
【モルディブ】“美しい島”にたった20棟のプライベートアイランドリゾート! 全棟プール付きの「Naladhu Private Island Maldives」宿泊レポ【#編集部のおでかけキロク】
こんにちは、るるぶ&more.編集部の“ココナッチャン”です。今回訪れたのは、モルディブ・南マーレ環礁のプライベート・アイランド・リゾート「Naladhu Private Island Maldives(ならどぅ ぷらいべーと あいらんど もるでぃぶ)」。プール付きの“ハウス”にシェフが自分のために用意してくれるぜいたくな朝食、バトラーサービスなど、一度訪れたらまた帰ってきたくなる、究極のリゾートをご紹介します。
Summary
<姉妹リゾートの記事はこちらをチェック!>
【モルディブ】まるで天国! 身も心も癒やされる「Anantara Dhigu Maldives Resort」宿泊レポ【#編集部のおでかけキロク】|るるぶ&more.
南マーレ環礁にある「Naladhu Private Island Maldives」ってどんなところ?
「Naladhu Private Island Maldives」(以下、ナラドゥ・プライベート・アイランド)は、モルディブの南マーレ環礁にあるマイナー・ホテルズ系列のリゾート。
空港の到着ロビーに着いたら、ゲストのネームプレートを持ったスタッフが出迎えてくれます。荷物を預けたら目の前にある、「アナンタラ・リゾート」専用の到着ラウンジへ。ドリンクをいただきながらチェックインの手続きをしましょう。
ひと休みしたら、ボート乗り場へ。ここから30分ほどスピードボートに乗って宿泊先の「ナラドゥ・プライベート・アイランド」へ向かいます。「ナラドゥ・プライベート・アイランド」に到着したら、スタッフが歓迎してくれました。
Naladhuとはモルディブの言葉で“美しい島”という意味。その名の通り、美しすぎるこの島にあるのはたった20棟の“ハウス”のみ……。そこに住まう場所という意味を込めて、ヴィラではなく“ハウス”とよびます。宿泊者は、自分の食べたいメニューをいつでも&何でもリクエストできる“no menu concept”の朝食や、モルディブ語でストーリーテラーを意味する“kawaanu(クワヌー)“とよばれる24時間専属バトラーサービスなど、ユニークなサービスの数々を体験できます。
またポンツーンとよばれるボートで5分ほどの距離には、二つの姉妹リゾート「Anantara Dhigu Maldives Resort」(以下、アナンタラ・ディグ)、「Anantara Veli Maldives Resort」(以下、アナンタラ・ヴェリ)もあり、「ナラドゥ・プライベート・アイランド」の宿泊者は、姉妹リゾートの施設も利用が可能。
専用インフィニティ・プール付き! 約300㎡の客室を紹介
それではさっそく客室を見ていきましょう。「ナラドゥ・プライベート・アイランド」のハウスは、「Ocean House with Pool and Private Beach Cabana(プール&プライベート・カバナ付きオーシャン・ハウス)」「Beach House with Pool(プール付きビーチ・ハウス)」「Two Bedroom Beach Pool Residence(プール付き2ベッドルーム・ビーチ・レジデンス)」の3タイプ。
今回紹介するのは、「Ocean House with Pool and Private Beach Cabana(プール&プライベート・カバナ付きオーシャン・ハウス)」です。
屋内外あわせて約300㎡の空間に、キングベッド1台、ソファ2つ、デスク、ミニバーのほか、広々としたバスルームがあります。
なんと各ハウスには専用のプールがついています。
落ち着いた雰囲気のバスルームからは、この眺め……! 絶景を眺めながらゆったりとバスタブに浸かれば、一瞬にして日ごろの疲れが吹っ飛びます。
