【道の駅 那須与一の郷】とうがらし味!? 手作りのご当地ジェラートが大評判|栃木県
2026年前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』の舞台およびロケ地となったことで、大きな注目を集めた大田原市にある道の駅。地元の豊かな生産物が揃うのはもちろん、地域の誇り、那須与一に関する資料館も併設しています。
「道の駅 那須与一の郷」ってどんなところ?
「道の駅 那須与一の郷」は、栃木県大田原市の国道461号沿いにある道の駅。大田原市は米の生産量が関東トップクラス。ナス、ニラ、アスパラガスなどの野菜の栽培も盛んで、特にとうがらしは生産量県内一で、「とうがらしの郷」とも呼ばれています。そんな豊かな生産物や加工品を販売するほか、源平合戦の英雄・那須与一(なすのよいち)ゆかりの地でもあり、伝承館も併設しています。
手作りジェラートやご飯のお供が揃う「加工・物産品館」
敷地の南端にある「加工・物産品館」には、特産のとうがらし、ジェラート、地酒など、大田原の魅力を詰め込んだユニークな加工品が数多く並んでいます。お笑い芸人の大島美幸さんが大田原出身であることにちなんだ「森三中」や、「U字工事」とのコラボみやげも並んでいます。
「道の駅 那須与一の郷」を訪れるほとんどの人が向かうのが、館内にあるアイス工房「Frecciare(フレッチャーレ)」。地元産の素材を使ったバラエティ豊かなジェラートを開発・提供しています。 写真左から「パン・ペルデュ」580円、吉岡食品の栃木三鷹を入れた「とうがらし」480円、「すいかシャーベット」580円。「パン・ペルデュ」は大田原出身の大関和(おおぜきちか)が主人公のNHKの連続テレビ小説『風、薫る』にちなんで考案されました。
「とうがらしの郷」と呼ばれる大田原市ならではのみやげとしておすすめなのが、トウガラシ加工品。専門店と思えるほど品揃えが豊富です。 品種改良で「栃木三鷹とうがらし」を作り上げた吉岡食品の直火焙煎の鉄釜シリーズは、七味、一味ともに10g入り650円。
その他、ドレッシングやラー油、加工珍味まで幅広く揃います。ご飯のお供なら「唐辛子と山椒が香る大田原牛の食べる肉ラー油」1200円や地元の人気中華料理店「華」手作りの「うまい辛具(からぐー)」120g 885円はいかがでしょうか。
「うまい辛具」はタマネギ、クルミ、ゴマ、ニンニクが入っており、奥行きのあるまろやかな辛さ。多彩な用途がありますが、炊きたてのご飯にのせるだけでも箸がとまらなくなります。
水と米に恵まれた大田原市の3つの酒蔵(菊の里酒造、天鷹酒造、渡邉酒造)の地酒も揃います。天鷹酒造のスパウトパックの純米酒「天鷹」140ml 440円は、2026年8月に登場したニューフェイスです。
「農産物直売館」には特産品や旬の野菜、果物が多彩にラインナップ
「農産物直売館」には地元の農家が丹精して育てたみずみずしい旬の野菜が並びます。特に夏はブランドスイカ「与一すいか」で売り場はいっぱい。白スイカ「白衣の天使のすいか」など珍しい品種にも出合えます。
大田原市は関東有数の米どころ。全国的に知られたコシヒカリやミルキークイーンはもちろん、宇都宮大学が開発した「ゆうだい21」は大粒でモチモチ感が強い注目品種です。
2026年9月からは、関東の道の駅で初の「お米の量り売り機」が10台導入されました。好みの量を買えるので、色々な品種を買って食べ比べを楽しむのもいいですね。
コクと甘味の「那須御養卵」、平飼いの「しゃんぐり卵(らん)」、黄味の色と味が濃い「いとしの黄味」など最高品質のブランド卵も豊富に揃います。
プリンやケーキ、サンドウィッチなど、ブランド卵を使った加工品も豊富で、入荷してもすぐ売り切れてしまう人気商品。色の濃さとコクが際立つ江連養鶏場(えづれようけいじょう)の「いとしの黄味やさしいプリン」300円、稲見商店の「那須御用卵」を使用した、やさしい味わいの「与一御用卵プリン」(360円)など、卵の特徴をそのまま楽しめるプリンはおすすめ。具がたっぷりでふわふわな「たっぷりたまごサンド」(300円)は一口食べれば幸せな気持ちになります。
大田原牛のメニューやこだわり手打ちそばが味わえる「レストラン 扇亭」
直売所に入荷する野菜をふんだんに使った料理を、カジュアルに楽しめる食事処です。那須与一にちなんだ「一矢必中そば」800円や、「手打ちそば【極】天もりセット」1500円など、そばメニューは店の看板メニュー。
地元のブランド牛「大田原牛」の旨味が贅沢に溶け込んだ「大田原牛超カレー」1500円も好評です。
テイクアウトコーナー「真扇」で地元農産物を使用した惣菜をゲット!
レストランに隣接する「真扇」には揚げたて惣菜や手作りのお弁当が揃います。ちなみに店名「真扇」の読み方は「しんせん」。那須与一の「扇」と「新鮮」を掛け合わせた遊び心が光るネーミングです。
生産者指定で入荷する大きくてやわらかい「アスパラフライ(季節限定)」1本300円や、特産のとうがらしを入れた「とうがらしコロッケ」1個200円はぜひ。
「大田原市那須与一伝承館」で那須与一の最強マインドに迫る
敷地の北端にあるのが、源平合戦の英雄・那須与一の武勇伝や、彼を育んだ那須地域の歴史を体感できる歴史ミュージアム「大田原市那須与一伝承館」です。
必見は大型スクリーンとハイテクロボットを融合させた「からくり人形劇」。琵琶法師人形の語りに合わせて、「扇の的」の一場面が再現されています。夕方の揺れる小舟の上に掲げられた扇の的を、敵味方が見つめる中で見事に射抜いた若武者・与一の本番強さに驚くとともに、扇の的を掲げた女官の鋼のメンタルぶりにも圧倒されます。昔の日本人はすごすぎる!
展示室では、那須家から寄託された古文書などを見ることができます。子ども向けのわかりやすいクイズ形式の解説板は、大人にもすっと理解できるありがたい工夫です。
日光や那須などの陰に隠れがちの大田原は、訪ねてみると関東有数の米どころであり、与一すいかや大田原牛など、おいしい食材にも恵まれた食の里でした。800年以上前の那須与一の物語を、今も大切にしている郷土愛にも感動。おいしくて勉強になる道の駅でした。
■道の駅 那須与一の郷(みちのえき なすのよいちのさと)
住所:栃木県大田原市南金丸1584-6
TEL:0287-23-8641(大田原市那須与一伝承館は0287-20-0220)
営業時間:9~17時(施設により異なる)※大田原市那須与一伝承館は9時30分~17時(最終入館16時30分)
定休日:12~3月第2週の月曜(祝日の場合は翌日)※大田原市那須与一伝承館は月曜(祝日の場合は翌平日)
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Text:松尾裕美
Photo:村岡栄治
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