【栃木】益子の今に出合える!「道の駅ましこ」で地元の食・伝統工芸

【栃木】益子の今に出合える!「道の駅ましこ」で地元の食・伝統工芸

新鮮野菜 食・グルメ ご当地グルメ ご当地 益子焼 ナチュラル
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

益子町の南の玄関口としてオープン以来、変わらぬ人気を誇る「道の駅ましこ」。 地元農産物の直売所や地元の味を楽しめるレストランとしてだけでなく、益子の魅力を発信し続けている存在です。 2018年度グッドデザインを受賞した温かみのある居心地のよい空間は、地元民にも親しまれています。 長居したくなる、行きつけにしたくなる、そんな魅力に迫ります。

Summary

益子の魅力発信基地「道の駅ましこ」

屋根は地元栃木県八溝杉。このために伐採し加工したもの
屋根は地元栃木県八溝杉。この建築のために伐採加工し、地元林業にも貢献
屋外の草上でのんびり過ごせるよう、ござが準備されている
屋外の草上でのんびり過ごせるよう、ござが準備されている
緑の上で行う道の駅主催のヨガは人気のあるイベントだ
緑の上で行う道の駅主催のヨガは人気のあるイベントだ

悠々と広がる益子の農地にさり気なく溶け込む「道の駅ましこ」。3つ連なる木造りの大きな三角屋根は、緩やかな丘と呼応するよう。壁面のほとんどは大きなガラスで、館内にいても益子の空を感じられますし、益子の黄土を丁寧に左官仕上げした壁からは、大地の温かさが伝わってきます。周囲にはやわらかなシロツメクサの緑の絨毯が広がり、のんびり草を食むヤギは、なんと道の駅の駅長さん。「買う」「食べる」だけでなく、深呼吸してのんびり長居したくなってきます。

地元の新鮮野菜や加工品、工芸品が揃う「ましこのマルシェ」

新鮮そのものなのに、土付きでなくオシャレなのが益子らしい
新鮮そのものなのに、土付きでなくオシャレ

地元で丁寧に育てられた新鮮な野菜や、割っても黄身がピンポン球のように盛り上がる新鮮な卵、地元の農産物を使ったピクルスやジャムなどオリジナルの加工品などが揃う販売コーナー「ましこのマルシェ」。道の駅の加工所で製造した「とろたまディップ」などこだわりの品々は、特に要チェックです。

道の駅オリジナルのとろたまディップ。ハラペーニョ、ハニーマスタード、ローストナッツ、にんにくパンチの4種類。各600円

道の駅オリジナルの「とろたまディップ」各750円はハラペーニョ、ハニーマスタード、ローストナッツ、にんにくパンチの4種類。

益子焼はじめ地元の工芸品も揃う。これはホタル籠000円~。オブジェとしてもかわいい

益子焼をはじめ地元の工芸品も揃います。「ホタル籠」330円~など、オブジェとしてもかわいい!

とびっきりの益子の食材を味わうレストラン「ましこのごはん」

収穫したての新鮮な野菜を使った定食や地元産のそば、地元産のイチゴや野菜のスムージーなどが味わえます。駅弁で有名なおぎのやの「峠の釜めし」の器は実は益子焼。釜めしの器を使ったメニューは店内で味わうほか、おみやげにもおすすめです。オリジナルの「益子の釜めし」は、栃木県産のかんぴょう、鶏肉の甘煮や椎茸など、たっぷり具材が入った懐かしいやさしい味付けの大人気商品。食べ終わったら、小物入れなど器を再利用できるのもうれしいポイントです。

地元の根菜をたっぷり使ったキーマカレー890円。スパイシーなのにまろやか
地元の根菜をたっぷり使った「キーマカレー」890円。スパイシーなのにまろやか
地元卵を使ったとろたまブリュレ650円。釜めしの器がかわいい
地元卵を使った「とろたまブリュレ」650円。釜めしの器がかわいい
具がオリジナルの益子の釜めし000円は●曜日~●曜日の販売。館内の電子レンジで温めて屋外でピクニックもステキ

具がオリジナルの「益子の釜めし」1100円(火・水曜は販売お休み)。館内の電子レンジで温めて屋外でピクニックもステキ!

