【モルディブ】まるで天国! 身も心も癒やされる「Anantara Dhigu Maldives Resort」宿泊レポ【#編集部のおでかけキロク】
こんにちは、るるぶ&more.編集部の“ココナッチャン”です。今回は、モルディブのリゾートホテル「Anantara Dhigu Maldives Resort(あなんたら でぃぐ もるでぃぶ りぞーと)」と「Anantara Veli Maldives Resort(あなんたら ゔぇり もるでぃぶ りぞーと)」をご紹介します。まるで天国のようなリゾートで日常を忘れて至福のひとときを過ごしてみませんか。
Summary
モルディブってどんなところ?
スリランカ南西部のインド洋に浮かぶ島々から成るモルディブには、地元の人が暮らす約200のローカルアイランドのほか、約170島のリゾートアイランドがあります。リゾートアイランドは基本的に1島1リゾートなので、リゾートごとにさまざまな施設やアクティビティを楽しむことができます。
●日本からのアクセスは
現在日本からの直行便はないため、マレーシアやスリランカ、シンガポールなどで乗り継いでモルディブに向かいます。例えば成田空港発の場合、夜出発し、翌日お昼にモルディブのマーレ国際空港に到着するイメージ(取材時)。乗り継ぎのため、時間は少しかかるものの、飛行機で寝ることができれば、モルディブ到着日は比較的アクティブに過ごすことができました。
●どんな服装がおすすめ?
モルディブは基本的に1年を通して温かいので、日本の夏服のイメージでOK。12月~4月ごろの乾季に訪れるのがおすすめ。ただし、雨季といっても、日本の梅雨のように一日中雨が降りつづくことはまれで、スコールがほとんどだそう。ラグジュアリーなリゾートに滞在するときは、Tシャツ・短パンなどの軽装のみにならないよう気を配ると安心して過ごせますよ。日差しがたっぷりなので、帽子やサングラスも忘れずに!
そのほか、モルディブ旅行の基本情報は下記にもまとめてあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
●モルディブの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは?モルディブ旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年12月12日更新)
南マーレ環礁の2つのAnantaraリゾート、「Dhigu」と「Veli」ってどんなところ?
今回紹介する2つのリゾートを運営するのは「Anantara Hotels and Resorts」(以下、アナンタラ・リゾート)。アジアやヨーロッパ、中東などにホテル&リゾートを展開するマイナー・ホテルズ系列のホテルブランドです。モルディブの南マーレ環礁にある「Anantara Dhigu Maldives Resort」(以下、アナンタラ・ディグ)、「Anantara Veli Maldives Resort」(以下、アナンタラ・ヴェリ)、そしてもうひとつのマイナー・ホテルズ系列リゾート「Naladhu Private Island Maldives」は姉妹リゾートで、それぞれのリゾートアイランドはポンツーンとよばれるボートで5分ほどの距離に位置しています。
「アナンタラ・ディグ」「アナンタラ・ヴェリ」に宿泊するゲストは、それぞれのリゾートを自由に行き来し、レストランやプールなどの施設を利用することができるんです(※アナンタラ・ヴェリの施設を利用できるのは、18歳以上のゲストまたはディナーの予約をしているゲストとそのご家族のみ。また、「Naladhu Private Island Maldives」の宿泊ゲストは「アナンタラ・ディグ」「アナンタラ・ヴェリ」の施設を自由に利用できますが、「Naladhu Private Island Maldives」への行き来ができるのは宿泊ゲストのみ)。
空港の到着ロビーに着いたら、ゲストのネームプレートを持ったスタッフが出迎えてくれます。荷物を預けたら目の前にある、「アナンタラ・リゾート」専用の到着ラウンジへ。ドリンクをいただきながらチェックインの手続きをしましょう。
ひと休みしたら、ボート乗り場へ。ここから30分ほどスピードボートに乗って宿泊先の「アナンタラ・ディグ」へ向かいます。「アナンタラ・ディグ」に到着したら、歌って踊るスタッフが歓迎してくれました。
