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披露宴会場のテーブル

【2026年最新】結婚式のマナー案内|もう迷わない! 招待状の返信からご祝儀・服装まで

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結婚式に招待してもらったけれど、ご祝儀の金額や、どんな服装で行けばいいか迷っていませんか。この記事では、招待状の返信の仕方から当日の振る舞い、欠席する場合の対応、二次会まで、ゲストとして押さえたい結婚式のマナーをまとめて解説します。

Summary

結婚式のマナーの全体像|招待状が届いてから当日まで

風船とHappyWeddingの飾り

結婚式のマナーは、当日の振る舞いだけを指すものではありません。招待状が届いた時点から見送りまで、場面ごとに押さえるポイントが多くあります。

場面
押さえるポイント
招待状が届いたら
返信はがきの書き方と期限
出席を決めたら
ご祝儀の金額とご祝儀袋の準備
当日までに
服装と小物の選び方
当日
受付から見送りまでの振る舞い
出席できないとき
断り方とお祝いの伝え方

※表は左右にスクロールできます

個別のルールに迷ったときは、次の3点に立ち返ると判断しやすくなります。

  • 主役を立てる
  • 格式を合わせる
  • 時間に余裕をもつ

いずれも新郎新婦への配慮から生まれた考え方です。服装でも金額でも振る舞いでも、この3点から外れていなければ、大きな失礼にはなりにくいとされています。
※会場ごとの決まりや地域の慣習は異なる場合があるため、迷う場合は招待してくれた本人や会場に確認してください。

結婚式の招待状の返信マナー

招待状

招待状の返信は、結婚式のマナーのなかで最初に問われる場面。招待状の返信の書き方には決まった形式があり、期日までに正しく返すことが新郎新婦の準備を支えます。

  • 返信の期限
  • 表面(宛名)の書き方
  • 裏面(出欠)の書き方
  • 出席・欠席のメッセージ文例
  • 連名で届いた場合
  • Web招待状・LINEでの返信

それぞれ説明します。

返信の期限

出席の返信は、招待状が届いてから2~3日以内が目安とされています。遅くとも1週間以内には投函したいところです。

新郎新婦は、ゲストの返事が揃ってから席次や料理、引出物の数を決めていきます。返信が遅れるほど、その準備が後ろ倒しになることに。返信はがきには期日が書かれています。期日までに届けばマナー違反ではありませんが、早く返すほど、新郎新婦の負担は軽くなります。

事情があってすぐに決められない場合は、はがきを手元で保留にせず、いつ頃返事ができるかを先に伝えておくと丁寧です。

表面(宛名)の書き方

返信はがきの表面は、宛名の敬称を書き直してから投函します。印刷されている「行」や「宛」をそのまま残して返すのは失礼にあたるとされています。「行」「宛」の文字は二重線で消します。縦書きなら縦の二重線、横書きなら横の二重線を、定規を当てて引きます。

消した文字の下、または左側に「様」と書き添えます。文字の大きさは元の宛名に揃えます。裏面に差出人欄がない場合は、表面の下部に自分の住所と氏名を記入します。

裏面(出欠)の書き方

裏面は、自分に向けられた敬語をすべて消してから記入します。「御出席」「御住所」「御芳名」に含まれる「御」や「御芳」は、二重線で消すのが基本です。

出席する場合は「御出席」の「御」を消し、「出席」を丸で囲みます。「出席」の前に「慶んで」、後ろに「させていただきます」と書き添えると、より丁寧な形になります。あわせて「御欠席」は行ごと二重線で消します。

使うペンは黒の万年筆や筆ペンが基本。薄墨やグレーのペンは弔事で用いる色とされているため、慶事では避けるようにしてください。

出席・欠席のメッセージ文例

返信はがきの余白には、お祝いのメッセージを添えます。空欄のまま返すよりも、一言あるほうが気持ちが伝わります。

慶事のメッセージでは、区切りを連想させる句読点を使わない書き方が選ばれています。読みにくくなる場合は、改行や空白で間を取ります。出席の文例は「ご結婚おめでとうございます 喜んで出席させていただきます 当日を楽しみにしています」といった形です。

欠席の文例は「ご結婚おめでとうございます やむを得ない事情により欠席させていただきます おふたりの幸せを心よりお祈りしています」となります。文面は数行にとどめ、余白に収まる長さでまとめます。

連名で届いた場合

招待状が連名で届いた場合は、返信も連名で返します。表面の宛名が「〇〇様 〇〇様」と並んでいるときは、それぞれの敬称を確認してから投函します。

全員が出席する場合は、裏面の氏名欄に人数分の名前を書きます。夫婦の場合は夫の名前を先に書き、続けて妻の名前を並べる形が一般的とされています。

一部だけ出席する場合は、出席する人の名前のみを記入します。あわせて余白に、誰が出席し誰が欠席するのかを一言添えると、新郎新婦が人数を把握しやすくなります。

子どもを連れて出席できるのは、招待状の宛名に子どもの名前が入っている場合です。名前がないときは、同伴してよいかを新郎新婦に確認してから返信します。同伴が決まったら、返信はがきに子どもの名前と年齢を書き添えます。席や食事の準備に必要な情報になります。

また、出席者にアレルギーがある人がいる場合は、誰に何のアレルギーがあるとわかりやすく書きましょう。妊娠中やケガなどで食べられない食材がある場合も伝えておくと安心です。

Web招待状・LINEでの返信

Web招待状は、届いたフォームから期日までに回答します。入力項目に沿って進める形式が多く、はがきのような書き換えは必要ありません。回答後は、送信完了の画面や通知を確認します。

LINEなどのメッセージアプリで招待された場合も、既読のままにせず文章で返します。「招待ありがとう 喜んで出席します」といった短い文面で問題ありません。

ただし、返信はがきやWebフォームが別に用意されている場合は、そちらが正式な回答にあたります。メッセージで先に伝えたあとも、指定された方法で改めて回答します。

結婚式のご祝儀マナー

ご祝儀袋

結婚式のご祝儀は、金額の決め方だけでなく、袋の選び方や渡し方にも作法があります。関係性に応じた目安を知っておくと、包む金額で迷いにくくなります。

  • 関係性別の金額相場
  • 避けたい金額
  • 2万円を包む場合の考え方
  • ご祝儀袋の選び方
  • 表書きと中袋の書き方
  • 当日の渡し方

それぞれ見ていきます。

関係性別の金額相場

ご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性によって変わります。友人として招かれた場合は3万円が目安とされています。

相手
金額の目安
友人・同僚
3万円
上司・部下
3~5万円
兄弟姉妹・いとこ・姪や甥
3~10万円
夫婦2人で出席
5万円

※表は左右にスクロールできます

3万円が目安とされる背景には、費用の考え方があります。新郎新婦は料理や飲み物、引出物の費用を負担するため、その分にお祝いの気持ちを上乗せした金額が基準になるという説明が一般的です。

親族の幅が広いのは、続柄によって開きが出るため。兄弟姉妹は高め、いとこや姪・甥は控えめになる傾向があります。地域や家ごとの取り決めが残る場合もあるので、判断がつかないときは、親や年長の親族に確認します。

挙式のみに参列する場合や会費制の場合は、披露宴の費用が含まれないため、金額の考え方そのものが変わります。

避けたい金額

ご祝儀では、2で割り切れる偶数の金額が避けられています。割り切れる数字が別れを連想させるためとされています。4万円と9万円も避ける金額です。4は死、9は苦を思わせることから、慶事では用いない考え方が根づいています。

ただし2万円と8万円は、例外として扱われる場合があります。8万円が例外とされるのは、8が末広がりの意味をもつためです。

相場から大きく上振れした金額にも配慮が必要。高すぎる金額は、新郎新婦が内祝いの用意に悩む原因になることがあります。

2万円を包む場合の考え方

2万円は偶数にあたりますが、近年は選ばれる場面もあります。学生や社会人になって間もない世代が包むケースがあるとされています。

2万円を包む場合は、1万円札1枚と5千円札2枚を合わせ、枚数を3枚にする方法があります。枚数を奇数にすることで、割り切れる印象を和らげる考え方です。

2という数字をペアの意味でとらえ、夫婦になるふたりへの祝いとして肯定的に受け止める見方も広がっています。一方で、年配の親族や格式を重んじる家では受け止め方が異なる場合があります。判断に迷う場面では、3万円に揃えるほうが無難です。

ご祝儀袋の選び方

ご祝儀袋は、水引が「結び切り」または「あわじ結び」のものを選びます。一度結ぶとほどけない形が、繰り返さないお祝いにふさわしいとされているためです。

蝶結びの水引は何度でも結び直せるため、出産祝いなど繰り返してよいお祝いに使われます。結婚祝いには用いません。
袋の格は、包む金額に見合わせます。3万円程度なら装飾が控えめなもの、5万円以上なら和紙や飾りに厚みのあるものが選ばれています。袋だけが華やかで中身が伴わないと、ちぐはぐな印象になります。対応する金額が表示されている商品もあるので、購入する際に確認してみて。

表書きと中袋の書き方

表書きは、上段に「寿」または「御結婚御祝」と書きます。市販のご祝儀袋には、あらかじめ印刷されているものもあります。

下段には自分の氏名をフルネームで書きます。連名の場合は右から目上の順に並べ、夫婦であれば夫の氏名を書き、その左に妻の名前だけを添える形が一般的です。

中袋の表には金額を書きます。「金参萬円」のように旧字体の漢数字を用いる形式が使われています。裏面には住所と氏名を書き、新郎新婦が後から確認しやすい状態にします。

包むお札は新札を用意します。肖像が表側の上に来るよう、向きを揃えて入れます。

当日の渡し方

ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。バッグに直接入れると角や折り目が傷みます。袱紗の色は、赤やえんじ、オレンジなどの暖色系が慶事向けとされています。紫は慶事と弔事のどちらにも使えます。

受付では袱紗から取り出し、表書きが相手から読める向きにして両手で差し出します。受付が友人や親族の場合は「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を添えてから渡します。

結婚式の服装マナー【女性ゲスト】

パーティードレス

女性ゲストの服装は、花嫁と重ならないことと、露出を抑えることが基本です。この2点を土台に、アイテムごとの決まりを確認します。

  • ドレス
  • 羽織り物
  • バッグ
  • 靴と足元
  • アクセサリー
  • ヘアスタイル

それぞれ説明します。

ドレス

ドレスはひざが隠れる丈を基本に選びます。ふくらはぎまでのミモレ丈や、足首までのロング丈もOK。

項目
避けたい例
選びたい例
白・オフホワイト・ごく淡いベージュ
ネイビー・ボルドー・グレーがかった淡い色
柄・素材
アニマル柄・ワニやヘビの皮に似せた模様・毛の抜けやすいファー
無地・織り柄・レース
露出
胸元や背中の大きな開き、ミニ丈
肩や胸元を覆う形

※表は左右にスクロールできます

色は白とその周辺の色を避けます。オフホワイトやごく淡いベージュは、会場の照明や写真の写り方によって白く見える場合があるためです。

黒いドレス自体は問題ありません。ただし靴やバッグ、アクセサリーまで黒で揃えると喪服に近い印象になるため、小物で明るさを足します。

20~30代は明るい色や華やかなデザイン、40代以降は落ち着いた色と上質な素材が選ばれる傾向があります。年代で決まりがあるわけではないため、会場の格に合っているかを基準にします。

羽織り物

の挙式では、肩や二の腕を出さない装いが基本。ノースリーブのドレスを着る場合は、羽織り物を用意すると安心。夕方から夜の披露宴では、肩を出すドレスも選べます。挙式にも参列する場合は、式のあいだだけ羽織る形にすると着替えずに済みます。

定番は、丈の短い上着のボレロと、肩に掛けるショールです。素材はレースやシフォンなど、軽く透け感のあるものが選ばれています。カーディガンやデニムジャケットは、普段着の印象が強いため避けられています。

冬に着るコートは、毛の抜けやすいファー素材を避けます。殺生を連想させることや、料理や周囲の衣装に毛が付く場合があるためです。

バッグ

パーティーバッグは、手に持てる小ぶりなサイズが基本。披露宴では席のそばに置くため、大きすぎないものが向いています。

素材は布地や光沢のあるもの、ビーズの装飾があるものが定番です。革のバッグは避ける考え方もありますが、光沢のある上質なものであれば問題ないとする見方もあります。ワニやヘビの皮に似せた模様やアニマル柄は、殺生を連想させるとして選びません。

荷物が入りきらない場合は、布製のサブバッグを用意します。紙袋をそのままもつのは、カジュアルな印象になるため控えます。大きい荷物などは持ち込まずにクロークに預けるのがマナーです。

靴と足元

靴はつま先とかかとが隠れるパンプスを選びます。素材はサテンやエナメルなど、光沢のあるものがフォーマルに向いています。つま先の開いたサンダルやミュール、ブーツは、正式な場にはふさわしくないとされています。

ヒールの高さに明確な決まりはありません。歩きやすさを優先して選んで問題ありませんが、ヒールのないフラットな靴はカジュアルな印象になります。

ストッキングは肌色を選びます。素足は正装にあたらず、黒いタイツは弔事を思わせるため避けられています。

アクセサリー

アクセサリーはパールが定番。昼の式では輝きの強い石は控え、夕方16 ~17時以降の式では光沢のあるものも合わせやすくなります。

黒いドレスに合わせる場合は、ゴールドやパールで明るさを足します。二連や三連のパールには、不幸が重なると捉える見方と、お祝いが重なると捉える見方があります。どちらも結婚式で使われていて、好みで選んで問題ありません。またパールは真円が一般的で、淡水パールのような歪んだ形のものは避けるのが無難。大ぶりで存在感の強いものは、花嫁の装いより目立つ場合があるため控えます。

ヘアスタイル

髪はまとめると清潔感が出ます。後ろで結ぶかまとめるかして、顔まわりがすっきりする形が基本です。長い髪を下ろしたままにすると、食事のときに邪魔になります。上半分だけを結ぶ形でも問題ありません。

髪留めは、パールや小さな飾りが付いたピンやクリップを合わせます。シュシュは普段着の印象が強いため避けられています。生花の髪飾りは、花嫁の装いと重なる場合があります。心配な場合は造花や布製のものを選びます。ティアラやベールなど、花嫁が身に着けるものは合わせません。

結婚式の服装マナー【男性ゲスト】

結婚式の服装 男性
男性ゲストの服装は、スーツの色と小物の合わせ方で決まります。白に近い色と、弔事を思わせる組み合わせを避ければ大きく外れることはありません。
  • スーツ
  • シャツとネクタイ
  • 靴と小物
それぞれ見ていきます。

スーツ

一般のゲストが着るのは、冠婚葬祭用の黒い礼服か、濃紺やチャコールグレーのスーツ。どちらを選んでも問題ありません。避けるのは黒いスーツそのものではなく、黒いネクタイや黒いシャツを合わせた弔事を思わせる組み合わせ。黒を着る場合は、シャツを白、ネクタイを明るい色にします。

白や明るいグレー、明るいベージュのスーツは避けます。白に近い色は花婿の装いと重なるためです。

仕事用のスーツを流用する場合は、光沢の強い生地やはっきりした柄を選びません。無地か、遠目には無地に見える程度の織り柄が基本です。

シャツとネクタイ

シャツは白の無地が基本で、襟は標準的な開き方のものを選びます。襟の先がボタンで留まるシャツ(ボタンダウンシャツ)は、カジュアルな装いにあたります。色や柄の入ったシャツも格式の高い会場では避けます。

ネクタイは白、シルバー、淡いパステルカラーが定番。光沢のある素材が慶事に向いています。黒のネクタイは弔事で使う色のため着けません。ネクタイなしの装いも、正式な場ではふさわしくないとされています。

靴と小物

靴は黒の革靴を選びます。つま先に横一文字の縫い目が入り、靴ひもを通す部分が甲に縫い込まれた形が、最も格式が高いとされています。かかとを踏まずに履けるローファーや、起毛した革の靴、スニーカーは避けます。金具の付いたデザインもフォーマルには向きません。

靴下は黒が基本。濃紺のスーツに合わせる場合は濃紺を選ぶこともあります。座ったときに肌が見えない長さにし、白い靴下は合わせません。

ポケットチーフは白を胸ポケットに挿します。ベルトの色は靴と揃えます。

結婚式当日のマナー

披露宴会場

当日は、会場に着いてから見送りまでの流れがおおよそ決まっています。順番を知っておけば、その場で迷わずに動けます。

  • 持ち物とクローク
  • 受付
  • 挙式中の振る舞い
  • 披露宴での過ごし方
  • 食事の作法

それぞれ順番に見ていきます。

持ち物とクローク

持ち物は前日までに準備しておくと安心。当日に用意しようとすると、ご祝儀袋や袱紗の買い忘れ等に気づけません。

持ち物
用途
ご祝儀袋
受付で渡す
袱紗
ご祝儀袋を包む
パーティーバッグ
式場内に持ち込む
サブバッグ
入りきらない荷物を入れる
ハンカチ
挙式や余興で涙が出たとき
替えのストッキング
伝線に備える

※表は左右にスクロールできます

会場に着いたら、コートと大きな荷物はクロークに預けます。コートは建物に入る前に脱ぐのが丁寧とされています。貴重品と式の際に使うものは、預けずに手元へ残します。預けた荷物を式の途中で取り出す場合は、クロークに申し出ます。

受付

クロークに荷物を預けたあと、受付に向かいます。受付が新郎側と新婦側で分かれている場合は、招待してくれた側の列に並びます。

順番が来たら、新郎新婦との関係と自分の名前を伝えます。「新婦の友人の〇〇です」と続けると、受付係が名簿を確認しやすくなります。

ご祝儀を渡したあとは、芳名帳に住所と氏名を記入します。ゲストカードを事前に書いて持参した場合は、その場で渡します。席次表を受け取り、控室や会場の場所を確認します。会場によっては、引出物の引換券を渡される場合もあります。

挙式中の振る舞い

挙式が始まる前に、携帯電話の音を消します。式の途中で音が鳴ると進行を妨げるためです。挙式中は、新郎新婦と式を進める人の声だけが響く場面が続くため、できるだけ私語は控えましょう。

起立や着席、賛美歌を歌う場面などは、司会や式次第の案内に従います。宗教や式の形式によって流れは変わります。写真撮影の可否も会場によって異なります。挙式前の案内で確認し、許可がない場合は撮りません。

披露宴での過ごし方

席は席次表で決められています。指定された席に座り、自分の判断で移動しません。同じテーブルのゲストには、新郎新婦との関係を伝えてあいさつをします。初対面の人が同席する場面も多くあります。

新郎新婦へのあいさつは、両家の親族や主賓が済ませたあとにします。歓談の時間に、新郎新婦が各テーブルを回る場合もあります。

お開きのあとは、出口で新郎新婦と両親が見送ります。列に並び、短くお祝いの言葉を伝えて会場を出ます。

食事の作法

乾杯ではグラスを目の高さに上げます。グラス同士をぶつけると、薄いグラスは割れる場合があるので注意。

ナプキンは、乾杯が済んだころに膝の上へ置きます。二つ折りにして、折り目を手前に向けます。席を立つときは、ナプキンを軽くたたんで椅子の上に置くか、背もたれに掛けます。テーブルの上に置くと、食事を終えた合図として受け取られます。

ナイフとフォークは外側から順に使います。食事の途中は皿の上でハの字に置き、食べ終えたら柄をそろえて皿の右斜め下に寄せます。洋食の細かな作法は、これだけ知っておけば安心! フランス料理の基本マナーでも紹介しています。

結婚式でやってはいけないNGマナー

祝いの席には、避けるべき振る舞いがあります。悪気がなくても、新郎新婦に負担をかける行動です。

  • 遅刻
  • 無断の途中退席
  • 忌み言葉・重ね言葉
  • 悪ふざけの余興
  • SNSへの無断投稿

それぞれ見ていきます。

遅刻

遅刻は、進行と席の案内に直接影響するNG行動です。挙式や披露宴が始まる30分前を目安に到着し、受付は遅くとも開始10分前までに済ませます。当日に美容室へ寄る場合や雨の日は、さらに時間を見込みます。

やむを得ない理由がある場合には、遅れるとわかった時点で会場に電話をします。新郎新婦は支度の最中で、直接連絡を取れないことがあるためです。

挙式が始まると受付は閉じられます。到着後は自分の判断で入場せず、係員の案内を待ちます。

無断の途中退席

黙って途中で帰るのはNGです。退席する予定は、当日より前に新郎新婦へ伝えます。席を立つ時間帯にも配慮します。乾杯の前後、主賓のあいさつ、ケーキ入刀などの演出中は避けた方がいいでしょう。