バスアメニティも充実。シャンプー、トリートメント、ボディソープはサスティナビリティの観点で大きなボトルタイプ。個包装のものは、こちらもサスティナビリティに配慮してシンプルでおしゃれなペーパーラッピングスタイルで。せっけん、歯ブラシセット、ヘアブラシ、綿棒、コットン、シャワーキャップなどが揃います。
また宿泊ゲストがお土産として持ち帰れるのが、写真のトートバッグとビーチサンダル、ハット。いずれも「ナラドゥ・プライベート・アイランド」オリジナルアイテム。トートバッグは鮮やかなブルーのプリントがかわいい。ビーチサンダルやカメラ、飲み物に着替えなど、たくさん入れても余裕があるサイズです。
デッキに出てみましょう。
「Ocean House with Pool and Private Beach Cabana(プール&プライベート・カバナ付きオーシャン・ハウス)」はサンライズビューなので、天気がよければ海から昇る美しい朝日を見ることができます。
サスティナビリティの観点で、客室に無料で用意している飲料水はすべて独自のシステムで海水を淡水化して、プラスティックボトルではなくガラス瓶にボトリングしています。
波の音を聞きながら、一秒一秒移りゆく絶景を眺めれば、心が洗われるよう。筆者は到着して早々「帰りたくない……」と思ってしまいました。
シェフが自分のためだけに用意してくれる! スペシャルな朝食をチェック
朝食はホテルステイの大きな楽しみの一つですよね。朝食(宿泊費に含む)は施設内にある唯一のレストラン「The Living Room」でいただきます。
オープンテラスの店内はとても開放的。せっかくなのでこの日はテラス席をチョイスしました。
希望すれば、シェフ自らがオーダーを聞きにきてくれます。「ナラドゥ・プライベート・アイランド」の大きな魅力の一つが朝食。自分の食べたいメニューを何でもリクエストできる“no menu concept”というスタイルで、なんと好きなものを何でもオーダー可能!
また朝食の提供時間はなんと一日中。お昼でも夜でも、時間を問わずオーダーできます。寝坊してもOKなのがうれしすぎる……! ゆっくりと過ごしてほしいと願うスタッフの思いを感じます。
オーダーした、サーモンとエビのグリルがやってきました。ソースはオランデーズソースに加え、しょうゆも添えてくれる心遣いがうれしい!(涙)トップに添えられたイクラとしょうゆで、一気に日本を感じました。
「トリュフのパスタが食べたい」というリクエストにも、この通り、バッチリ応えてくれました! ソースや麺の種類に至るまで、好みを聞きながら合うものを提案してくれるんです。
決まったメニューから選びたい人は、朝食メニューも用意されているので安心を。洋食や中華、モルディビアンなど、セットだけでなくアラカルトもあります。次の日はメニューにあるオムレツをオーダーしましたが、使用する具材や付け合わせなど、好みを聞いてアレンジしてくれました♪
■The Living Room
営業時間:朝食 終日、ランチ12~18時、ディナー18時~夜中
※ランチ、ディナーの営業中の時間帯でも、朝食を希望のゲストには朝食メニューを提供可能
ちなみにレストランの横には17mのスタイリッシュなプールがありますよ。
■インフィニティ・エッジ・ラッププール
営業時間: 9~18時(季節と天候によって時間変更や営業中止となる場合があります)
極上の水上スパやコーラルプランテーションなど……アクティビティに注目
リゾート滞在の醍醐味といえば、アクティビティの数々。なかでもスパでリラックスする時間は欠かせませんよね。「ナラドゥ・プライベート・アイランド」から出たくない……!という人は、ヴィラ内でマッサージを受けることもできますが、今回は、姉妹リゾート「アナンタラ・ディグ・モルディブ・リゾート」にある「Anantara Spa」を利用することに。「Anantara Spa」は6つの水上トリートメントルームを有し、よりモルディブらしい雰囲気を味わえます。
「アナンタラ・シグニチャー・マッサージ」$215/60分を体験しました。
カウンセリングをしたら、4種のオイルから好みのものを選びます。ほんのりスパイスを感じる「シグネチャー」をチョイス。
