新宿駅南口

山手線まるっと完全ガイド! 路線図・全駅一覧・一周の所要時間から観光モデルコースまで

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山手線は東京都心を一周する環状線ですが、内回り・外回りの見分け方や、どの駅で降りれば観光を楽しめるのかは、初心者だと迷いがちです。この記事では、山手線の路線図・全30駅一覧、乗り方の基本から、駅ごとのみどころ、観光モデルコース、お得なきっぷまでをご紹介します。

Summary

山手線ってどんな路線?

山手線は、東京都心を一周するJR東日本の路線。JR東日本のホームページでは、1日に100万人以上が利用する、東京の大動脈と紹介されています。ここでは下記の3点を解説します。

  • 読み方と名前の由来
  • 全長・駅数・運行間隔などの基本データ
  • 環状運転にいたる歴史

読み方と名前の由来

山手線の読み方は「やまのてせん」です。かつては「やまてせん」と案内されていた時期もありました。

江戸時代から明治時代にかけて、渋谷や新宿など西側の高台は「山の手」とよばれていました。開業当初の路線がこのエリアを通っていたことから、山手線と名付けられたとされています。上野や日暮里など低地の「下町」と対をなす呼び名です。

全長・駅数・運行間隔などの基本データ

山手線の基本データは下記のとおりです。

項目
内容
路線の形
都心を一周する環状運転
全長
約34.5km
駅数
全30駅
運行間隔
日中は約3~5分(時間帯により異なる) 
ラインカラー
ウグイス色(黄緑)

※表は左右にスクロールできます

列車は「外回り」「内回り」の2方向で運行され、行き先も回り方で表示されます。運行本数が多く、時刻表を調べなくても利用しやすい路線といわれています。

環状運転にいたる歴史

山手線は、最初から環状線として造られたわけではありません。明治18年(1885)の開業当初は、品川駅と赤羽駅を結ぶ「品川線」という路線でした。明治42年(1909)に山手線と命名され、大正14年(1925)に環状運転が始まったとされています。2025年には環状運転100周年を迎えました。

なお、現在も正式な路線名としての山手線は、品川駅から渋谷駅・新宿駅・池袋駅を経由して田端駅までの約20.6kmを指します。残りは東海道本線と東北本線の区間で、列車が3路線を直通することで一周を実現しています。

山手線の路線図・全30駅一覧

山手線の路線図
山手線の路線図は、都心をひと回りする環に、全30駅が並ぶ形で描かれます。駅には「JY」で始まる駅番号が付けられていて、東京駅のJY01から内回り順にJY30の有楽町駅まで続きます。


全30駅の一覧は下記のとおりです。

駅番号
駅名
読み方
JY01
東京
とうきょう
JY02
神田
かんだ
JY03
秋葉原
あきはばら
JY04
御徒町
おかちまち
JY05
上野
うえの
JY06
鶯谷
うぐいすだに
JY07
日暮里
にっぽり
JY08
西日暮里
にしにっぽり
JY09
田端
たばた
JY10
駒込
こまごめ
JY11
巣鴨
すがも
JY12
大塚
おおつか
JY13
池袋
いけぶくろ
JY14
目白
めじろ
JY15
高田馬場
たかだのばば
JY16
新大久保
しんおおくぼ
JY17
新宿
しんじゅく
JY18
代々木
よよぎ
JY19
原宿
はらじゅく
JY20
渋谷
しぶや
JY21
恵比寿
えびす
JY22
目黒
めぐろ
JY23
五反田
ごたんだ
JY24
大崎
おおさき
JY25
品川
しながわ
JY26
高輪ゲートウェイ
たかなわげーとうぇい
JY27
田町
たまち
JY28
浜松町
はままつちょう
JY29
新橋
しんばし
JY30
有楽町
ゆうらくちょう

※表は左右にスクロールできます

新宿・渋谷・池袋・東京など、全国有数のターミナル駅がひとつの環に集まっているのが山手線の特徴。最新の路線図は、JR東日本の公式サイトで確認できます。


山手線の乗り方と知っておきたいポイント

山手線には、環状線ならではの乗り方のコツがあります。ここでは下記の5点を解説します。

  • 内回り・外回りの見分け方
  • 一周にかかる時間と運賃
  • 乗り過ごしたときの対処法
  • 混雑しやすい時間帯
  • 並行する路線との使い分け

内回り・外回りの見分け方

山手線の列車は、通常「〇〇行き」ではなく、回る方向と主要駅の方面で案内されます。

呼び方
回る方向
東京駅からの行き先の例
外回り
時計回り
品川・渋谷
内回り
反時計回り
上野・池袋

※表は左右にスクロールできます

どちらに乗っても最終的には目的の駅に着きますが、遠回りの方向に乗ると大幅に時間がかかります。ホームの電光掲示板に方面と主要駅が表示されるので、乗車前に自分の目的地がある方向を確認しましょう。

