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ギリシアの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? ギリシア旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年1月29日更新)

るるぶ情報版(海外)編集部 ギリシャ 旅行準備 おでかけ
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本格的に回復した海外への旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!

Summary

ギリシア旅行 出入国条件事前準備チェックリスト

日本入国時の水際措置の終了

2025年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。

以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されています。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html

日本出国前に準備しておくこと

日本出国前のPCR検査は不要です。

●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】
日本帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/


ギリシア入国に必要なもの

2025年1月27日現在、日本国籍ならワクチン接種の有無に関わらず、ギリシア入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。

●パスポート
10年以内に発行されたパスポートで、残存有効期間はシェンゲン協定加盟国出国時に3カ月以上必要。
※観光目的で、シェンゲン領域国での滞在日数の合計(過去180日間に遡る)が、90日以内であればビザ不要

●ETIASの取得【2025年から導入予定】
ETIAS(エティアス)とは一般的な観光や乗り継ぎのために、シェンゲン領域国をはじめとするヨーロッパ諸国(イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、オランダなど30カ国)に入国する際に必要な渡航認証制度のことです。直近180日のうち、合計90日以内の滞在が認められます。EES(※)の6カ月後から導入予定で、取得していないと飛行機や船舶などに搭乗できないこともあります。取得はオンラインで行い、クレジットカードで支払いとなる予定(料金は€7で、18歳未満と70歳以上は無料)。有効期限は3年、またはパスポートの有効期限まで。パスポートを更新した場合は、再びETIASを取得する必要があります。
◎ETIAS公式サイト
https://travel-europe.europa.eu/etias_en
※EES(Entry/Exit System)はシェンゲン領域国に短期(観光)滞在する非EU国籍者登録システムで、ETIAS に先行して2025年開始予定。詳細は未定。

●海外旅行保険加入【推奨】
海外で病気やケガをした場合、医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一の場合に備えて海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもあります。渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意が必要です。帰国後に医療費等を請求する際は、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。

●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html


日本帰国時に必要なもの

●パスポート

●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「入国審査及び税関申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みます。

ギリシア渡航情報

入国の流れ

・到着
到着ゲートから案内表示に従って入国審査へ。シェンゲン領域国を経由(乗り継ぎ)した場合、最初に入域する国の空港で入国審査が行われます。

・入国審査
出入国カードは不要なので、パスポートのみを提示します。渡航目的や滞在日数、帰国日などを尋ねられることが多いので、英語が不安な人は帰国便のeチケットなどを提示できるよう準備しておきましょう。なお、シェンゲン領域国からの乗り継ぎで来た場合、すでに経由地で入国審査を終えているので、ギリシアでの入国審査はありません。

・荷物の受け取り
乗ってきた便名が表示されたターンテーブルで荷物をピックアップ。荷物が出てこない、破損しているなどのトラブルは、手荷物引換証(ClaimTag)を空港係員に提示して対処してもらいましょう。

・税関
税関カウンターへ進みます。免税範囲内ならば「申告なしNothing to Declare」 のゲートへ向かい、免税範囲を超えている場合は、「申告ありSomething to Declare」のゲートで所定の金額を払います。

・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。

・ギリシア入国時の制限
<主な免税範囲>
◎通貨:€1万以上の現金、またはそれに該当する外貨、小切手などの持ち込み、持ち出しともに要申告
◎酒類:ワイン4ℓ、ビール16ℓ、22度を超えるアルコール1ℓ、22度以下のアルコール2ℓ(18歳以上)
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻50本、または細葉巻100本、またはたばこの葉250g(18歳以上)
◎その他:物品は€430相当まで(15歳未満は€150)

<シェンゲン協定とは>
ヨーロッパの一部の国家間で締結する検問廃止協定のこと。シェンゲン領域国間の移動は、国境の通行が自由化されています。これにより日本など領域国以外から入国する場合は、最初に到着した領域国の空港でのみ入国手続きを行います。出国の際は最後に出国する領域国で出国手続きをします。
シェンゲン領域国
イタリア、フランス、ノルウェー、ギリシア、ルクセンブルク、スウェーデン、ドイツ、オランダ、フィンランド、オーストリア、ポルトガル、スロヴァキア、ベルギー、チェコ、マルタ、ポーランド、スロベニア、リトアニア、ハンガリー、ラトビア、スイス、エストニア、デンマーク、スペイン、アイスランド、リヒテンシュタイン、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア
※2025年1月時点。

出国の流れ

・チェックイン
出発時刻の2時間前までには空港に到着しましょう。スーツケースなどの荷物を預けて荷物引換証(Claim Tag)と搭乗券を受け取る。
※免税手続きに必要な未使用の購入商品をスーツケースなどの預け入れ荷物に入れる場合は、チェックイン前に税関カウンターへ。

・セキュリティチェック
機内に持ち込むすべての手荷物をX線検査機に通し、ボディチェックが行われるので、余裕をもって到着しましょう。日本出国時と同様、液体物や危険物の持込み制限があるので注意が必要です。

・出国審査
シェンゲン領域国を経由する場合は、Bエリアを利用し、最後に出国する空港で出国審査を受ける。シェンゲン領域国を経由しない場合は、

・税関
免税範囲なら、緑のランプ(申告なし)のゲート、免税を超える場合は、申告書に必要事項を記入し、赤いランプ(申告あり)のゲートへ行き、申告書を提出。所定の金額を払います。

・手荷物検査
機内に持ち込むすべての手荷物をCTスキャナーに通します。検査所でパスポートと搭乗券を提示します。

・搭乗ゲート
搭乗券に指定された搭乗ゲートへ。チェックイン時に確定していない場合は、掲示板でゲート番号や搭乗時刻を随時確認しておくこと。ゲートが変更される場合もあるので注意しましょう。

免罪手続きについて

支払った付加価値税の一部が戻ってくる!
ギリシアで買物をすると24%(商品や島により税率は異なる)の付加価値税(VAT)が課せられます。一定の条件を満たす買物をした場合、所定の手続きをすれば付加価値税のが払い戻されます。

各国のVAT税率と免税対象額など
●ギリシアVAT税率24%、13%(牛乳、パンなどの安定需商品)/免税対象額€50以上

免税手続きの流れ
①お店で
購入時に免税書類を発行してもらいます。パスポートが必要です。免税書類に必要事項を記入します。

②空港で
免税書類にスタンプをもらう。このとき購入品のレシート、パスポート、搭乗券または航空券が必要です。購入した商品の提示(未使用)が必要になる場合も。その後、グローバルブルー・カウンターで手続きを行います。税関スタンプの受領期限は購入月末日より3カ月以内、払い戻し手続きは購入日から2年以内。還付はクレジットカードの口座、現金、小切手などから選べます。

<問い合わせ先>
◎グローバルブルー
https://www.globalblue.com/ja

日本帰国時の注意

海外渡航者には免税範囲が設けられており、「Visit Japan Web」による電子申告が推奨されています。これを利用しない場合は、紙の申告書を提出しましょう。

<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関https://www.customs.go.jp/を参照

<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。

<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。

<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
※2025年1月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/ を参照

<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用剤、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。

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