水上トリートメントルームへ移動して施術スタートです。カウンセリングの内容をもとに、特に疲れているところを中心に丁寧に施術してくれ、あまりの気持ちよさに開始早々気絶(したように眠っていた……)。力加減も確認しながら進めてくれます。終了して目を開けると、なんだか視界がクリアに明るく感じました。
ロッカールームからつながるウェルネス・ルームには眺め抜群の休憩スペースがありました。温水と冷水のプランジプールや、シャワーブース、サウナなどを完備しています。
施術後はジンジャーティーをいただきながら、海を眺めてさらにリラックス。
■Anantara Spa
営業時間:10~19時
※事前の予約がおすすめ
そして、「ナラドゥ・プライベート・アイランド」を訪れたらぜひ体験してほしいのが、「コーラル・アダプション・プログラム」。南マーレ環礁の2つのAnantaraリゾートと「ナラドゥ・プライベート・アイランド」には、海洋生物学者のオリアナ・ミグリアッチオさんが常駐しており、彼女の説明とサポートを受けながらリゾート内で集めたサンゴのかけらを、ビーチ内でロープに植え付け、安全な海中スペースへ移植する体験ができます。植え付けたサンゴが十分に成長したら、サンゴをリゾート周辺のサンゴ礁やシュノーケリングコースに移し、サンゴ礁を大きく成長させていくプロジェクトです。所要時間は約1時間。
10cm前後の小さなサンゴを、等間隔にロープにくくりつけ、写真のように海中に配置。2年も経過すれば、次の写真のように、ロープが完全に見えないほど成長するのです。2024年11月までに、約3万3000本のロープを入植したというから驚き。体験に参加した人は、オリアナさんから修了証をもらえますよ。
Anantaraは、2016年にCPR(Coral Reef Protection)と共同で「ホリスティック・アプローチ・トゥ・リーフ・プロテクション」を始動。「アナンタラ・ディグ」、「アナンタラ・ヴェリ」「ナラドゥ・プライベート・アイランド」周辺で育てたサンゴをリゾート周辺のサンゴ礁に植樹するというもので、30年かけて完遂する見込みです。サンゴ礁は海洋生物を守り、増やすために非常に重要な役割を果たしており、2016年以前は、魚以外の生き物は豊富ではなかったのだそう。
■コーラル・アダプション・プログラム
営業時間:予約時に確認(季節と天候によって時間変更や営業中止となる場合があります)
料金:コーラル・ロープ・スポンサーシップ&植え付け体験$247、スポンサーシップのみ$185
最後に紹介するのは「ニルヴァーナ・サンセット・クルーズ」$2500(4名までの料金。カナッペとプレミアムワイン、スピリッツ、ビール、ソフトドリンク、冷たいフルーツジュースなどからお好みの飲み物を選べます)。出発時間は相談できますが、サンセット・クルーズの場合は16時30分~17時前後に出発することが多いそう。
この日はあいにくの天候でバッチリ日の入りを見ることはできませんでしたが、船上からピンクやオレンジの温かい光に包まれた空を眺めながらのクルージングはとても気持ちよかったです。
■Nirvana Sunset Cruise
営業時間:出発時間は相談できますが、サンセット・クルーズの場合は16時30分~17時前後に出発。所要時間は1時間30分。
料金:$2500(4名までの料金。最大6名まで、1名につき$250で追加乗船可能。カナッペと飲み物を含む。飲み物は、プレミアムワイン、スピリッツ、ビール、ソフトドリンク、冷たいフルーツジュースなどからお好みの飲み物を選べます)
※要予約
ここで紹介した三つのアクティビティは、「アナンタラ・ディグ」、「アナンタラ・ヴェリ」の宿泊者も体験できます。ほかにもユニークなアクティビティが色々とあるので、こちらの記事からチェックしてみて。
【モルディブ】まるで天国! 身も心も癒やされる「Anantara Dhigu Maldives Resort」宿泊レポ【#編集部のおでかけキロク】|るるぶ&more.