一周にかかる時間と運賃

山手線は一周約34.5kmを約1時間で走ります。数駅の移動なら、待ち時間を含めても短時間で済む計算です。

運賃は、乗車駅と降車駅の組合せで次のように変わります。異なる駅の間を移動する場合、きっぷ(普通乗車券)の運賃は、実際に乗った経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算されます。これはJR東日本が運賃計算の特例として定めているルールです。そのため、内回りと外回りのどちらに乗っても運賃は変わりません。ただし、途中下車はできず、改札を出ると、きっぷはそこまでで無効になります。

一方、同じ駅に戻ってくる一周乗車は、この特例では想定されていません。あえて一周したい場合は、乗り降り自由な「都区内パス」(詳細は後述)を使うのが安心です。

乗り過ごしたときの対処法

目的の駅を乗り過ごしてしまったら、次の駅で降りて反対方向の列車に乗り換えましょう。環状線なのでそのまま乗り続けても目的の駅には戻れますが、一周する場合は約1時間かかってしまいます。数分間隔で反対方向の列車が来るため、乗り換えたほうが早く着く場合がほとんどです。

混雑しやすい時間帯

山手線は、朝7~9時頃の通勤・通学の時間帯が特に混雑するといわれています。夕方18時前後の帰宅の時間帯や、週末の日中も混み合う場合があります。

車内だけでなく駅構内も人が多いため、大きな荷物を持った観光での利用なら、ピークを避けたスケジュールがおすすめ。少し時間をずらすだけで、移動の快適さが変わります。

並行する路線との使い分け

山手線は各駅停車のみの運行で、快速や特急はありません。そのため、区間によっては並行する路線を使ったほうが早く着く場合があります。

例えば、東側の区間では、京浜東北線の快速や東海道本線、西側の区間では埼京線や湘南新宿ラインが並行しています。停車駅が少ない分、数駅先へ急ぐ場面では有力な選択肢です。乗り換え案内アプリで複数のルートを比較してみましょう。


山手線の主要駅と周辺のみどころ

山手線の駅の多くは、そのまま東京観光の拠点になります。ここでは観光に便利な主要12駅と、駅周辺のみどころを紹介します。

東京駅

新幹線を含む多くの路線が乗り入れる、日本の鉄道の玄関口。大正3年(1914)に、建築家・辰野金吾の設計で建てられた赤レンガの「丸の内駅舎」は国の重要文化財で、駅そのものが観光名所になっています。

構内には駅弁やおみやげを販売するの店が集まり、買い物だけでも楽しめます。徒歩圏内には皇居外苑や商業施設があり、落ち着いた街歩きが楽しめるエリアです。

東京駅の楽しみ方は、以下の記事で詳しく紹介しています。

新宿駅

多くの路線が集まる、日本を代表する巨大ターミナル駅。東口には歌舞伎町をはじめとする繁華街、西口には高層ビル群が広がり、「東京都庁」の展望室からは都心の景色を一望できます。

買い物やグルメのほか、都会のオアシスともいわれる「新宿御苑」、昭和の雰囲気が残る思い出横丁など、楽しみ方の幅が広いエリアです。以下の記事で、新宿のおすすめ観光スポットもあわせてチェックしてみてください。


渋谷駅

若者文化と流行の発信地・渋谷の玄関口。駅前のスクランブル交差点は、世界有数の人通りともいわれる渋谷の象徴です。待ち合わせ場所として有名なハチ公像も駅前にあります。

駅直結の大型商業施設が次々と開業していて、高層階の展望施設から東京を見渡すこともできます。渋谷の観光名所とグルメは、以下の記事でチェック!

