長崎のおすすめ観光スポット29選|若者向け定番から、穴場スポットまで
古くから貿易で栄えた長崎。異国情緒あふれる街並みのほか、世界新三大夜景や世界遺産にも認定された軍艦島、国宝の大浦天主堂、そして人気スポット「ハウステンボス」などみどころが満載です。今回は、『るるぶ&more.』で過去掲載した記事から、長崎観光で外せないスポットをたっぷりとご紹介! 豊かな自然が残る名所や、離島の絶景スポットも要チェックですよ。
Spot.1
雲仙観光のメイン! “地獄めぐり”/雲仙地獄
大小の岩の間から白煙が立ち上り、硫黄の匂いが漂う「雲仙地獄(うんぜんじごく)」は、キリシタン殉教の舞台にもなった場所。地獄を見下ろす丘には、キリシタン弾圧の歴史を物語る十字架が建てられています。明治初期、お糸の処刑とともに吹き出したと伝えられるお糸地獄や、100℃近い熱泉と水蒸気が湧く大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)など、約30の地獄が点在しています。
Spot.2
四季折々の変化に富んだ景観が魅力/仁田峠展望所
標高約1100mにある「仁田峠展望所(にたとうげてんぼうしょ)」。平成2年(1990)の普賢岳の噴火で誕生した平成新山(天然記念物)をはじめ、はるか天草方面までが一望できます。春はミヤマキリシマ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は霧氷と、季節ごとに変化に富んだ景観も魅力。
ここから雲仙ロープウェイが発着しており、標高差約174mの仁田峠~妙見岳間を、36人乗り2両編成のゴンドラが8~15分間隔で運行しています。
Spot.3
江戸時代の面影を残す絶景の邸宅/雲仙市国見神代小路歴史文化公園 鍋島邸
御北とよばれる万延元年(1860)の建物に、豪華な明治や昭和の近代和風建築が増築された旧佐賀藩神代領主鍋島氏の屋敷「鍋島邸(なべしまてい)」。旧藩主邸らしく風格のある邸宅です。回遊式の枯山水庭園からは、晴れた日に雲仙普賢岳まで一望できて絶景。
「鍋島邸」を中心とする一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、武家屋敷群や石塀や生垣などが当時の面影を残しています。
Spot.4
楽しく遊んで学べる体験ミュージアム/がまだすドーム
「がまだすドーム」は、家族で楽しく遊んで学べる体験型火山ミュージアム。雨の日もうれしい屋内遊具スペース「こどもジオパーク」では、トランポリンやボルダリングなどで遊びながら、地球の力や雲仙火山の魅力を体全体で感じ、学ぶことができます。
そのほかにも、実験で科学や火山について学べる「ワンダーラボ」や、ジオラママッピングやドローンなどの最新技術を使い、平成2年(1990)に始まった雲仙普賢岳の噴火を体験、学習できる常設展示ゾーンなど、みどころが満載。館内には島原の食材にこだわった人気のカフェも。週末にはワークショップも開催していますよ。
※2025年1~2月はリニューアル工事のため休館予定
Spot.5
風情たっぷり。優雅に泳ぐ色とりどりの錦鯉/鯉の泳ぐまち
湧き水が豊富な島原では、新町一帯の民家が立ち並ぶ脇のT字型水路に、色とりどりの錦鯉が放流されています。優雅に泳ぐ錦鯉の姿は風情たっぷり。
近くには、散策途中の休憩スポットにもぴったりな湧水庭園「四明荘」や、木造瓦葺平屋建の民家を利用した無料の休憩所「しまばら湧水館」なども。周辺観光の拠点として、島原スペシャルクオリティ商品の展示や観光情報の提供をしている「清流亭」もあります。
Spot.1
胸まで海に浸かるお地蔵さん/はらほげ地蔵
壱岐島の東部、八幡浦の海中に祀られ、満潮になると胸まで海に浸かる地蔵尊で、名称はお地蔵さんのお腹にまるく穴があいていることに由来。6体あるお地蔵さんは六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天)における苦しみや悩みから救ってくれると伝わり、遭難した海女さんや鯨の供養のために祀られているともいわれています。
Spot.2
鬼が踏んで空けたような大穴がポッカリ!/鬼の足跡
40~50mの険しい断崖が続く、自然の力が造り出した荒々しい景勝地。壱岐島の西端にあり、“大鬼が踏んで空けたような”周囲110mもある洞窟状の大穴がポッカリ。平成25年(2013)には、NPO法人日本洞穴探検協会日本名洞委員会より、日本百名洞に選出されています。春分・秋分の時期には、夕日が海蝕洞(かいしょくどう)を貫通する自然の絶景現象が見られますよ。
Spot.3
かわいいイルカとふれ合える!/壱岐イルカパーク&リゾート
自然の入江を利用してイルカを飼育しているふれあい施設。1日5回のごはんタイムではトレーニングの様子を観覧できるほか、1日4回のふれあい体験(基本料金3000円、定員1~4名)では、イルカにさわったり一緒に写真を撮ることもできます。
Spot.4
島の歴史や自然にふれるガイドツアー/野崎島ガイドツアー
五島列島の一つ、小値賀島から町営船で約35分、野崎島の歴史や自然にふれるガイドツアー。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「野崎島の集落跡」である野崎集落跡、野首集落跡をはじめ、旧野首教会、急斜面の石垣、野生の鹿の群れ、白砂の野首海岸など、ほぼ無人となった島をガイドとともに散策します。
所要時間は約2時間30分、2~10名の催行で、基本7日前までの事前予約制となっています。
島南端の舟森集落跡へ里道を歩いて行く「舟森トレッキング」や、10~6月催行の島北部の沖ノ神嶋神社と王位石(おえいし)を訪ねるトレッキングも催行しています。
Spot.5
丸みを帯びた姿が特徴の五島市のシンボル/鬼岳
五島列島の一つ、福江島の東部、福江空港近くになだらかな山容を見せる標高315mの山。「おんだけ」ともよばれ、山上は青々とした芝生に山肌を覆われており、五島市のシンボルとしても親しまれています。約1万8000年前に噴火したことが分かっていますが、現在は目立った活動もなく、噴火口から「ペレ―の涙」ともよばれる火山涙が産出することから記念物に指定されています。
尾根伝いのトレッキングでは福江の市街地や上五島の島々などが望め、夏にはコオニユリ、秋にはリンドウなどの花も楽しめます。山の南側斜面には、完全予約制で天体観測ができる鬼岳天文台もあります。
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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。