各国の本格料理が楽しめる! 姉妹リゾート内を含む注目グルメを紹介
最後に、グルメを紹介します。朝食をいただいた「The Living Room」はランチ・ディナーの営業もしているんです。
フィレステーキはメニューにはありませんでしたが、希望すると快く準備してくれました。
パスタのメニューはその名の通り、好きなパスタを作ってくれます。スモークサーモンのクリームパスタを作ってもらうことに。シェアしたいと伝えると、タリアテッレやスパゲッティ、ショートパスタなど、それぞれの好みにあわせて麺の種類を変えて作ってくれました。ちなみに、サラダやピザ、リゾットなども、“自分好みに作ってくれる”メニューがあります。
せっかくなので、モルディブ料理もいただきました。こちらはツナのカレー。魚介を使用しているからか、どこか出汁っぽい風味もあり、日本人がより食べやすい味に感じました。
モルディブ料理は、インドやスリランカ料理のようにスパイスの利いたカレー風味のものが多いですが、「ガルディヤ」はカツオなどの魚介ベースのシンプルなスープ。米と一緒に食べるのが現地のスタイルだそう。
食後のデザートはココナッツのアイスクリーム。「Naladhu」のロゴが刻まれた入れ物にもテンションが上がります。モルディブは、ココナッツを使用したドリンクや料理が豊富で、無類のココナッツ好きの筆者にとって、まさに天国。
姉妹リゾートの「アナンタラ・ディグ」と「アナンタラ・ヴェリ」には、モルディブ料理、タイ料理、イタリアン、インド料理、和食など、計7つのレストランがあります。「Naladhu Private Island Maldives」の宿泊者は、いずれも利用可能なので、長期の滞在でも飽きることがなさそう。
入り口すぐには、生け簀のロブスターがお出迎え……!
魚介料理の多いモルディブですが、「Sea.Fire.Salt」は熟成牛のメニューも充実しています。
なんと“天ぷら”も! 日本でなじみのある天ぷらと、中華料理のえび天のような衣。エビそのものの味が濃く、ソースを付けても付けなくても楽しめました。
ベイビー・バラマンディは、南アジアをはじめ、東南アジアやオーストラリア北部などでよく食べられる白身魚。淡泊すぎずうま味も感じるものの、さっぱりしているので、濃厚なオランデーズソースとも好相性◎。
お待ちかねのロブスター。スパイシーソース、オランデーズソースソースを付けるのを忘れそうになるほど、ロブスター自体が濃厚で、身が詰まっていて、プリプリ。最高でした……!
魚介ばかりだと飽きてしまう……という人も安心を。「Sea.Fire.Salt」では、サーロインステーキ、テンダーロインステーキ、ドライエイジングビーフのステーキ、ラムチョップなど、お肉系のメニューも充実。
■Sea.Fire.Salt
営業時間:ディナー18時30分~22時
2024年8月にリノベーションし、「Sea Fire Salt」の2階には、バー「THE YELLOW FIN CLUB」がオープン。
昆布やワカメなどを使用した、ユニークなカクテルやモクテルが味わえます。
モクテル「LAVENDER」をチョイス。ほのかな甘さとラベンダーの香りが楽しめるおしゃれなお味でクセになります。
■THE YELLOW FIN CLUB
営業時間:17時~深夜まで
いかがでしたでしょうか。モルディブ・南マーレ環礁にある「アナンタラ・ディグ」と「アナンタラ・ヴェリ」の姉妹リゾートである「Naladhu Private Island Maldives」は、その名の通り、美しく、プライベート感あふれる静かな場所でありながら、どこかホッとする居心地のよさがある素敵な場所。
ロケーションの素晴らしさはさることながら、温かくてフレンドリーでホスピタリティあふれるスタッフにも癒やされました。一度訪れるとまた戻ってきたくなる場所「Naladhu Private Island Maldives」。大切な人との旅の参考にしてみてくださいね。
■Naladhu Private Island Maldives
(ならどぅ ぷらいべーと あいらんど もるでぃぶ)
住所:P.O. Box 2098, Veligandu Huraa, South Male Atoll, Republic of Maldives
TEL:(+960)664 4100
チェックイン:14時
チェックアウト:12時
アクセス:マーレ国際空港から、スピードボートで約30分
Text:萩野奈津子
Photo:萩野奈津子、一部Naladhu Private Island Maldives、Anantara Dhigu Maldives Resort、Anantara Veli Maldives Resort
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