原宿駅

「かわいい文化」の発信地として知られる駅。個性的なショップやスイーツ店が並ぶ竹下通りは、原宿観光の定番! 一方、駅のすぐ西側には「明治神宮」の森が広がり、賑やかな街と豊かな自然を一度に楽しめます。

表参道方面へ歩けば、おしゃれなカフェやブランド店が並ぶ大人の街並みに変わります。原宿のおすすめスポットを集めた以下の記事も参考にしてみてください。

池袋駅

新宿・渋谷と並ぶ、都内有数の繁華街の最寄り駅。水族館や展望台を備えたサンシャインシティを中心に、百貨店や家電量販店、映画館などが揃います。

アニメ・マンガ文化の街としても知られ、関連ショップが集まる通りは国内外のファンで賑わいます。雨の日でも屋内で遊べるスポットが多いのも特徴です。池袋をゆっくり散策したいなら、以下の記事がおすすめ。

上野駅

美術館・博物館めぐりと下町散策を両方楽しめる駅。駅前に広がる「上野恩賜公園」には、「上野動物園」、「東京国立博物館」、「国立西洋美術館」などの文化施設が集まっています。

春は桜の名所としても有名。「上野恩賜公園」と反対側には活気あふれる「アメ横商店街」があり、食べ歩きや買い物が楽しめます。上野の観光名所めぐりは、以下の記事で詳しく紹介しています。


日暮里駅

下町情緒を味わえる、穴場的な観光拠点。夕焼けだんだんの階段で知られる「谷中銀座商店街」では、昔ながらの店先で食べ歩きが楽しめます。布地の専門店が並ぶ日暮里繊維街も個性的なみどころ。

都心と成田空港と結ぶスカイライナーの停車駅でもあり、旅の起点としても便利。谷中の街歩きコースを紹介した以下の記事もあわせてどうぞ。

品川駅・高輪ゲートウェイ駅

新幹線も停まる品川駅は、東京の南の玄関口。駅周辺にはホテルや商業施設が集まり、水族館などのレジャースポットも徒歩圏内にあります。隣の高輪ゲートウェイ駅は2020年に開業した山手線で最も新しい駅です。

駅前の大規模再開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」は2026年3月にグランドオープンし、商業施設や文化施設、ホテルなどが集まる新しい街として注目されています。みどころをまとめた以下の記事もぜひチェックしてみてください。

秋葉原駅

秋葉原は、世界的に知られる電気街とポップカルチャーの街。駅周辺には家電や電子部品の店に加え、アニメ・マンガ・ゲームの専門店が集まっています。メイドカフェなどの個性的な店も多く、独特の街の雰囲気そのものがみどころといえます。

神田や御徒町にも歩いて行ける立地。秋葉原のランチスポットは以下の記事を参考に。

恵比寿駅

洗練された大人の街歩きが楽しめる駅。レストランや美術館が集まる「恵比寿ガーデンプレイス」を中心に、おしゃれな飲食店やカフェが点在しています。冬のイルミネーションの時期は特に人気。

代官山や中目黒にも歩いて行けるため、周辺エリアとあわせた散策に向いています。恵比寿では、洗練されたグルメをゆっくり楽しむのがおすすめ。

目黒駅

落ち着いた雰囲気で散策を楽しめる駅。春の目黒川沿いは都内屈指の桜の名所として知られ、川面を覆う桜並木を目当てに多くの人が訪れます。

川沿いへは目黒駅から歩いて行けますが、賑わいの中心は隣の中目黒駅方面へ続くエリア。アール・デコ様式の建物が美しい「東京都庭園美術館」など、静かに過ごせるスポットも魅力です。賑やかな駅とは違った東京を味わえます。目黒川沿いのお散歩コースを紹介した記事もあわせてどうぞ。


山手線でめぐる東京観光モデルコース

竹下通り入口

移動が山手線だけで完結する、初めての東京観光向けの王道1日コースです。

時間帯
滞在の目安
午前
東京駅
1~2時間
上野駅
2時間程度
午後
原宿駅
2時間程度
夕方
渋谷駅
1〜2時間
新宿駅
夕食までゆっくり

※表は左右にスクロールできます

各駅での楽しみ方は、前の章「主要駅と周辺のみどころ」を参考にしてください。5駅すべてを回ると1日がかりになるため、美術館などじっくり見たいスポットがある場合は、行き先を2~3駅に絞るのもおすすめです。

移動はすべて山手線1本で、列車は数分間隔で来るため滞在時間の調整も簡単です。順番を入れ替える場合は、日中しか入れないスポットを前半に、夜景や食事を後半に置きましょう。原宿~渋谷間は徒歩でも移動でき、原宿から渋谷を歩いてめぐる日帰りプランも参考になります。

山手線観光に便利なお得なきっぷ

山手線での観光には、1日乗り放題のきっぷが便利。おもな3種類を比較します。

きっぷ名
料金(大人/小児)
おもな対象路線
利用できる日
東京フリーきっぷ
1720円/860円
23区内のJR線+地下鉄・都営バス・都電・日暮里・舎人ライナーなど
毎日
都区内パス
870円/430円
23区内のJR線
毎日
休日おでかけパス
2950円/1470円
東京近郊のJR線+りんかい線・東京モノレール
土・日曜、祝日と特定期間

※表は左右にスクロールできます

いずれも駅の券売機で当日購入できます。発売場所や購入方法はきっぷによって異なるため、詳細は各公式サイトでご確認ください。

※料金は2026年7月時点の情報です。最新の料金は、JR東日本「おトクなきっぷ」のページおよび東京都交通局の公式サイトでご確認ください。

東京フリーきっぷ

JR線に加えて、東京メトロ・都営地下鉄・都営バス・都電・日暮里・舎人ライナーなども1枚で乗り放題になるきっぷ。山手線の駅から離れた浅草や六本木などへも追加運賃なしで行けるため、地下鉄とあわせて幅広く回りたい日に向いています。

都区内パス

東京23区内のJR線が1日乗り降り自由になるきっぷ。3種類の中で最も安く、1日に何度も乗り降りする日なら元が取りやすい価格です。移動が山手線沿線で完結する日なら、まずこのきっぷを検討するとよいでしょう。山手線をあえて一周してみたい場合にも使えます。

休日おでかけパス

土・日曜、祝日のほか、大型連休・夏休み・年末年始などの特定期間に使える、対象範囲の広いきっぷです。東京近郊のJR線に加え、りんかい線と東京モノレールも乗り放題になります。山手線観光と組み合わせて、郊外へも足を延ばす日帰り旅に向いています。

羽田空港・成田空港から山手線へのアクセス

羽田空港・成田空港のどちらからも、乗り換えなしで山手線の駅までアクセスできます。到着後の移動をイメージしておくと、旅の計画が立てやすくなります。

羽田空港からのアクセス

羽田空港からは、2つのルートで山手線の駅に直結しています。

ルート
到着する山手線の駅
乗車時間の目安
京急線
品川駅
約15~20分 
東京モノレール
浜松町駅
約20~25分 

※表は左右にスクロールできます
※所要時間は利用するターミナルや列車の種別により異なります。

所要時間に大きな差はないため、ホテルや最初の目的地に近い駅を選ぶとよいでしょう。どちらも日中は比較的本数が多い路線です。

成田空港からのアクセス

成田空港からは、京成スカイライナーで日暮里駅に直結しています。

ルート
到着する山手線の駅
乗車時間の目安
京成スカイライナー
日暮里駅
約36~40分 

※表は左右にスクロールできます
※所要時間は利用するターミナルや列車により異なります。

スカイライナーは全席指定の有料特急。費用を抑えたい場合は、同じく日暮里駅に停車する京成本線の特急を利用する方法もあります。日暮里駅からは、山手線で上野・東京・新宿方面へそのまま移動できます。


山手線の時刻表・運行状況の確認方法

山手線の運行状況と時刻表は、下記のJR東日本公式ページで確認できます。

運行情報ページでは、遅延や運転見合わせの情報が路線ごとにリアルタイムで表示されるので、おでかけ前にチェックしておくと安心。スマートフォンなら、乗換案内アプリの通知機能を使う方法もあります。

時刻表は駅・方面ごとに調べられますが、山手線の日中は数分間隔の運行のため、確認が特に役立つのは早朝の始発や深夜の終電を調べたいときです。

万が一山手線が止まってしまった場合も、都心部は並行路線や地下鉄が発達しているため、迂回ルートを確保しやすいエリアです。

まとめ|山手線を使いこなして東京観光を楽しもう

山手線に乗れるようになると、東京観光の自由度は大きく変わります。行きたい場所を線でつなぎ、その日の気分や天気に合わせて降りる駅を変える、そんな柔軟な旅の計画ができるのは環状線ならでは。

まずは気になった駅をひとつ選んで、途中下車から始めてみてください。慣れてきたら、モデルコースのアレンジやお得なきっぷの活用で、行動範囲を少しずつ広げていくのがおすすめ。

東京観光の行き先選びには、都内のおすすめ名所を集めた記事もあわせてどうぞ。

Photo:PIXTA

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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