も言われぬおいしさ。脂っぽくないので、女性でも一皿ぺろっといけちゃいそうです。それぞれ単品でもオーダー可能。
こちらは「干豆腐」を使った「葱油腐竹」。「干豆腐」とは固めに作った豆腐をさらに水分を抜いて圧縮したもので、香港でも広く使われている食材の一つなんです。干豆腐と葱油、少量の野菜の千切りを和えたシンプルな料理ですが、葱油の香ばしさと干豆腐がよく絡んでおいしい!甘だれが全体にかかっていて、なんだか懐かしいと思えるような味!日本人の口にも良く合い、濃い味つけが多い主菜の箸休めにぴったりです。
店内は広くて解放感抜群。ランチタイムは行列になることもあるので少し時間をずらしていくのがおすすめです!
■ 「久兩菜」
住所:香港中環皇后大道中93號及德輔道中80號セントラルマーケット内2F
営業時間:11時30分~22時
定休日:なし
URL:https://lubuds.com/guliangcai/
リニューアルしたピークトラムに乗車して香港の景色を一望
香港といえば、ピークトラムはやっぱり欠かせない観光のひとつですよね!実は2022年にリニューアルが完了。ピークトラムの車両の色が赤から深緑に変わり、定員も120人から210人に増員されました。窓の大きさも3割大きくなって、景色がより見やすい仕様にパワーアップ。
MTRの金鐘(アドミラルティ)駅で降りたら、さっそく「THE PEAK TRAM」の駅へ向かいましょう。構内のトラムに向かう導線には、ピークに生息するさまざまな野生動物を没入感あふれる映像体験で紹介する「ゴー・ワイルド・アット・ザ・ピーク(Go Wild At The Peak)」というエリアが。ここも今回のリニューアルで新しくできたスポットです。
トラムに乗る時は進行方向右側に乗るのがおすすめ!眼下の景色が良く見えます。傾斜は最大25.7度と急勾配なので立って乗車する人は足を踏ん張らないと、立っているのも大変!
頂上駅に到着し、展望台に立つと、眼前にはこんなにすばらしい景色が広がります!こちらは無料の展望台からの眺め。夜景の時間に訪れるのもおすすめです。
■ピークトラム
乗り場:山頂纜車総站
運行時間:7時30分~23時
定休日:なし
運賃:片道HK$62(往復HK$88)子供(3~11歳)、シニア(65歳以上)片道HK$62(往復HK$44)※オクトパス・カード利用可能
URL:https://www.thepeak.com.hk/ja
「船記(SHIP KEE)」で本格広東料理を!
下山したら、徒歩で20分ほど移動して、湾仔(ワンチャイ)の船街(シップストリート)にある「船記(SHIP KEE)」で夕食を。このお店は伝統的な広東料理をリーズナブルにいただける、ミシュランのビブグルマンにも選ばれた人気レストランなんです。
そんな「船記(SHIP KEE)で必ず頼んでほしいのが「船記叉燒皇」。分厚カットされたチャーシューは、とっても贅沢な一品です。甘い蜂蜜のたれをたくさんつけて食べてみてください。口に入れた瞬間にジューシーな豚の脂とたれが絶妙にマッチして、とってもおいしい!お店の看板メニューです。
こちらはエビと野菜、ナッツ、唐辛子をガーリックで炒めた料理。うま味と辛みがやみつきになるビールによく合う一品です。値段は時価なので、頼むときは店員さんに確認してくださいね。
そしてもう一品ご紹介したいのがこちらのスープ。白濁したスープの中に沈んでいる具をれんげですくってみると…
なんと鶏の足が…!見たときは一瞬ドキッとしましたが、食べてみるとこれがおいしい!コラーゲンがたっぷりで女性の方に特に人気とのこと。ぜひトライしてみてください。
■ 船記(SHIP KEE)
住所:灣仔船街1-7號寶業大廈地下1號舖及1樓
営業時間:11~23時
定休日:なし
URL:https://www.epicurean.com.hk/restaurant/ship-kee/
期間限定!teamLabが手掛ける光の演出を見にビクトリアハーバーへ!
夜はやっぱり香港の夜景を見たい!そんな方にぜひ訪れてほしいのが2024年6月2日までの期間限定で開催している日本のチームラボによる「teamLab: Continuous」。写真に映っている色鮮やかに光る卵形体のオブジェはオボイド(ovoid)とよばれるもの。数百のオボイドがタマール公園(添馬公園)からビクトリアハーバーにかけて配置されています。
そのオボイドは陸地から海まで続いていて、海にあるオボイドは波に反応して色が変わるんです。対岸からも目立つほどの大規模な屋外アート展になっています。
陸に配置されているオボイドには実際に触れることができ、押すと色が変化します。しかも自分が押したオボイドの色が変化するだけではなく隣、そのまた隣のオボイドにまで色の変化が伝播するんです!「連続性」をテーマに、連続的に呼応していく光を介してアートと街、人とアート、陸と海など、すべては連続し関係し合っていることを示唆する展示となっています。
■teamLab: Continuous
会場: タマール公園~ハーバー・フロント
営業時間:18時30分 ~23時(最終入場は22時30分)
定休日:なし
期間:2024年3/25(月) ~ 6/2(日)
料金:無料(オンラインで事前のオンライン予約必須)
予約サイト:https://www.teamlab.art/jp/e/tamarpark/
「Terrible Baby」で癒しのひとときを♪
香港の夜はまだまだ終わりません。夜景の後はホテルのバーでゆったりと1日を締めくくってみましょう。特におすすめしたいのは、MTR佐敦(ジョーダン)駅から徒歩3分ほどの場所に位置するホテルEaton HK。その中に併設されている「Terrible Baby」は、都会の真ん中にいることを忘れてしまうほどの静かでリラックスした空間で、ゆったりした時を過ごすことができます。
ここでは、カラフルなドリンクをオーダーしてみました!左の「Love Potion」はラベンダーが入ったドライジンのカクテル。上にドラゴンフルーツとストロベリーのフォームが盧っていました。一口飲んでみるとラベンダーの香りが鼻からふわっと抜けて、リラックス効果抜群。見た目は甘そうですが、すっきりとした味わいで飲み飽きません。右の「The Boy & The Sea」はバジルやはちみつが入ったドライジンのカクテル。こちらも甘さは控えめでキリッとした後味が特徴的です。Eaton HKは、ナイトマーケットで有名な廟街(テンプルストリート)や、翡翠市場(ジェイドマーケット)まで徒歩約5分と、観光スポットへのアクセスも抜群!アクティブに楽しみたい方の滞在先候補としてもおすすめです。
■ Terrible Baby
住所:佐敦彌敦道380號香港逸東酒店4樓
営業時間:14~24時(金曜は~翌2時)
定休日:なし
URL:https://www.terriblebaby.com/
ホテル(Eaton HK)URL:https://www.eatonworkshop.com/
いかがだったでしょうか。香港はアートに食、夜景、エンタメと魅力が盛りだくさんで何度訪れても毎回新しい魅力が見つかる場所。日本から直行便で5時間程度の距離なので海外旅行初心者の人にもおすすめです。ぜひ次の旅行の参考にしてみてください!
取材協力:香港政府観光局
URL:www.DiscoverHongKong.com
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