
エジプトの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? エジプト旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年7月11日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2025年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が行われています。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
2025年7月11日現在、ワクチン接種の有無に関わらず、エジプト入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待機期間もありません。
●海外旅行保険への加入【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在費は自己負担になります。旅行中の疾患を保険の補償対象としている海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては、旅費の決済を該当のカードで行えば海外旅行保険が付帯するものもあります。帰国後に医療費を請求するために、現地の病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
●「たびレジ」の登録
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
◎利用者登録はこちら
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「入国審査※」「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。なお、当サイトで手数料等料金を要求することはないので、 申請料や手数料といった名目で料金を要求するサイトには注意が必要です。
※羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国手続が行えます(2025年4月から順次開始)。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
●荷物の注意点
詳細は事前に各航空会社の公式サイトなどで確認しておきましょう。花火やクラッカー、キャンプ用のガスボンベ、加熱式食品(弁当) 、スプレー缶、 コードレスヘアアイロンの一部は飛行機にいっさい持ち込めません。 一方、リチウムイオン(金属) 電池を内蔵した携帯型電子機器は機内預け入れ、 持ち込みとも可能ですが、ケースや衣類などで保護しましょう。 預け入れの場合は、電源を完全にOFFにし、 固いスーツケースなどに入れましょう。
●機内に預け入れる荷物 (機内持ち込み不可)
ナイフ、ハサミ、先の尖ったもの、工具類など。 液体物は機内持ち込みに量的制限(下記)が設けられているため、 これ以外のものは機内に預けましょう。
●機内に持ち込む荷物 (預け入れ不可)
リチウムイオン電池は、 衝撃や損傷などが原因で火災につながるおそれがあるため、 モバイルバッテリーや予備電池は必ず機内持ち込みにします(容量が100~160Wh以下の製品、 1人2個まで)。機内では座席上の収納棚ではなく手元で保管し、予備の電池は絶縁テープや袋を使い個々に保護すること。ほかワイヤレスイヤホン、電子たばこ、 喫煙用ライター(1人1個まで)なども機内持ち込みに。詳細は事前に下記で確認しましょう。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
エジプト入国に必要なもの
●ビザ
入国にはビザが必要です。観光ビザでの滞在可能日数は30日以内。現地空港でも申請可能(手数料US$25)。ただし、原則、在日大使館(郵送のみ受付)で、事前取得となっています。オンラインのe-Visaもあります。
●パスポート
ビザ申請時に6カ月以上の残存有効期間が必要。
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●帰国時の入国審査※・税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
税関申告の登録はVisit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携行品・別送品申告」をタップして手続きを済ませて二次元コードを発行します。二次元コードは入国審査と税関申告の両方の手続きが可能です。二次元コードを未発行の場合は税関申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。※羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入国手続が行えます(2025年4月から順次開始)。
入国の流れ
・到着
カイロ国際空港では、旅行会社のスタッフが空港のセキュリティエリア内に入ることが許されており、ツアーなどに参加している場合はターミナルビルに入ったところで現地旅行会社スタッフの出迎えを受けることになります。
・入国審査
入国審査のカウンターでビザが添付されたパスポートと記入済みの入国カードを提出。e-Visaの場合はメールで送られてくるので印刷しておきましょう。この際に入国目的や滞在日数など、英語で簡単な質問をされることもあります。帰りの航空券の提示を求められる場合もあるので、eチケット控えの準備を。入国スタンプが押されたパスポートを受け取ったら、審査は終了です。
・荷物の受け取り
入国審査が終わったら乗ってきた航空機の便名が表示されたターンテーブルに行き荷物を受け取ります。自分の荷物が出てこなかったり、出てきた荷物が破損していた場合は、預ける際に受け取ったクレームタグ(荷物預かり控え)を航空会社のスタッフに提示します。SIMカードが必要な場合、ターミナルによっては税関を抜けた先にはないので、こちらで購入しましょう。
・税関
荷物を受け取ったら税関で手荷物検査を受けます。エジプトの場合は免税、課税を問わず同じ手荷物検査台を通過します。ビデオカメラなど高額製品は忘れずに申告しましょう。申告すると持ち込む製品名をパスポートに記入してくれます。
■エジプト入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類1ℓ(個人使用分)
◎たばこ200本または葉巻25本または刻みたばこ200g
【申告対象品目】
◎現地通貨は持込み、持出しともに£E5000以上は要申告。
外貨は持込み、持出しともUS$1万以上の場合、要申告
<主な持込み・持出し禁止品>
◎麻薬 ◎骨董品(文化財、古銭、一部の化石、古美術品)
◎武器 ◎核廃棄物
◎わいせつな画像・雑誌など
※ドローンなど無人航空機の持込みは事前許可が必要
出国の流れ
・セキュリティチェック
出発時刻の最低3時間前には空港に到着しておくようにしましょう。出発ロビー入口にはセキュリティチェックがあり、航空券とパスポートの提示を求められます。荷物をX線に通して出発ロビーへ。搭乗者以外は出発ロビー内に入れないので、見送りの人とはここでお別れとなります。
・チェックイン
出発ロビーに着いたら、利用する航空会社のチェックイン・カウンターでパスポートと航空券(eチケット控え)を係員に提示します。スーツケースなど機内に預ける荷物を係員に渡し、ボーディングパス(搭乗券)とクレームタグ(荷物引換証)を受け取り、出国審査のゲートへ進みます。出国カードを持っていない場合は、ここで入手することもできます。
・出国審査
チェックインが済んだら出国審査のカウンターに進み、記入済みの出国カードとパスポートを提出。出国カードを回収されパスポートにスタンプが押されると審査は終了です。
・搭乗
免税店は少ないですが、時間に余裕があればショッピングを楽しめます。使い残したエジプト・ポンドは、日本円やUSドルなどに再両替するのが困難なため、できるだけ使い切るようにしましょう。搭乗ゲートへは、遅くとも出発の30分前には到着するようにしましょう。ゲートでパスポートチェックを行うこともあるので、取り出しやすいところに入れておきましょう。指定時間になったら搭乗ゲートに並び、パスポート、搭乗券を提示。搭乗券(の半券)を受け取って機内へ。
日本帰国時の注意
<主な免税範囲(20歳以上、1人あたり)>
◎酒類:3本 (1本760㎖程度)
◎たばこ類:紙巻たばこは200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこの場合は個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「ウィズ」は50個まで)。2種類以上の場合は総量が250gを超えないこと。
◎香水:2オンス (約56㎖。オーデコロン、オードトワレは除外)
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量。海外市価の合計額20万円まで。
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、爆発物や火薬、偽造貨幣、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜は要検疫。乳製品は制限あり。土付きの植物は持ち込み禁止。肉製品や動物由来製品も持ち込みが禁止されている。
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品及び、医薬部外品は2カ月分以内(外用薬は1品目24個以内)、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。
詳細は税関(https://www.customs.go.jp/)を参照