「アナンタラ・ディグ」はキッズ向けのアクティビティなども充実しているため、カップルや女子旅だけでなく、子どものいる家族連れにもおすすめ。一方で「アナンタラ・ヴェリ」は18歳以上の人だけが宿泊できる、大人のためのリゾートです。
それではここからは、「アナンタラ・ディグ」、「アナンタラ・ヴェリ」それぞれのリゾートの魅力をご紹介していきます。
家族連れにもおすすめ!“ザ・モルディブ”が詰まったリゾート「Anantara Dhigu Maldives Resort」
チェックインは済ませているので、さっそく客室に向かいましょう。
見てください、この景色! モルディブのイメージカットのような水上ヴィラが並んでいます。
さっそく客室を紹介します。「アナンタラ・ディグ」の客室は10タイプ。
4カ月間のリノベーションを経て2024年6月に新たにオープンした水上ヴィラタイプの「オーバーウォーター」カテゴリーの客室には、サンライズサイド、サンセットサイドの2タイプがあります。
キングベッドのほか、ソファ2台とテーブルセット、広々としたデスクがぜいたくに配されており、ゆとりある使いやすいレイアウトです。クローゼットスペースに仕切りがついていることで、荷物を広げて置いていてもあまり気になりません。
客室の窓の外には、デッキチェアを備えた水上のサンデッキがあります。客室から海をひとり占めできる最高のロケーション。ずっとここにいたい……!
なんと写真中央に見える階段は、海につながっているんです! 潮が満ちていないときは、このまま海を歩いていくことも◎。
客室内で特に注目したいのがバスルーム。
広々としたバスタブのそばには、美しい海が広がっています。
バスタブとは別にシャワーブースも。レインシャワーとハンドシャワーの2タイプあるのがうれしいポイント。
これは長風呂必至……! 身も心も癒やされるバスタイムが過ごせますよ。
バスアメニティも充実。シャンプー、トリートメント、ボディソープはサスティナビリティの観点で大きなボトルタイプ。個包装のものは、せっけん、歯ブラシセット、ヘアブラシ、綿棒、コットン、シャワーキャップなどが揃います。
また宿泊ゲストがおみやげとして持ち帰れるのが、こちらのトートバッグとビーチサンダル。トートバッグはモルディブの海を思わせる美しいブルーが特徴的。ビーチサンダルやカメラ、飲み物に着替えなど、たくさん入れても余裕があるサイズです。
せっかくなのでほかの客室も見てみましょう。
客室の窓の外には、プライベートビーチに面したプールがあります。プライベートテラスがあるので、カップルや友達同士での利用をはじめ、子ども連れの旅行にもおすすめ。
開放的なバスタブが特徴的。木の扉(写真手前)の奥にガラス扉があるタイプとないタイプの2種類があるそう。
「アナンタラ・ディグ」には「インフィニティ・プール」があります。
プール越しに見える海の色に負けないほどの鮮やかなブルーのプール、デッキチェア・パラソルなどのカラーがリンクして素敵! 「アナンタラ・ディグ」のトートバッグを持って写真を撮ってみて。
■インフィニティ・プール
営業時間:9時~18時(季節と天候によって時間変更や営業中止となる場合があります)
インフィニティ・プール脇にあるレストラン「アクア・バー」のビーチでは、毎週金曜17時30分~カクテルタイムを実施しています(季節と天候により中止や会場変更の可能性あり)。
大人のためのプライベート感満載のリゾート「Anantara Veli Maldives Resort」
続いては、姉妹リゾートの「アナンタラ・ヴェリ」をご紹介。冒頭でも紹介した通り、「アナンタラ・ディグ」から「アナンタラ・ヴェリ」まではポンツーンとよばれるボートで約5分。それぞれのリゾートに宿泊するゲストは、自由に行き来し、レストランやプールなどの施設を利用することができるんです(※アナンタラ・ヴェリの施設を利用できるのは、18歳以上のゲストまたはディナーの予約をしているゲストとそのご家族のみ)
客室を見ていきましょう。「アナンタラ・ヴェリ」の客室は 7タイプ。2022 年にリノベーションし、「ビーチ・プール・ヴィラ」6棟が新設されました。
こちらの客室は「オーシャン・プール・ヴィラ」。キングベッドのほか、ソファとテーブルセットが配されています。客室名の通り、専用のプール付き。サンデッキからはインド洋を一望できますよ。
大人向けの「アナンタラ・ヴェリ」は、客室の内装も少し大人っぽく、より洗練された雰囲気で、これもまた素敵!