益子の魅力を伝えるインフォメーション「ましこのコンシェルジュ」

益子の案内がすべて揃う。観光前にマストチェック
益子の案内がすべて揃う。観光前にマストチェック
益子焼工房の作品紹介コーナー。ここでお気に入りの作風をチェックして訪ねるのもいい
益子焼工房の作品紹介コーナー。ここでお気に入りの作風をチェックして訪ねるのもいい
レンタルバイクの受付も行う。益子は自転車散歩にうってつけの町。電動アシスト付き000円~
レンタルバイクの受付も行う。益子は自転車散歩にうってつけの町。電動アシスト付き1000円/1日

正面向かって右の入口から入るとすぐにあるインフォメーションコーナー「ましこのコンシェルジュ」は、益子の魅力を伝える観光案内を行っています。また観光客向けの窓口であるだけでなく、移住や定住の相談にのってくれるのも特徴。町そのものの魅力に加え、こうした間口の広さや懐の深さが、益子に若い移住者が多い理由かもしれません。

あわせて訪ねたい益子の夏のイベント

「ましこのコンシェルジュ」はポスターを展示したりパンフレットを設置したりするだけでなく、地元目線で生き生きと説明してくれます。お聞きしたところによると、春秋の陶器市は有名ですが、夏の益子も魅力的な祭やイベントが目白押しだそう。首都圏から日帰りできますが、泊まりがけで訪ねて、夜の益子もゆっくり楽しんでみてくださいね。いずれも詳細は益子町観光協会(0285-70-1120)へ。

手筒花火(てづづはなび)

勇壮な「手筒花火」。益子観光南側駐車場にて2024年7月20日18時40分開始
直径20cm、長さ80㎝の手筒花火から上がる火の粉は約8m!

陶芸の町に相応しい勇壮な炎の祭典。例年「益子祇園祭」の初日でしたが、今年から益子祇園祭の一環として、毎年7月23日の前の土曜日に、益子観光南側駐車場にて開催されます。

益子祇園祭(ましこぎおんさい)

宝永2年(1705)からの歴史を持つ益子祇園祭。2024年07月23~25日開催
華々しく盛り上がるフィナーレの「御上覧」

1705(宝永2)年頃から続く鹿島神社境内末社の八坂神社の祭礼。多くの人々が命を落とした疫病の流行を、この祭により鎮めたことに由来します。毎年7月23~25日開催。

益子夜市(ましこよいち)

城内坂に露天が並ぶ益子夜市には「道の駅ましこ」も参加。2024年8月10日18時~21時30分開催
浴衣で参加すると、先着順で益子夜市オリジナルグッズがもらえます

益子町のメインストリート城内坂(きないざか)で開催される夜祭。通りに面したギャラリーがこの日だけは夜もオープンし、音楽イベントも開催されます。通りに並ぶ露店には「道の駅ましこ」も参加します。2024年8月10日18時~21時30分開催。

ひまわり祭

上山地区にハイブリットサンフラワーを中心に5種類のひまわりが咲き誇る「ひまわり祭り」。2024年08月10~18日開催
夏の太陽にも負けない黄金色のひまわりの花

約5haの敷地にハイブリットサンフラワーを中心に5種類100万本に及ぶひまわりが咲き誇る夏満喫のイベント。期間中はひまわりの摘み取り(協力金)が実施され、売店も営業。2024年は8月10~18日。益子町南部の上山(かみやま)地区で実施。観覧無料。

【栃木 益子町】お気に入りの益子焼を探して、のんびり「自転車×散歩」=ポタリング♪

益子の情報はこちらの記事をチェック!

訪れるたび「益子の人々はこの町が大好きで誇りにして、たいせつにしているなあ」と感動します。
新しく移住した人々と元からの住民がお互いに敬い合って、益子の今日を一緒に育てていることが伝わってきます。
道の駅ましこはその象徴の一つ。空間も商品もスタッフも益子愛でいっぱいでした。

Photo:村岡栄治
Text:松尾裕美

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください