【那須ランチ】瑞穂蔵|かまど炊きご飯と郷土料理が人気の古民家店|栃木
栃木県の那須町にある「瑞穂蔵(みずほくら)」は、栃木県産コシヒカリの釜炊きご飯と地場の野菜や肉を使った手作りの和食が味わえる人気の食事処です。古民家を利用した建物の郷愁漂うたたずまいは、非日常感たっぷり。この記事では、実際に「瑞穂蔵」を訪れてわかった人気の秘密やおすすめメニュー、楽しみ方などをお教えします。
「瑞穂蔵」とは?日本伝統の食と出会う場

「瑞穂蔵」とは、お釜で炊いたご飯と地産地消食材にこだわった和食店です。まず目を引くのは、大きな屋根をいただくどっしりとした構えの建物。栃木県市貝町にあった築約130年の酒蔵を移築したものだそうです。

駐車場に面して立つ風格ある門にもご注目。江戸時代に下野国那須郡(現在の栃木県大田原市)を治めていた黒羽藩の藩主宅にあったものを移築したとのこと。「日本古来の伝統家屋で食事をしてもらいたい」という店主の思いがうかがえます。

店内に入ると、木の温もりあふれる空間が広がり、一角には囲炉裏も設けられています。座席のイスは普通よりも座面の低いものが使われていて、お年寄りの方にも配慮。繊細な心配りが感じられます。
「瑞穂蔵」の田舎料理が人気のワケ

どこか懐かしさを感じる田舎料理が評判の「瑞穂蔵」ですが、人気の理由は大きく3つあります。
・お釜で炊く那須産コシヒカリのご飯
・地産地消の新鮮な野菜と肉
・添加物を使わない手作りの味噌
お膳にのる看板料理の一つ「茄子の揚げ浸し」に使われるナスをはじめ、野菜はすべて地元産。「那須豚」や「那須鶏」、栃木県産牛が味わえるランチメニューも用意されています。

そしてなんといっても「瑞穂蔵」の主役はご飯!お米は那須牛の牛ふん堆肥や麦わらなどの有機肥料で栽培したコシヒカリを用い、いずれも那須地域の契約農家から直接仕入れています。那須の冷涼な気候や清らかな水もおいしいお米が育つ理由の一つです。

この上質なコシヒカリを、「瑞穂蔵」では伝統的な羽釜と薪を使って炊いています。電気炊飯器よりも火力の強いかまどで一気に沸騰させることで、お米の一粒一粒に均一に熱が伝わり、ふっくら食感に。甘みも最大限に引き出され、炊き上がりの香りも全然違います。
「瑞穂蔵」のおすすめメニューはコレ!
食事メニューのおすすめは、まず一番人気の「田舎膳」。釜炊きご飯を主役に、季節のお惣菜や豚汁、地元の野菜を使った漬物などの名脇役が揃った「瑞穂蔵」の定番ランチです。

お櫃に入れて運ばれる(2名から)ご飯は、木が水分を適度に保ってくれるため、お米のつぶ立ちが良いのがポイント。お釜で炊いたご飯ならではの「おこげ」も何とも香ばしく、食欲をそそります。

おこげを堪能した後は、栃木の高級ブランド卵「那須御養卵」を使った究極の卵かけご飯でもう一膳。放し飼いに近い環境で育てられた鶏の卵は強い甘みとコクが特徴です。ご飯にかければ、お米の甘みとの相乗効果で至福の味わいに・・・。

お膳の真ん中で存在感を放つのは「茄子の揚げ浸し」。丸ごと素揚げしてからだしでさっと煮たナスは、かじった瞬間ナスの風味とだし汁が口の中にじゅわ~っと広がります。

那須高原で育てられた「那須豚」をはじめ、豆腐、ネギ、ニンジンなど具だくさんの豚汁も絶品です。味噌は隣接する米屋の「瑞穂蔵」が手がけたもの。国産大豆、塩、米麹だけで作られていて、麹が生み出す自然な甘みが楽しめます。
食後のデザートには、那須高原りんどう湖ファミリー牧場の濃厚なジャージー牛乳で作る「みそプリン」がおすすめ。黒蜜のシロップとほんのり漂う味噌の香りが絶妙なハーモニーを醸し出しているオリジナルスイーツです。
「古き良き日本」を味わうなら「瑞穂蔵」へ

「瑞穂蔵」を訪れたなら、明治時代に建てられた建物にも注目してみましょう。太い梁が交錯する頑丈な骨組み、熱がこもらないように高くしてある天井は、造り酒屋の建物によく見られる特徴です。

庭に面した縁側も今ではあまり見られなくなった伝統的な日本家屋の様式です。羽釜と薪で炊くご飯に、130年前の歴史的な建物。「食」と「住」を通して古き良き日本の伝統にふれることができるのが、この「瑞穂蔵」の大きな魅力なのです。
待ち時間や混雑を徹底リサーチ

人気店だけあって11時の開店直後に店内の席が埋まってしまうことも珍しくありません。予約は受け付けていないので、平日であっても時間帯を問わず、30分から1時間は待つ覚悟が必要です。

ウェイティングリストに名前を書いたら、呼ばれるのを待つまでの間、店内に設けられた野菜の販売コーナーで時間をつぶすのも一案です。料理の揚げ浸しに使われているナスなど、地元で採れた新鮮な野菜が手に入りますよ。

待つのは嫌だなぁ・・・という方にはとっておきの裏ワザを。実は「瑞穂蔵」は、県内でいち早くファストパス制度を導入した店でもあります。店内に掲示されたQRコードをスマホで読み取り、1人500円のチケットを購入すると、並ぶことなく優先的に席へ案内してもらえますよ。
「瑞穂蔵」へのおすすめアクセス方法は?

公共交通機関を利用する場合は、JR那須塩原駅から関東自動車バスで38分、一軒茶屋バス停を降りれば徒歩約2分で到着です。ただし、バスは1時間に約1便と本数が少なく、車の方が圧倒的に便利。駐車場は50台収容可能で無料です。
ちなみに車で訪れる場合、食後のお楽しみもあります。なんと「瑞穂蔵」で食事をすると、車で15分ほどの場所にある北関東最大の遊園地「那須ハイランドパーク」の当日入園無料券がもらえます。アクセスしやすいのがうれしいですね。ぜひ、特典を利用してお得に遊びましょう。
まとめ
「瑞穂蔵」は「ごはんがおいしい」のはもちろん、日本の伝統文化を再発見することができます。魅力をギュッとまとめると、ポイントは次の3つです。
・お釜と薪で炊いたコシヒカリのご飯
・地元の食材を生かした昔ながらの惣菜
・築130年を超える伝統的日本家屋
那須ならではの味覚に舌鼓を打ち、のんびりと古民家でくつろげば、「日本に生まれてよかったなぁ」としみじみ感じられるはずです。
■瑞穂蔵(みずほくら)
住所:栃木県那須郡那須町湯本新林357-32
TEL:090-1967-1534
営業時間:11時~15時30分(15時LO)
定休日:水曜
Text&Photo:森本勝哉
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