湖畔の別荘でティータイム。この夏の避暑はヒーリング効果抜群の日光へ

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開放的な縁側に立つと、湖の深い青、山の鮮やかな緑、そして空のグラデーション。すべてがパーフェクトな絵画のような景色が見渡せます。ここは中禅寺湖の畔。イギリスの大使館別荘として使われていた建物が、120年の時を経て「英国大使館別荘記念公園」として復元され、2016年に公開されて以来、のんびりと絶景を楽しめるこのスポットに癒しを求める女子たちが足を運んでいます。

Summary

計算されたような癒しの空間

「旧英国大使館別荘」は、英国外交官として明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウ氏の別荘でした。この地の風景と涼しさがスコットランド地方にとても似ている、と中禅寺湖南岸に1896(明治29)年に山荘を建てたのが始まりです。

2階の縁側から見下ろす中禅寺湖。目を閉じて湖畔からの風を体いっぱいに受けると、新鮮な空気が取り込まれるのを感じます。そして聞こえてくるのは、小鳥たちのさえずり。計算し尽くされたかのようなヒーリング空間が、自然に体感できるのです。


本場のレシピで忠実に作ったスコーンが美味!

2階にある「TEA ROOM南4番CLASSIC」では、駐日英国大使館エグゼクティブ・シェフ直伝のレシピから作るオリジナルスコーンが人気です。オリジナルスコーンに紅茶(ヨークシャーティー、アールグレイ、ダージリン、ミルクティーから選択)が付いた「スコーンセット(1500円)」を注文。このティールームで現英国大使ご夫妻も味見をされ、お墨付きを得たスコーンなのだそう。

カフェを運営している日光ステーションホテルで仕込んだスコーン生地を持ち込み、館内で焼いた焼きたてを提供。サックサクのスコーンは、一つでもけっこうなボリュームです。

シーズンで変わるジャムはホテル自社農園のオリジナル。英国産のクロテッドクリームは、濃厚な牛乳を煮詰めて作ったもの。意外にもあっさりとしていて、口に入れるとさらりと溶けてスコーンとの相性が抜群です。ちなみにこの絵本に出てきそうな器は、160年もの歴史があるイギリスの老舗バーレイ社のもの。

駐日英国大使館から寄贈されたアンティーク家具が優雅な空間を作る店内にも、随所にこだわりが見られます。



英国の別荘にいるかのような優雅なひと時を

1階の資料室では、英国文化、なぜ日光が国際的な避暑地となったのかなど、日光とイギリスの歴史、日光をこよなく愛したアーネスト・サトウ氏の歴史を知る事ができます。

ツツジやシロヤシオが花を咲かせ、木々で緑のトンネルになっている遊歩道。バス停から門まで10分ほどですが、木漏れ日の中を歩くのが心地よく、いつの間にか入口の門に着いているという感覚です。

門に入るとまず見えるのは、館の土台となっている石積みの三段テラス。中禅寺湖を望む大きな舞台のよう。ここから見る湖も格別です。

増改築を繰り返しながら、120年ここに立ち続けていた旧大使館を復元。印象的な黒の外壁は戦後間もない頃からで、その当時から地域のシンボルになっています。

イギリスの香りがする優雅な設えも、美しい景色も、爽やかな風も、必ずや疲れた心身を癒してくれますよ。この夏の女子旅の第一候補です。





text:下西由紀子(3jags)


●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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