「アナンタラ・ヴェリ」のビーチ沿いには、こんなチルスポットも。「アナンタラ・ディグ」の宿泊者ももちろん利用可能です。
レストランなどを利用するのももちろん、フォトジェニックなスポットがたくさんあるので、あてもなくただ散歩するだけでもとても癒やされます。
朝ヨガやサメに会えるスノーケリングも……! 充実のアクティビティに注目
モルディブのアナンタラ・リゾートに来たらぜひ体験してほしいのが、アクティビティの数々。「アナンタラ・ディグ」「アナンタラ・ヴェリ」どちらのゲストも体験できます。「ナースシャーク シュノーケリング」では、なんとナースシャーク(コモリザメ)を間近で見ることができるんです。
“サメ”の近くで泳ぐということでビビりまくりの筆者でしたが、ナースシャークはリーフ上で最も静かなサメとも言われており、近距離でお目にかかりながらシュノーケルを楽しむことができました。ナースシャークのほか、エイやさまざまな魚にも会えますよ。
■ナースシャーク シュノーケリング
営業時間:14時~(所要時間約2時間、季節や天候により中止や変更あり)
料金: 大人$275、子ども(3~11歳)$205、シュノーケリング無しゲスト$138
※最小催行人数:4名
※要予約
「アナンタラ・ヴェリ」の「ヨガパビリオン」で毎朝実施されるヨガやウェルネスアクティビティもおすすめ。金曜の「アシュタンガヨガ」は呼吸とポーズを連動させながら決まったポーズを順番に行う伝統的なヨガの一つ。先生が丁寧に教えてくれるので、初心者や英語に自身がない人でも安心して参加できます。体を動かした後にいただく朝食は格別……!
■ヨガ&ウェルネスアクティビティ
営業時間:8時~8時30分 /11時30分~12時 ※予約不要
料金:無料(「アナンタラ・ディグ」「アナンタラ・ヴェリ」ともに)
また「アナンタラ・ディグ」には、「DHONI KIDS’ CLUB」というキッズの遊び場もあります。リノベーションして2024年11月にリニューアルオープンしたばかり。色々なアクティビティがあり、今後は子どもの料理教室なども実施予定なのだそう。子どもがスタッフと遊んでいるあいだに、パパママはスパなどを自由に楽しめるのがいいですね。
好きなものを好きなスタイルで好きなだけ♪ 気になる朝食をチェック
朝食は宿泊料に含まれているので、ブッフェがよいか、アラカルトやセットメニューがよいか、気分によって好きなスタイルのレストランを選んで好きなだけ、朝食をいただくことができます。まず紹介したいのは、「アナンタラ・ヴェリ」にあるレストラン「Cumin」。夜はインド料理やスリランカ料理など南アジア各地の料理を提供するこのレストランでは、アラカルト形式の朝食が楽しめます。
席に着くとまずは、フルーツプレートとマフィンやパンののったプレートが運ばれてきます。
「クレープ」は好きなフルーツを入れて作ってくれました。バナナとチョコソースをチョイス。自分好みの食材を選べるのがうれしいですよね。
スタッフおすすめメニューの一つ「クラブオムレツ」も。なんだか日本の玉子焼きのようなやさしいふわふわ感もあり、魚介の風味が感じられましたよ。ぺろりと完食です。
■Cumin
営業時間:朝食7~11時、ディナー18時30分~22時
続いて紹介するのは、「アナンタラ・ディグ」の「Fushi Café」。ビュッフェスタイルで、多国籍な朝食メニューを楽しむことができます。また3つのライブクッキングステーションがあるのもうれしいポイント。
エッグステーションでは、マッシュルーム、オニオン、ハム、サーモンなど10種類以上の食材から、好きなものを選んでオムレツなどの卵料理をオーダー可能。
そして、その場で好きなフルーツを選んでスムージーも作ってくれるコーナーも。マンゴー、ベリー、キウイ、バナナ、ココナッツ、パッションフルーツなどがあり、筆者はマンゴー、ココナッツ、バナナで作ってもらいました。ほかにも、パンケーキやクレープ、ワッフルなどを作ってくれるコーナーもありますよ。
