函館朝市で食べ歩き! イカ釣り体験から絶品海鮮丼まで徹底紹介|北海道
函館を代表する観光スポット「函館朝市」は、海産物や干物をはじめ、野菜、果物、お菓子などの食料品から衣料、日用雑貨、生花まであらゆるものが集まる巨大な市場。JR函館駅から歩いてすぐの場所にあり、朝早くから水揚げされたばかりの魚介を味わったり、鮮度抜群の野菜や海産物を買ったりする観光客や地元の人で賑わっています。そんな“「食」のワンダーランド”函館朝市の楽しみ方を紹介します。
Summary
函館朝市ってどんなところ?
およそ3万㎡の敷地に約250もの店舗が集まる「函館朝市」は、昭和20年(1945)に函館周辺の農業者たちが函館駅前広場で野菜の立売りをしたのが始まり、といわれています。路上での立売りから野店市場へと変わり、市が所有していた現在の場所へと移転するうちに規模が拡大していき、巨大な市場ができあがりました。
そんな函館朝市は、「どんぶり横丁市場」「えきに市場」「函館朝市ひろば」と、大きく3つのゾーンに分かれています。建物の東側には「朝市大通り」が、西側には「朝市仲通り」があり、ぐるりと外周をまわることもできます。>
【えきに市場】でイカ釣り体験
函館といえば、活イカを思い浮かべる人も多いでしょう。そこで函館朝市名物の「イカ釣り」を体験!
「えきに市場(駅二市場)」の真ん中にある水槽には、1~5月はヤリイカが、6~12月にはマイカ、スルメイカが元気よく泳いでいます。「耳を広げているイカを狙って!」「釣り針にひっかかったらスっとあげる!」とスタッフが教えてくれます。
先ほどまで泳いでいた新鮮極まりないイカの身は透明色。プリプリッと弾力のある歯ごたえと、かみしめるほどに出てくる甘味がたまりません。コクのある肝までおいしく食べきります。
■元祖活イカ釣堀(がんそいきいかつりぼり)
住所:北海道函館市若松町9-19 えきに市場
TEL:0138-22-5330
営業時間:7~14時
料金:時価
購入した海鮮をその場で味わう!【函館朝市ひろば】
イカ刺しの後は、イカ焼きも食べたい! というわけで、向かったのは「函館朝市ひろば」。
「函館朝市ひろば」は、海産物や干物、珍味などを扱う物産街のほかに、農業者が野菜や米を販売する産直市やフードコートがあります。なかでも、海産物卸問屋の「カネダイ荒木商店」では、直営の小売店で魚介類を販売するほか、購入したイカやホタテ貝などを隣にある飲食店舗で刺し身や炉端焼きにして食べることもできます。
■カネダイ荒木商店(あらき しょうてん)
住所:北海道函館市若松町9-22 函館朝市ひろば1階
TEL:0800-800-3939
営業時間:7~15時
新鮮魚介のおみやげ狙いなら【函館朝市ひろば】、乾物、珍味は【えきに市場】へ
朝市広場では、新鮮な魚介類のほか地元産の野菜や自家製の加工品などを購入することができます。
「えきに市場」や「函館朝市ひろば」には、持ち帰りがしやすい干物などの乾物、瓶詰めのみやげ物も充実しています。自家製の加工品などは食べ方を教えてくれたり、試食をさせてくれたり。お店の方との交流も「市場」ならではの光景です。各店舗で地方発送もしてくれますので、おみやげもここで手に入れたいですね。
大満足の朝食なら【どんぶり横丁】で海鮮丼を
函館朝市をひと通りまわったら、函館の“おいしい”がぎゅっと詰まった「どんぶり横丁市場」へ。
寿司や海鮮丼、ラーメンなどの飲食店が軒を連ねる横丁には、早朝から朝ごはんを求める人やランチを食べに来る人までいつも賑わっています。ここで海鮮丼をいただきます。
「味鮮まえかわ」の名物メニュー「味鮮まえかわ丼」は、生ウニ、甘エビ、本マグロ、ホタテ、イクラ、カニのほぐし身、カニ棒……と、これでもか! というほど魚介類がてんこもり。店長の久保美裕紀さんは「人気の具を一気に集めた人気メニューなんですよ」とやさしく笑います。絶品海鮮をのせた白米は、函館産のふっくりんこ。函館のおいしいを余すところなく食べ尽くせるお店です。
■味鮮まえかわ(あじせん まえかわ)
住所:北海道函館市若松町9-15 どんぶり横丁市場内
TEL:0138-23-3057
営業時間:6時30分~14時
定休日:木曜
営業時間やアクセスは?
■電車で
JR函館駅から徒歩約1分、函館市電「函館駅前」電停から徒歩約2分
■函館空港、津軽海峡フェリーターミナルからシャトルバスで
函館空港から約20分、津軽海峡フェリーターミナルから約30分の「函館駅前バスターミナル」から徒歩約2分
■車で
JR北海道函館市若松町9-19
TEL: 0120-858-313(函館朝市協同組合連合会事務局)/0138-22-7981
営業時間:(5~12月)5~14時すぎ、(1~4月)6〜14時すぎ ※店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
食のワンダーランド「函館朝市」は、一軒いっけんお店を眺めながら市場内を歩くだけでも楽しいスポットです。食べて、体験して、おみやげを買って―、ぜひお気に入りの味を見つけてください。
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Text:本間朋子
Photo:田渕立幸
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