忌み言葉・重ね言葉

別れや終わりを連想させる言葉は、スピーチやメッセージで使いません。同じ音を繰り返す重ね言葉も、再婚を連想させるとして避けられています。

避けたい言葉
言い換え
別れる
新しい道へ進む
切れる
ご縁が続く
終わる
お開きにする
帰る
失礼する
重ね重ね
加えて
たびたび
よく
ますます
いっそう

※表は左右にスクロールできます

「ますます」のように前向きな意味で使われる言葉は、必ず避けるべきものとは限りません。気になる場合に言い換えます。言葉では気づきにくいため、原稿やメッセージは書いたあとに読み返します。

悪ふざけの余興

余興で新郎新婦の恋愛歴や失敗談を扱うのはNGです。親族や職場の人が同席する場では、受け止め方が分かれます。内輪だけで通じる話も控えます。会場には、新郎新婦と面識のないゲストも座っているため配慮が必要です。

SNSへの無断投稿

式の写真を断りなくSNSに投稿するのはNG。新郎新婦とほかのゲストに確認してから投稿します。会場が撮影や投稿を制限している場合は、その案内に従います。投稿は式が終わったあとにします。

立場別の結婚式マナー

披露宴会場のテーブル

同じゲストでも、立場によって求められる装いや当日の動きは変わります。

  • 親族
  • 友人
  • 職場関係

それぞれ見ていきます。

親族

親族の装いと当日の動きは、新郎新婦との血縁の近さで決まります。両親がもっとも格の高い装いを選び、近い順に格を下げます。

立場
装いの目安
当日の動き
両親
もっとも格の高い礼服
母親は黒留袖が定番
開始前からゲストを迎え、見送りにも立つ
兄弟姉妹
両親に次ぐ格
既婚の女性は色留袖、未婚の女性は振袖も選ばれる
受付や親族紹介の場面で前に出ることがある
おじ・おば
準礼装
女性は色留袖や落ち着いたドレス
一般のゲストと同じ流れで参列する
いとこ
準礼装から略礼装
男性は濃紺や濃いグレーのスーツ
一般のゲストと同じ
学齢期の子ども
制服があれば制服
一般のゲストと同じ

※表は左右にスクロールできます

迎える側として動くのは、両親と兄弟姉妹が中心とされています。おじ・おばやいとこは、一般のゲストと同じ振る舞いで問題ありません。
装いの格は両家で揃えます。新郎側が和装で新婦側が洋装という組み合わせでも、格が同等であれば問題ないとされています。両親より格上の装いにはしません。細かな決まりは家ごとに異なるため、事前に親や年長の親族に確認します。

友人

友人は、会場を華やかにする立場。明るい色や華やかなデザインの服装を選んで問題ありません。新郎新婦とゆっくり話せる時間は限られます。あいさつは短くまとめ、写真は歓談の時間に合わせて頼みます。

同じテーブルには、学生時代や職場など異なる関係のゲストが同席することもあります。共通の知人の話だけで盛り上がらないよう配慮します。

職場関係

職場の関係者として招かれた場合は、落ち着いた装いを選びます。上司や取引先が同席する場では、華美な色や装飾を控えます。上司が主賓としてあいさつをする場面では、同僚は主賓より目立つ振る舞いを避けます。

頼まれごとの結婚式マナー

ご祝儀を渡す手

受付やスピーチを頼まれた人は、招かれたゲストであると同時に、新郎新婦を支える側に立ちます。

  • 受付係
  • スピーチ
  • 余興

それぞれ見ていきます。

受付係

受付係は、新郎新婦の代理としてゲストを迎える立場。あいさつは自分から先に述べます。

受付係も、一人のゲストとしてご祝儀を包みます。ただし受付に立つと自分の分を自分で受け取る形になるため、受付が始まる前に渡しておきます。渡す相手は、一緒に担当する受付係か新郎新婦の家族です。預かったご祝儀は受付台から離しません。受付が終わるまで、担当者以外が触れない状態にします。

受付に立つあいだは、私語や飲食を控えます。集合時間も一般のゲストより早く指定されるため、遅れると受付そのものが始められません。

スピーチ

スピーチの相手は新郎新婦だけではありません。会場全体に届く声で、両家へのお祝いの言葉から始めるのが基本です。長さは3分程度が目安とされています。原稿は声に出して読み、時間内に収まるか確かめておく必要があります。