■Fushi Café
営業時間:朝食7~11時、ディナー18時30分~22時
各国の本格料理が楽しめる! リゾート内のグルメを紹介
「アナンタラ・ディグ」と「アナンタラ・ヴェリ」には、モルディブ料理、タイ料理、イタリアン、インド料理、和食など、計7つのレストランがあります。長期の滞在でも飽きることがなさそう。
まず紹介したいのは「アナンタラ・ヴェリ」にあるタイ料理レストラン「Baan Huraa」。
店名の「Baan Huraa」は“珊瑚の家“という意味で、海や水にまつわるモチーフの内装も素敵でした。
なんとスタッフ全員がタイ人なのだそうで、本格的なタイ料理が味わえるというのも納得。「タイ現地で食べたタイ料理よりおいしいかも……!」と思うほどでした。
ホームメイドアイスクリームは、素材の食感をかすかに感じるほどの濃厚な舌ざわりとリッチな味わいが魅力。ココナッツやタロのほかライム(ハーブの一種)など、日本ではなかなかお目にかかれない珍しいフレーバーが揃います。
■Baan Huraa
営業時間:18時30分~22時
朝食でも紹介した「Fushi Café」は、現地モルディブ料理を提供するレストラン。モルディブ料理はスパイスの利いたメニューが多く、インド料理やスリランカ料理にも近いのですが、多く魚介を使用しているためか日本人がより親しみやすい味に感じました。
ココナッツやツナ(マグロ)などの魚を使用したメニューが多いことも、モルディブ料理の特徴といえます。
そして言わずもがなですが、地元で採れた新鮮な魚介類のおいしさ……! どれも身が締まってプリプリでした。
トルティーヤにもココナッツを使用したものがありました。しっかりした味付けのものが多いので、トルティーヤにくるんで食べるとさらにおいしい。
朝食のクレープがおいしすぎて忘れられなかったため、食後のデザートでも好きなトッピングをのせてくれるクレープをいただきました。その場で焼いて席まで持ってきてくれます。胃袋に余裕さえあれば、あと3回くらい食べたかった……!
そして、「Fushi Café」では毎週金曜に「モルディビアン・ナイト」という催しを開催。モルディブ人のスタッフがモルディブの音楽や踊りを披露してくれます。一緒に踊るゲストもいて、大盛り上がり。
いかがでしたでしょうか。モルディブ・南マーレ環礁の「アナンタラ・ディグ」「アナンタラ・ヴェリ」で、日常を忘れて、ラグジュアリーな至福のひとときを過ごしてみませんか。
■Anantara Dhigu Maldives Resort(あなんたら でぃぐ もるでぃぶ りぞーと)
住所:P.O. Box 2098, Dhigufinolhu, South Malé Atoll, Malé, Republic of Maldives
TEL:(+960)6644100
チェックイン:14時
チェックアウト:12時
アクセス:マーレ国際空港から、スピードボートで約30分
■Anantara Veli Maldives Resort(あなんたら ゔぇり もるでぃぶ りぞーと)
住所:P.O. Box 2098, Veligandu, South Malé Atoll, Malé, Republic of Maldives
TEL:(+960)6644100
チェックイン:14時
チェックアウト:12時
アクセス:マーレ国際空港から、スピードボートで約30分
Text:萩野奈津子
Photo:萩野奈津子、一部Anantara Dhigu Maldives Resort、Anantara Veli Maldives Resort
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