原稿を手元に持って読んでも、失礼にはあたりません。暗記にこだわるより、落ち着いた話し方のほうが気持ちは伝わります。

余興

余興の主役は、あくまで新郎新婦。盛り上げる目的でも、ふたりの見せ場を奪う演出は避けます。持ち時間の目安は5分程度とされています。長引くとその後の進行に影響が出るため、事前に会場の担当者への確認が必要です。

サプライズを仕掛ける場合も、会場の担当者にだけは伝えておきます。音響や照明の準備が間に合わなければ、演出そのものが成立しません。

結婚式二次会のマナー

二次会は披露宴より打ち解けた場ですが、新郎新婦を祝う会であることに変わりはありません。出欠の返事は、幹事が人数を確定できるよう期日までに返します。

  • 会費の渡し方
  • 二次会の服装

それぞれ見ていきます。

会費の渡し方

会費はご祝儀袋に入れず、受付でそのまま渡します。会費制の二次会では、ご祝儀を別に用意する必要もありません。
金額は事前に案内されることが多いので、お釣りが出ないよう、指定された額を揃えて持参します。

受付では会費を両手で差し出し、あわせて名前を伝えます。財布を探して列を止めないよう、会費は取り出しやすい場所に入れておきます。

二次会の服装

二次会の服装は、会場の格に合わせて選びます。ホテルやレストランならワンピースやスーツ、貸し切りのバーやカフェならやや砕けた装いでも問題ありません。披露宴から続けて参加する場合は、そのままの装いでOK。着替える場合も、白い服を避ける点は変わりません。

デニムやスニーカー、露出の多い服は二次会でも避けられています。会場の雰囲気がわからないときは、幹事に服装の目安を確認します。

結婚式を欠席するときのマナー

欠席が決まったら、返信はがきを出す前に電話やメッセージで直接伝えます。招待した側は、はがきが届くまで返事を待つことになるためです。

理由は詳しく述べません。仕事や身内の不幸が理由の場合でも、「やむを得ない事情で」とぼかすのが一般的とされています。祝いの席に、悲しいできごとを持ち込まないためです。

  • 欠席の時期とご祝儀
  • お祝いの贈り方

それぞれ見ていきます。

欠席の時期とご祝儀

欠席の場合にご祝儀として包む金額は、欠席を伝えた時期によって変わります。日が近づくほど料理や引出物の手配が進み、キャンセルできない費用が増えるためです。

欠席が決まった時期
ご祝儀の目安
招待を受けた時点で断る
1万円程度、または同額程度の品物
出席と返事をしたあと、1カ月以上前
予定していた金額の3分の1から半額程度
1週間前から当日
出席する場合と同額

※表は左右にスクロールできます

当日急な欠席となる場合、連絡は新郎新婦ではなく、会場にします。当日は支度や進行の最中で、本人が電話を取れないことが多いためです。万一当日に欠席となった場合は、後日改めて連絡を入れます。式が落ち着いたころに、お詫びとお祝いを伝えます。

お祝いの贈り方

欠席が早い段階で決まった場合は、ご祝儀を式の1週間前までに手渡しします。会えない相手には、現金書留で送る方法もあります。

品物を贈る場合は、新生活で使えるものを選びます。食器やグラスは定番の贈り物で、割れ物を避ける慣習は薄れています。

刃物は「縁を切る」に結びつけられてきましたが、新生活を切り開くものと受け止める見方もあります。本人から希望があれば贈って問題ありません。慣習を重んじる相手かどうかは、事前のやり取りで確かめておきます。

式の当日に祝電を送る方法もあります。披露宴で読み上げられる場合があるため、前日までに会場へ届くよう手配します。

まとめ|結婚式のマナーは「祝う気持ち」を形にすること

結婚式のマナーは、覚えた数で決まるものではありません。新郎新婦とほかのゲストが気持ちよく過ごせるかどうかが、すべての判断の基準になります。

ご祝儀の相場や親族の作法には、地域や家ごとの慣習が残ることも。同じ場面でも正解がひとつに定まらないため、判断がつかないときは招待してくれた本人や年長の親族に確認しましょう。

準備の段階で迷ったことは、当日では間に合わないことも。返信はがきを出す前、服を選ぶ前、ご祝儀を包む前に、ひとつずつ確かめておくと安心です。


Photo:pixta

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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